7月23日(金)・1日目フリー走行 サーキット:ホッケンハイムリンク 天候:晴れ 気温:34℃
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J.バトン
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第12戦ドイツGP初日午後のフリー走行は、気温30℃を超える夏日の下、トップ集団が僅差の走りを繰り広げた。その中でLucky Strike B・A・R Hondaは、ジェンソン・バトンが4番手、第3ドライバーのアンソニー・デビッドソンが6番手、佐藤琢磨が7番手タイムと、まずまずのスタートを切った。しかし、セッション後半にバトンのエンジンにトラブルが発生。エンジン交換をすることになったため、バトンは明日の予選結果より10番手下のポジションから、レースをスタートすることとなる。
初日のホッケンハイムの天候は晴れ、気温は午前中ですでに29℃に達した。湿度も高く、前戦イギリスGP時に比べると、かなり蒸し暑い。午前中に行われた1回目のフリー走行では、B・A・R Hondaの第3ドライバー、アンソニー・デビッドソンが1分15秒756のベストタイムで総合トップに立った。デビッドソンは周回数も32周と、トヨタのR・ゾンタに次ぐ多さだった。デビッドソンは、セッション終了間際にトランスミッショントラブルに見舞われる。コース脇に止まってしまったものの、午後のセッションには問題なく復帰した。午前中、バトンは8番手、ロングランを多くこなした佐藤は、16番手タイムだった。
午後も晴れ。午後2時の時点で、気温は32℃、路面温度は50℃に達した。午後のフリー走行が始まった直後に、デビッドソンがトップタイムをマーク。その後はロングランによるタイヤの評価テストを続け、セッションの最後はエンジンの油圧が低下したことから早めに走行を切り上げたものの、十分な周回を重ねた。佐藤はセッション開始直後は走行を控えていたものの、中盤近くに1分15秒657の2番手タイムを出す。バトンもコンマ1秒差で後に続き、B・A・R Hondaの3人が、トップ6内に入り、順調な仕上がりを見せた。
セッション後半に入って、マクラーレンのK・ライコネンが、昨年のポールタイムをコンマ1秒しのいでトップに立つ。しかしB・A・R Honda勢も負けてはいない。バトンが自己ベストの1分15秒379を出して3番手に。デビッドソンは5番手、佐藤は6番手と、依然としてB・A・R Hondaドライバーが、トップ6の半分を占めている。しかし、B・A・R Honda勢のなかでトップタイムを出したバトンは、チェッカー間際にエンジンにトラブルが発生。コース脇にマシンを止め、そのままセッションは終わりとなった。
最終的に午後のフリー走行は、トップタイムのM・シューマッハ(フェラーリ)から9番手のR・バリチェロ(同)までが、僅かコンマ7秒という僅差でタイムシートに並んだ。その中でB・A・R Hondaの3人のドライバーは、バトン4番手、デビッドソン6番手、佐藤7番手という結果となった。バトンのマシンはエンジンを交換することになったため、予選結果より10番手下のポジションから、決勝レースをスタートすることとなる。
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