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1日目
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決勝
ポイント
B・A・R Hondaの佐藤琢磨とジェンソン・バトンが2列目グリッドを独占

6月19日(土)・予選
サーキット:インディアナポリス・モータースピードウェイ 天候:晴れ 気温:23℃

佐藤琢磨
佐藤琢磨

 アメリカGP予選で、Lucky Strike B・A・R Hondaの佐藤琢磨が3番手、ジェンソン・バトンが4番グリッドを獲得。チーム初となる、2台揃って2列目グリッドから、明日の決勝レースに臨む。

 前夜のインディアナポリスは一時的に激しい雷雨に見舞われたが、2日目は朝から抜けるような青空が広がった。前戦カナダGPに続いて、通常より1時間早い午前8時からフリー走行は始まった。路面は完全に乾いているが、気温20℃、路面温度21℃と、初日よりはかなり低く、前日の蒸し暑さと比べ、過ごし易い陽気となった。

 前日午後のフリー走行セッションで多くの周回を重ねられなかった佐藤は、午前中に行われた3回目、4回目のフリー走行で積極的に周回を重ね、ドライバー全20人中最多の37周をこなした。4回目、最後のフリー走行では、バトンがトップタイムを記録。佐藤もコンマ2秒落ちで3番手に付け、2・4番手にフェラーリの2台が挟まる形となった。午後の予選も、B・A・R Hondaとフェラーリの2チームによって、フロントローを争う展開が予想された。

 午後も快晴だが、ストレートでは強い向かい風が吹いている。路面温度は、1回目予選の始まる正午の時点で45℃まで上昇。その最初の予選では、3番手でアタックしたバトンが午前中のベストとほぼ同じタイムを出して、フェラーリのR・バリチェロに次ぐ暫定2番手タイムを記録。そしてセッション半ばに出走した佐藤は、チームメイトをコンマ1秒しのぐ暫定2番手タイムを叩き出した。最終的に1回目予選のタイムは、佐藤が4番手、バトンは8番手。2番手のJP・モントーヤ(ウィリアムズ)から9番手のM・シューマッハ(フェラーリ)までの8人が、僅かコンマ3秒内に収まるという超接近戦になっている。

 午後1時からの2回目予選は、時折風速6メートル近い風が吹くコンディションの下で行なわれた。13番目に出走したバトンは、大きなミスもなくアタックを終え、1回目よりコンマ7秒遅いタイム。暫定ポールのM・シューマッハのコンマ4秒落ちで、暫定2番手に付けた。そして17番手、最終グループの2番目に出て行った佐藤は、最初の区間をほぼバトンと同じタイム。そして低速コーナーの続くインフィールドで、最速タイムを記録。最終区間でややタイムが伸びなかったものの、1分10秒601。M・シューマッハのコンマ2秒落ちで2番手につけた。最終的に、最後にアタックしたバリチェロが、M・シューマッハを上回るトップタイムを出し、今季初のポールポジションを獲得。佐藤は3番手、バトン4番手と、B・A・R Honda勢が2列目グリッドを独占。明日の決勝レースは2台揃って好ポジションからスタートすることとなった。

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佐藤琢磨 3番手 1分10秒601
佐藤琢磨
「明日のレースを3番グリッドからスタートできて、とても嬉しいです。今朝のフリー走行では良い感じでしたから、フェラーリの前に出ることができなくて残念です。でも今日は3番手になれましたし、B・A・R Hondaの2台が2列目グリッドを独占できたことは、チームにとって素晴らしいことです。今日は風が強かったですから、予選ラップではその影響が少しあったかもしれませんね。明日は最高の結果を出す良いチャンスだと思っています。明日の第1の目標はレースを完走することですが、最低でもスタートポジション以上の順位でフィニッシュしたいです。明日は初めての表彰台獲得を目指し、頑張ります」

ジェンソン・バトン 4番手 1分10秒820
J.バトン
「アタックを終えた時は少しも嬉しくなかったけれど、結果としての4位は、思っていたよりは良かったよ。琢磨は、1回目予選のアタックが僕よりも後だったので、路面コンディションが良くなっているから、僕よりもウイングを立てるセットアップで走ったんだ。 僕はそのセッティングを見習って、2回目アタックをしたんだけど、実際のところはそのセッティングはオーバーステアが強くて、失敗してしまったんだ。今にして思えば、いじらなければ良かったと思うよ。最初のアタックで3番目に走らなければいけないのは、マシンのバランスもまだ良く分からないし、とても難しいんだ。だから2回目のアタックのため、琢磨の1回目の走りから色々なことを参考にしたつもりだったのだけど、十分じゃなかったのか、オーバーステアになってしまった。だけど、2列目から一緒に走れるなんて、すごいことだと思うし、明日は良いレースができると思うよ」

中本修平 エンジニアリング・ディレクター Honda Racing Development
「予選の結果には満足しています。バトン選手、琢磨選手の2人とも、正確に仕事をこなした結果だと思います。明日は良いレースが期待できそうですね」
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順位 No. ドライバー チーム タイヤ タイム
1 2 R.バリチェロ フェラーリ B 1:10.223
2 1 M.シューマッハ フェラーリ B 1:10.400
3 10 佐藤琢磨 B・A・R Honda M 1:10.601
4 9 ジェンソン・バトン B・A・R Honda M 1:10.820
5 3 JP.モントーヤ ウィリアムズ M 1:11.062
6 4 R.シューマッハ ウィリアムズ M 1:11.106
7 6 K.ライコネン マクラーレン M 1:11.137
8 17 O.パニス トヨタ M 1:11.167
9 8 F.アロンソ ルノー M 1:11.185
10 14 M.ウェーバー ジャガー M 1:11.286
11 16 C.ダ・マッタ トヨタ M 1:11.691
12 5 D.クルサード マクラーレン M 1:12.026
13 15 C.クリエン ジャガー M 1:12.170
14 11 G.フィジケラ ザウバー B 1:12.470
15 12 F.マッサ ザウバー B 1:12.721
16 18 N.ハイドフェルド ジョーダン B 1:13.147
17 19 G.パンターノ ジョーダン B 1:13.375
18 20 G.ブルーニ ミナルディ B 1:14.010
19 21 Z.バウムガルトナー ミナルディ B 1:14.812
20 7 J.トゥルーリ ルノー M -
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