予選日:4月3日(土)
サーキット:バーレーンインターナショナルサーキット 天候:晴れ 気温:33℃
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佐藤琢磨 |
バーレーンGP2日目の予選で、Lucky Strike B・A・R Hondaの佐藤琢磨が、自己最高となる5番グリッドを獲得。チームメイトのジェンソン・バトンも6番手に付け、B・A・R Honda勢は明日の決勝レースを3列目からスタートすることになった。
2日目も快晴の続くバーレーンインターナショナルサーキット。路面のグリップは飛躍的に増して、午前中のフリー走行ではついに1分30秒を切るタイムが次々に出た。そしてジェンソン・バトンが1分29秒552の最速タイムを叩き出し、ウィリアムズの2台を抑え、タイムチャートのトップに踊り出た。佐藤琢磨も健闘し、4番手タイム。ここまでB・A・R Hondaの2台のマシンはトラブルなしで走り込むことができており、午後の予選結果が期待された。
午後になるとやや気圧が下がり、湿度も午前中の16%から36%まで上がった。とはいえ、セッション中に雨が降りそうな気配はない。今回のGPから1回目の予選は午後1時から、決勝グリッドを決める2回目の予選は、午後2時から行われることになった。前戦のマレーシアGPで3位表彰台を獲得したバトンは、3番手に出走。午前中の自己ベストより1秒5遅いタイムをマークしたが、ライバル達も全般的にスローペースなこともあり、8番手に付けた。15番手の佐藤がアタックを開始した頃には、路面温度は52℃まで上昇。1コーナーのフルブレーキングで一瞬ステアリングを修正したものの、残りの区間は無難にまとめ、バトンの僅か1000分の4秒遅れのタイムで9番手につけた。5番手のO・パニス(トヨタ)から9番手の佐藤までの5人の差が僅かコンマ1秒あまりと、2回目の予選も相当な接戦が予想された。
2回目予選が始まって30分後、12番手出走の佐藤がアタックを開始する。高速コーナーの連続する得意の第2区間で、フェラーリのR・バリチェロをしのぐ最速区間タイムをマーク。その後も安定して走り切り、暫定2番手を獲得。続いて13番手のバトンがアタックを開始。第2区間のタイムが佐藤に若干及ばなかったものの、佐藤のタイムに僅か100分の3秒遅れの暫定3番手。開幕3戦目にして初めて、佐藤がバトンより上のグリッド順位を獲得した。その後7人のドライバーがアタックに出て行くが、B・A・R Hondaの2人を上回るタイムを出したのは、M・シューマッハ(フェラーリ)とウィリアムズ勢の2台のみ。これでフェラーリとウィリアムズに続く3列目スタートとなる、佐藤の5番手、バトンの6番グリッドが確定した。ポールポジションは、M・シューマッハ(フェラーリ)だった。 |