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B・A・R Hondaのジェンソン・バトンが、初ポールポジション獲得!

4月24日(土)・予選
サーキット:イモラ・サーキット 天候:晴れ 気温:28℃

J.バトン
J.バトン

 サンマリノGP2日目の予選で、Lucky Strike B・A・R Hondaのジェンソン・バトンが、自身、そしてB・A・R Hondaチームにとっても初めてのポールポジションを獲得。チームメイトの佐藤琢磨も7番手、4列目グリッドからのレーススタートとなり、いずれも好ポジションから明日の決勝レースに臨む。

 前日午後のフリー走行で1、2番手を独占し、さらにアンソニー・デビッドソンも6番手に入ったことで、トップ6に3台が入るという記録を打ちたてたB・A・R Honda勢。2日目も好調を持続し、午前中のフリー走行ではバトンが、M・シューマッハ(フェラーリ)の100分の25秒差で2番手。佐藤も最終区間の黄旗でタイムロスしたものの7番手と、午後の予選に大きな期待を抱かせる展開となった。

 午後の1回目予選は、前日に引き続き快晴の天候の下で行なわれた。前戦で3位表彰台を獲得したバトンは3番手で出走。M・シューマッハにコンマ2秒余り遅れる暫定2番手タイム。続いて5番目に出走した佐藤は、第1第2区間をチームメイトのバトンを上回るペースで飛ばす。しかし最終区間で若干遅れ、暫定4番手タイム。それでもバトンからコンマ3秒落ちと、まずまずの速さを見せた。その後トップチームの出走で、1回目予選の最終結果はバトン5番手、佐藤8番手。明日の決勝グリッドを決める2回目予選は、それぞれ16番手、13番手からの出走となった。

 2回目予選が始まる午後2時の時点で、気温は27℃まで上がった。セッションが始まり、佐藤の直前に出て行ったK・ライコネン(マクラーレン)が、アタックせずにそのままピットに戻ってしまうハプニングが起きる。その直後に予定通りコースに出て行った佐藤は、第1、第2区間で、その時点での暫定トップ、F・アロンソ(ルノー)を上回るペースで周回。しかし最後のリバッツァコーナーの立ち上がりで僅かにはらんでしまい、痛恨のタイムロス。暫定トップタイムのアロンソをしのぐことはできなかった。

 バトンは、直前に出て行くはずのG・フィジケラ(ザウバー)が、ガレージから出られないトラブルの為、繰り上げで出走。ここまで好調なバトンは、フロントローを目指しアタックを開始。第1区間は無駄の無い走りで最速タイムをマーク。第2区間を終えて、暫定トップのR・バリチェロ(フェラーリ)にコンマ1秒以上の差を付けている。そして最終区間でも再び最速タイムを叩き出し、1分19秒753のラップレコードタイムで暫定ポールポジションを獲得。その後、シューマッハ兄弟とJP・モントーヤ(ウィリアムズ)の、1回目予選のトップ3がアタックに出て行くが、いずれもバトンを上回るタイムは出せず。B・A・R Hondaとバトンにとって初めてとなるポールポジションを、ここイモラサーキットでついに獲得した。

 ポールポジションは、B・A・R Hondaとしては初めての獲得。Hondaとしては、10年前のサンマリノGP中の事故で他界したアイルトン・セナが、マクラーレンHonda MP4/7を駆って獲得した1992年第7戦カナダGP以来、75回目の獲得となる。

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中本修平 エンジニアリング・ディレクター Honda Racing Development
「最高の気分ですね。ジェンソンは本当に素晴らしい走りを見せてくれました。Hondaにとって最後のポールポジションは、1992年の故アイルトン・セナによるものでしたから、彼が10年前に事故にあったこのサーキットでポールポジションを取れたということには、深い意味を感じます。明日の決勝レース本番での、2人のドライバーの活躍を楽しみにしています」

ジェンソン・バトン ポールポジション 1分19秒753
J.バトン
「僕自身、そしてチームとしても初めてのポールポジションを獲得できて、ゾクゾクしているよ。僕のキャリアにとってもチームの歴史にとっても、素晴らしい瞬間だね。そして、ここまで頑張ってサポートしてくれた皆への感謝の気持ちで一杯だよ。フェラーリのホームグランドとも言えるこの地で、彼らの連続ポールポジションを阻止することができて、とにかく嬉しい。でも、ポールポジションを取れたからと言って、ポイントが自動的について来るわけではないから、まだまだ頑張らないとね。明日のレースはとてもハードになるだろうから、マイケル(シューマッハ)の動向から目を離せないね。1回目の予選の時はグリップが低く感じられたけど、今はマシンの調子は素晴らしい。とにかく、予選ラップが上手くいってとても嬉しいよ。今までのF1キャリアの中で、僕より前からスタートする人が誰もいないことは初めてだし、最高な気分だと思うけど、そこから先は全て自分に掛かってくるから、スタートの瞬間は100%シグナルに集中するよ」

佐藤琢磨 7番手 1分20秒913
佐藤琢磨
「予選ラップはグリップが不足していて、満足な出来ではありませんでした。最終セクターでは縁石に深く乗り上げすぎてしまいました。でも、マシンの調子は良いですし、明日はいけると思いますよ。ヨーロッパ・ラウンドの開幕戦で2台とも予選上位につけることができたのは素晴らしいですね。しかもジェンソンはポールポジションですからね。最新のマシンはこれまでのところ極めて順調で、今回の結果にHondaもミシュランも喜んでくれていると思います。チームとしてもここまで本当に良い結果を残すことができ、非常に満足しています。明日もこの調子で2台とも上位でフィニッシュしたいと思います」
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順位 No. ドライバー チーム タイヤ タイム
1 9 ジェンソン・バトン B・A・R Honda M 1:19.753
2 1 M.シューマッハ フェラーリ B 1:20.011
3 3 JP.モントーヤ ウィリアムズ M 1:20.212
4 2 R.バリチェロ フェラーリ B 1:20.451
5 4 R.シューマッハ ウィリアムズ M 1:20.538
6 8 F.アロンソ ルノー M 1:20.895
7 10 佐藤琢磨 B・A・R Honda M 1:20.913
8 14 M.ウェーバー ジャガー M 1:20.921
9 7 J.トゥルーリ ルノー M 1:21.034
10 16 C.ダ・マッタ トヨタ M 1:21.087
11 5 D.クルサード マクラーレン M 1:21.091
12 12 F.マッサ ザウバー B 1:21.532
13 17 O.パニス トヨタ M 1:21.558
14 15 C.クリエン ジャガー M 1:21.949
15 19 G.パンターノ ジョーダン B 1:23.352
16 18 N.ハイドフェルド ジョーダン B 1:23.488
17 20 G.ブルーニ ミナルディ B 1:26.899
18 21 Z.バウムガルトナー ミナルディ B 1:46.299
19 11 G.フィジケラ ザウバー B -
20 6 K.ライコネン マクラーレン M -
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