4月23日(金)・1日目フリー走行
サーキット:イモラ・サーキット 天候:晴れ 気温:25℃
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佐藤琢磨
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サンマリノGP初日フリー走行で、Lucky Strike B・A・R Hondaのジェンソン・バトンがトップ、佐藤琢磨が2番手、そして第3ドライバーのアンソニー・デビッドソンも6番手と上位を独占。明日以降の予選、決勝レースに向けて好調なスタートを切った。
序盤の3戦を終え、2度の表彰台を獲得したB・A・R Honda。ヨーロッパラウンド緒戦となるサンマリノGPには、数々の改良空力パーツ、いっそうパワーアップしたエンジンを投入して、さらなる好成績を目指す。
初日の天候は朝から快晴。午前中のフリー走行では、第3ドライバーのデビッドソンが順調に20周を走り込み、4番手のタイム。バトンは100分の5秒差の5番手タイム。セットアップに集中し、タイムアタックを行なわなかった佐藤は16番手だった。午前中トップのM・シューマッハ(フェラーリ)は、昨年自ら出したポールタイムをすでに2秒以上縮め、ハイペースの展開になっている。
午後も引き続き上空は晴れ渡り、気温は24℃。路面のグリップも向上し、各車積極的に周回を重ねて行く。B・A・R Honda勢は、午後も好調。まずデビッドソン、バトンが上位タイムを出し、中盤にはニュータイヤでタイムアタックを行った佐藤が、M・シューマッハを1000分の5秒押さえて、1分21秒159の暫定トップタイムを叩き出した。そしてその数分後には、今度はバトンがコンマ2秒差のトップタイムをマーク。さらにはデビッドソンも5番手に付け、B・A・R Hondaの3台が、タイミングモニターの上位に並んだ。
上位のポジションはその後も変わらず、バトンがトップ、佐藤が2番手、そしてデビッドソンは6番手で初日を終えた。フリー走行ながら2人のドライバーが1-2番手を独占したのは、B・A・R Honda創設以来初めてであり、明日以降の予選、決勝レースに向けて実に好調なスタートを切った。 |