FIM CEVレプソルインターナショナル選手権(CEV)最終戦は、スペイン・バレンシアサーキットで開催されました。Moto2クラスは1レースのみでタイトル決定戦となります。ランキングトップは、エリック・グラナド(Promoracing)で201ポイント。可能性が残るのは2位のリッキー・カルダス(TEAM STYLOBIKE)が185ポイントと、タイトル争いに注目が集まりました。

ポールポジションはグラナド。ディマス・エッキー・プラタマ(Astra Honda Racing Team)は10番手、日本人ライダーの尾野弘樹(NTS Sportscode T.Pro)は14番手でグリッドに着きました。

シグナルグリーンで一斉にスタートが切られ、ジョー・ロバーツ(AGR TEAM)が首位に立ちレースをリード、トップ集団で転倒者が出ましたが、レースは続行され、ロバーツ、スティーブン・オデンダル(NTS Sportscode T.Pro)、ヘクター・ガルゾ(Team Wimu CNS)が集団を抜け出し、それをグラナドが追いかけました。グラナドがトップ争いに追いつき、さらに追い上げてきたカルダスも加わり、トップ争いは5台となります。ロバーツはトップを守り、オデンダル、グラナドが追う展開。その後方にいるカルダス、カルゾを引き離し、トップ争いは3台へと絞られます。

一度、集団を離れたカルダスでしたが、再びトップ集団に迫り始め、トップグループは4台に。11ラップ目にグラナドがオデンダルをパスして2番手に浮上、13ラップ目に首位に出ます。残り4ラップでカルダスがコースアウトしてポジションダウン。グラナドはスパートし独走体制に持ち込みます。2番手争いをロバーツとオデンダルが繰り広げ、オデンダルは最終ラップで2番手浮上。優勝はグラナド、2位にオデンダル、3位にロバーツとなりました。7位にプラタマ、尾野は10位でチェッカーを受けました。タイトル争いはグラナドが優勝を飾りチャンピオンを決めました。プラタマはランキング6位、尾野は8位でシーズンを終えました。