7月3日(土)・予選 サーキット:マニクール・サーキット 天候:晴れ時々曇り 気温:22℃
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J.バトン |
フランスGP2日目の予選で、Lucky Strike B・A・R Hondaのジェンソン・バトンが4番手、佐藤琢磨は7番手のグリッドを獲得。明日の決勝レースは、それぞれ2列目4列目からの出走となる。
前日のフランスGP初日は、時折降る雨に翻弄されたセッションとなった。2日目の天候は、前日同様に雲の多い空模様ながら、雨の降る心配はなさそうだ。しかし気温は低く、午前9時の時点で16℃。路面温度も18℃しかない。そのせいか、午前中のフリー走行では、フロントタイヤのグレーニング(ささくれ磨耗)症状の出ているマシンが、少なからず見られた。最後のフリー走行で最速タイムを記録したのは、ここフランスGPからニューマシンを投入したマクラーレンのK・ライコネン。しかしB・A・R Hondaのバトンも負けずに、100分の5秒差で2番手につける。佐藤もトップからコンマ2秒余りで後を追い、4番手のタイム。予選での上位グリッド獲得に向け、セットアップ作業も順調に進んだ。
どのチームも比較的軽い燃料で走る1回目の予選では、1分13秒台のタイムが続出した。トップは1分13秒377を出したJP・モントーヤ(ウィリアムズ)。バトンは、そこからコンマ3秒遅れの6番手。佐藤はコンマ7秒落ちの8番手だった。
午後2時からの2回目予選。この時点で気温は22℃、路面温度も35℃まで上昇したものの、依然として例年より低い状態が続いている。1回目予選をトラブルで走れなかったフェラーリのR・バリチェロが最初に出走する。B・A・R Honda勢は、佐藤が13番目にコースイン。1回目をしのぐハイペースでアタックを続け、最終区間は最速タイム。この時点でトップタイムを記録し、タイムシートの1番上に立った。
その2人あと、15番手で出走したバトンは、最初の区間こそ、僅かに佐藤に遅れを取ったものの、第2第3区間とペースを上げ、チームメイトを上回る1番手タイム。暫定ポールポジションを獲得する。その後にタイムアタックした、F・アロンソ(ルノー)、D・クルサード(マクラーレン)、M・シューマッハ(フェラーリ)らにトップタイムを書き換えられたものの、最終的にバトンは2列目グリッド、4番手を獲得。2番手から4番手のバトンまでの差が、それぞれ100分の1秒台を争う僅差なものとなった。佐藤は4列目、7番手グリッドを獲得。ポールポジションはルノーのF・アロンソだった。 |