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1日目
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決勝
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リザルト
  1 M.シューマッハ
  2 アロンソ
  3 バリチェロ
  5 バトン
  RT 佐藤琢磨
    リザルト一覧
ポイント
ドライバー
  1 M.シューマッハ 90
  2 バリチェロ 68
  3 バトン 48
  7 佐藤琢磨 14
  コンストラクター
  1 フェラーリ 158
  2 ルノー 79
  3 B・A・R Honda 62
    ポイント一覧
フランスGP決勝レースで、B・A・R Hondaのジェンソン・バトンが5位入賞

7月4日(日)・決勝
サーキット:マニクール・サーキット 天候:晴れ 気温:28℃

 フランスGP決勝レースで、Lucky Strike B・A・R Hondaのジェンソン・バトンが5位入賞。今季9回目となるポイント獲得を果たした。佐藤琢磨は1回目のピットイン直後の16周目に、エンジントラブルのためリタイアとなった。

 決勝レース当日の天候は晴れ。前日の予報通り、スタート時間が近づくにつれて、どんどん気温は上昇した。午後2時の時点で、上空は雲一つない快晴。気温は28℃、路面温度は43℃まで上がった。午後2時にレースはスタート。それほど波乱もなく、全20台が1コーナーへとなだれ込んで行く。B・A・R Hondaのバトンは、J・トゥルーリ(ルノー)に先行されたものの、D・クルサード(マクラーレン)を抜いて4番手をキープ。佐藤は1つ順位を落として、8番手だった。その後4周目には、フェラーリのR・バリチェロに先行を許し、9番手に後退する。

 11周目、2番手を走っていたM・シューマッハ(フェラーリ)を始め、トップ集団の4台が次々にピットイン。さらにそこから15周目までに、ほとんどのマシンが1回目のピット作業へと向かう。バトンも14周目、佐藤は15周目にピットインした。ところがコースに復帰した直後、佐藤のエンジンは、右バンクから白煙を吐き始める。そして180Rを立ち上がったあたりでコース脇にマシンを止め、エンジントラブルによるリタイアを喫してしまった。

 一方のバトンは、依然4番手で走行を続け、先行するトゥルーリを追う。30周目にバトンは2回目のピットイン。その後を追うように、各マシンが次々と2回目のピットイン作業を済ます。レース後半に入った40周目には、3番手を走行するトゥルーリとバトンの差は1.3秒にまで縮まった。しかし46周目には1.8秒と、なかなか背後に付くことができない。一方で5番手のバリチェロはすぐ後ろまで迫り、それを押さえながらの周回が続く。

 51周目に、バリチェロが最後のピットイン。その間にバトンはペースを上げ、後続の引き離しにかかり、そして52周目にピットイン。コースに復帰した時には、すぐ前に先行していた3番手のトゥルーリ、そしてバリチェロとはサイドバイサイド。そしてその直後にバトンはバリチェロに前に出られ、5位に後退してしまう。僅差で続く3台のマシンによる3番手争いだったが、その後もコンマ5秒前後の差で終始プレッシャーをかけるものの、なかなか前者を捕えることはできない。3番手を巡る争いは、最終ラップの最終コーナーまで続き、土壇場でトゥルーリを捕えたバリチェロが3位表彰台を獲得。バトンはそのまま5位でチェッカーとなった。優勝は、フェラーリのM・シューマッハだった。

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ジェンソン・バトン (5位)
「良い結果を期待していただけに、今日の結果はとても残念だよ。5位という結果には、満足できないね。僕らの作戦はうまくいったけれど、最後のピットストップでエンジンがアンチストールモードに入ってしまい、表彰台に上がれたチャンスを逃してしまったんだ。今日は3位表彰台のチャンスを逃したばかりか、琢磨にもトラブルが起きてしまい、ルノーとの得点差を縮めるため2台でポイントを取るべく一生懸命やってきただけに残念だよ。今回ルノーは本当に良い結果を出したよね。僕らも来週のホームレースに向けて、今日の問題を解決して行かないとね」

佐藤琢磨 (15周リタイア)
「インディで表彰台を獲得したあとですし、完走できなかったのはとても残念です。ラップタイムはとても僅差でしたし、皆結構速かったので、タフなレースでしたね。ピットストップを終えた直後に、エンジンパワーがなくなるのを感じました。メインストレートでトラブルが起きたと分かったんですが、どうしようもありませんでした。今回のトラブルは、少しばかり兆候がありましたから、今までとは違う原因のようです。次のレースまでにトラブルの対策を打つには、1週間しかありませんが、シルバーストーンは我々のチームにとって最も大事なレースの1つであるホームレースですから、頑張ります」

中本修平 エンジニアリング・ディレクター Honda Racing Development
「バトン、ヤルノ(トゥルーリ)、ルーベンス(バリチェロ)3選手による3位争いは、良いバトルでしたが、もちろん表彰台を逃したことはとても残念です。再び琢磨選手のエンジンにトラブルが起きてしまい、非常に悔しいです。今週全力で原因究明をはかり、シルバーストーンに向けて対策を講じます」

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順位 No. ドライバー チーム タイヤ タイム/差
1 1 M.シューマッハ フェラーリ B 1:30:18.133
2 8 F.アロンソ ルノー M +8.329
3 2 R.バリチェロ フェラーリ B +31.622
4 7 J.トゥルーリ ルノー M +32.082
5 9 ジェンソン・バトン B・A・R Honda M +32.484
6 5 D.クルサード マクラーレン M +35.520
7 6 K.ライコネン マクラーレン M +36.230
8 3 JP.モントーヤ ウィリアムズ M +43.419
9 14 M.ウェーバー ジャガー M +52.394
10 4 M.ジェネ ウィリアムズ M +58.166
11 15 C.クリエン ジャガー M +1lap
12 11 G.フィジケラ ザウバー B +1lap
13 12 F.マッサ ザウバー B +1lap
14 16 C.ダ・マッタ トヨタ M +1lap
15 17 O.パニス トヨタ M +2laps
16 18 N.ハイドフェルド ジョーダン B +2laps
17 19 G.パンターノ ジョーダン B +3laps
18 20 G.ブルーニ ミナルディ B +5laps
RT 21 Z.バウムガルトナー ミナルディ B +39laps
RT 10 佐藤琢磨 B・A・R Honda M +55laps
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