カルダスが優勝。尾野は7位でフィニッシュ

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FIM CEVレプソルインターナショナル選手権(CEV)の第6戦エストリルのMoto2クラスは1レース開催となりました。

ポールポジションはリッキー・カルダス(TEAM STYLOBIKE)、2番グリッドにエリック・グラナド(Promoracing)、3番グリッドにはスティーブン・オデンダル(NTS Sportscode T.Pro)がつけ、フロントローに並びました。4番グリッドは尾野弘樹(NTS Sportscode T.Pro)、ディマス・エッキー・プラタマ(Astra Honda Racing Team)は7番グリッドにマシンをつけました。

決勝スタートで飛び出したのはカルダス。首位に立つとレースをひっぱります。2番手にエリック・グラナド(Promoracing)がつけ、追いかけます。尾野は8番手からの追い上げとなり、ジョー・ロバーツ(AGR TEAM)と激しい7番手争いを繰り広げます。

カルダスとグラナドがトップ争いを繰り広げ、3番手争いはヘクター・ガルゾ(Team Wimu CNS)とルーカス・ツロヴィッチ(FORWARD JUNIOR TEAM)で争われ、その後方ではオデンダル、プラタマらが4番手争いを繰り広げました。

カルダスが逃げ、カルゾ、ツロヴィッチ、オデンダル、プラタマが、それぞれ単独走行となり、その後方で尾野がロバーツと7番手争いのバトルを繰り広げました。次第に3番手争いが激しくなりツロヴィッチとオデンダルが激しいバトルを展開します。

2番手につけたグラナドは、トップを走るリッキーの背後に迫り、一騎打ちの戦いへと持ち込みます。3番手争いはオデンダルとプラタマというオーダーとなり、プラタマはオデンダルをパスして一時3番手に浮上しますが、順位をキープすることは難しく、何度もポジションを入れ替えて周回を重ねました。

トップのカルダスに迫るグラナドですが、なかなか、その差を詰めることができずにいました。3番手争いもし烈さを増していきます。レース終盤になるとカルダスがスパートし、そのままチェッカー。2位にはグラナドが入り、3位にはオデンダル、プラタマは僅差の4位となります。尾野は2戦連続の7位となりました。

(左から)エリック・グラナド、リッキー・カルダス、スティーブン・オデンダル

尾野弘樹(7位)
「自分のレースキャリアの中で初めての海外レースとなったのがへレスだったので、思い出深く、いい結果を残したいと思っていました。もちろんMoto2で走るのは、今回のレースウイークが初めてでしたが、初日から好タイムを出すことができました。これまで最大の課題でもあった予選1回目で3番手、2回目で6番手、総合では3番手の選手と同タイムで4番グリッドとなるなど、レースウイークの序盤からタイムを出すことができました。決勝はスタートに失敗したことで、オープニングラップは順位を下げ、その後は表彰台争いを展開するグループと同じアベレージで走り続けていましたが、その差は詰まらずにチェッカーを受けました。結果だけを見たら、前回と同じ7位ですが、各セッションでのトップとのタイム差やライディングに関して、今大会は大きなステップを踏めたと思っています。サマーブレイク後の大切な一戦でウイークを通して内容がよかったので、引き続き次のアラゴン戦もがんばります」

リザルト

順位	No.	ライダー	マシン	周回数	タイム/差
1	88	リッキー・カルダス	Kalex	17	29'32.607
2	51	エリック・グラナド	Kalex	17	+3.596
3	44	スティーブン・オデンダル	NTS	17	+6.522
4	20	ディマス・エッキー・プラタマ	Kalex	17	+6.604
5	3	ルーカス・ツロヴィッチ	Kalex	17	+10.236
6	27	ジョー・ロバーツ	Kalex	17	+11.678
7	76	尾野弘樹	NTS	17	+15.171
8	96	ダビド・サンチス	Suter	17	+18.762
9	22	フェデリコ・フリーニ	Kalex	17	+24.559
10	36	ジェイソン・ウリベ	Kalex	17	+46.450
11	71	ポントゥス・デューランド	Kalex	17	+1'16.994
RT	46	マルセル・ブレナー	Kalex	13
RT	14	ヘクター・ガルゾ	Tech3	12
RT	97	ハビエル・オレジャーナ	Tech3	0

ポイントランキング

順位	No.	ライダー	マシン	総合ポイント
1	51	エリック・グラナド	Kalex	160
2	88	リッキー・カルダス	Kalex	140
3	44	スティーブン・オデンダル	NTS	117
4	14	ヘクター・ガルゾ	Tech3	87
5	27	ジョー・ロバーツ	Kalex	82
6	22	フェデリコ・フリーニ	Kalex	72
7	20	ディマス・エッキー・プラタマ	Kalex	71
8	76	尾野弘樹	NTS	53
9	3	ルーカス・ツロヴィッチ	Kalex	51
10	18	シャビエル・カルデラス	Kalex	31
11	36	ジェイソン・ウリベ	Kalex	30
12	96	ダビド・サンチス	Suter	26
13	55	ハフィズ・シャーリン	Kalex	25
14	99	オスカー・グティエレス	Ariane2	25
15	17	マルク・ルナ	Tech3	25
16	46	マルセル・ブレナー	Kalex	20
17	75	イヴォ・ミゲル・ロペス	Suter	17
18	37	アウグスト・フェルナンデス・グエッラ	Suter	16
19	9	コランタン・ペロラーリ	Transfiormers	15
20	71	ポントゥス・デューランド	Kalex	15
22	32	ファウスト・グラントン	Kalex	8
26	23	ジルカ・ムルキフカ	Kalex	1