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第6戦 モナコGP
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モナコ Round 6
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B・A・R Hondaのジェンソン・バトンが2番グリッド、フロントローを獲得

5月22日(土)・予選
サーキット:モンテカルロ市街地 天候:晴れ 気温:22℃

J.バトン
J.バトン

 モナコGP2日目の予選で、Lucky Strike B・A・R Hondaのジェンソン・バトンが今シーズン2度目のフロントロー、同GPでのチーム及び自己最上位となる2番グリッドを獲得。本人そしてチームにとってモナコ最上位ポジションからスタートすることとなった。佐藤琢磨は第1区間を最速のペースで走りながら、トンネル出口で痛恨のタイムロスを喫したこともあり、7番グリッドから明日の決勝レースに臨むこととなった。

 モナコGP2日目、午前中に行われた2回目のフリー走行で、ニュータイヤを履いた佐藤が1分14秒020というタイムを叩き出した。昨年のポールタイムを1秒2以上しのぐ速さで、その時点で総合3番手タイム。しかもトップのM・シューマッハ(フェラーリ)との差は、僅か1000分の6秒。2番手J・トゥルーリ(ルノー)とは、1000分の4秒差という超接近戦。バトンは第2区間でタイムロスしたこともあり、ベストタイムはコンマ6秒落ちの6番手だったが、午後の予選では2人揃っての上位グリッド進出が期待された。

 午後も快晴。気温は22℃と依然として低めながら、路面温度は44℃まで上がった。午前中より20℃近くも高く、マシン挙動に与える影響は少なくなさそうだ。前戦5位入賞の佐藤が、開始10分後に1回目のアタックに出て行く。最初の区間でトップタイム、その後もミスなくまとめて、総合7番手とまずまずのスタートを切った。続いて8番手で出て行ったバトンは、中盤まで佐藤とほぼ同じペース。そして最終区間で最速タイムを叩き出して、1分14秒799。総合4番手のタイムを記録した。

 午後2時からの2回目予選は、1回目の予選結果の逆順に出走する。佐藤は14番手。佐藤よりも前にアタックを終えたドライバーの中では、ルノーのJ・トゥルーリが1分13秒台に入る驚異的なタイムで、暫定ポールポジションに付けている。一方フェラーリ勢は1分14秒台中盤のタイムで、午前中のフリー走行での走りができれば、佐藤がその前に行ける可能性は十分にあった。

 佐藤はセッション開始後30分過ぎにアタックを開始した。最初の区間で最速タイムをマークし、ポールポジション獲得への期待が高まる。しかしトンネル出口のフルブレーキングでタイヤをロックさせてしまい、ここでコンマ5秒程度の遅れを取る。最終区間も速かっただけに、実に残念なタイムロスだった。とは言え1分14秒827で、暫定4番手タイム。

 そしてセッション終盤、17番手出走のバトンが出て行く。最初の区間は佐藤に僅かコンマ1秒の遅れ。しかし中盤もミスを犯さず、最終区間も無難にまとめて、1分14秒396の暫定2番手タイムを記録。最後に出走のR・シューマッハ(ウィリアムズ)は、バトンを上回る2番手タイムを記録したものの、初日のフリー走行でエンジントラブルが発生。エンジンを交換したため、決勝レースのグリッドは10番手後退することが決まっており、バトンの2番グリッドからのスタートが決定した。バトンは今シーズン2度目のフロントロー獲得となり、本人そしてチームにとってモナコ最上位ポジションからスタートすることとなった。最終的に予選を8番手タイムで終えた佐藤も、R・シューマッハがグリッドポジションを下げることで、ポジションアップ。7番グリッドから明日の決勝レースに臨む。ポールポジションは、J・トゥルーリ。デビュー以来119戦目での初ポール獲得となった。

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ジェンソン・バトン 2番手(予選タイム3番手) 1分14秒396
J.バトン
「モナコGPをフロントローからスタートできるなんて最高だね。このレースは誰もが良い成績を収めたいと思うんだけれど、表彰台に立つには、ましてや優勝するには最前列を確保し、ライバル達よりも前にいることが必要なんだ。ひとまずマイケルよりは前に出ることができたけれども、これまでのところ、とても堅実に見える2台のルノーに、はさまれた形になってしまった。ここでは速いだろうと思っていたけれども、今朝はちょっとセットアップにてこずったんだ。幸いなことに予選までには上手くまとめることができ、随分良くなった。それでもまだ、第2セクターはベストとは言えなかったけどね。総じて言えば今日の結果には満足しているよ。ここは大好きだし、明日はきっと良い結果を残せると思う」

佐藤琢磨 7番手(予選タイム8番手) 1分14秒827
佐藤琢磨
「第2セクターでタイムロスするまでは本当に良いラップだっただけに、とても残念です。トンネルの後のシケインのブレーキングで、タイヤのグリップを回復することができず、ロックさせてしまったんです。フロントもリアも、全てをロックさせてしまい、タイムロスしてしまった。そのおかげで第3セクターも、上手くまとめることができなかったんです。今日はもっと前のポジションにつけるはずだったから、とても残念です。でも、明日のレース戦略は上手く行くと思うので、頑張りたいと思います」

中本修平 エンジニアリング・ディレクター Honda Racing Development
「モナコではフロントローからスタートすることがとても大事なので、今日のジェンソンのラップには満足しています。琢磨は残念でしたけれども、まだ十分戦える位置からのスタートですので、ポイント獲得をめざして頑張ってくれると思います。ここのグランプリは、いつもエキサイティングな展開になりますから、明日のレースを楽しみにしています」

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順位 No. ドライバー チーム タイヤ タイム
1 7 J.トゥルーリ ルノー M 1:13.985
2 9 ジェンソン・バトン B・A・R Honda M 1:14.396
3 8 F.アロンソ ルノー M 1:14.408
4 1 M.シューマッハ フェラーリ B 1:14.516
5 6 K.ライコネン マクラーレン M 1:14.592
6 2 R.バリチェロ フェラーリ B 1:14.716
7 10 佐藤琢磨 B・A・R Honda M 1:14.827
8 5 D.クルサード マクラーレン M 1:14.951
9 3 JP.モントーヤ ウィリアムズ M 1:15.039
10 11 G.フィジケラ ザウバー B 1:15.352
11 14 M.ウェーバー ジャガー M 1:15.725
12 4 R.シューマッハ ウィリアムズ M 1:14.345
13 17 O.パニス トヨタ M 1:15.859
14 15 C.クリエン ジャガー M 1:15.919
15 16 C.ダ・マッタ トヨタ M 1:16.169
16 12 F.マッサ ザウバー B 1:16.248
17 18 N.ハイドフェルド ジョーダン B 1:16.488
18 19 G.パンターノ ジョーダン B 1:17.443
19 21 Z.バウムガルトナー ミナルディ B 1:20.060
20 20 G.ブルーニ ミナルディ B 1:20.115
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