1989年生まれという若さながら、エンデューロを中心に300戦以上の経験を持ち、2014年には、サンフアンで開催されたI.S.D.E.(インターナショナル6デイズエンデューロ)で自身4つ目の金メダルを獲得しました。エンデューロにおけるキャリアの頂点と言える活躍をみせると、翌15年にラリーへ転向。デビュー戦となった地元アルゼンチンのラリー「デサフィオ・ルータ40」に参戦し、好走したことから、同年のクロスカントリーラリー世界選手権最終戦・モロッコラリーにも出場しました。

ダカールラリーは2016年に、Honda South America Rally Teamから参戦。デビューイヤーにして総合4位、Honda CRF450 RALLYを駆る選手の中でも最上位というすばらしい成績を残しました。

ダカールラリー2017は直前の練習中に負ったケガにより出場を断念。ダカールラリー2018では随所で速さをみせ、総合2位に入りました。

2019年もHondaのワークスチームであるMonster Energy Honda Teamのライダーとしてステージ優勝を争い、総合5位に。FIMクロスカントリーラリー世界選手権の大会の一つでもあるシルクウェイラリーでは、4回のステージ優勝を挙げて総合4位に入り、クロスカントリーラリー世界選手権の年間総合順位では3位を獲得しました。

ダカールラリー2020では第6ステージでマシントラブルに見舞われ順位を落とすも、第7ステージでの優勝も含め、4回の表彰台を獲得しました。