FIM CEVレプソルインターナショナル選手権第3戦のMoto2クラスは、今回が2戦目。4月30日にスペインで開催された、アルバセテ大会以来となります。ポールポジションはリッキー・カルダス(TEAM STYLOBIKE)。3番手にディマス・エッキー・プラタマ(Astra Honda Racing Team)が入り、フロントローに並びました。尾野弘樹(NTS Sportscode T.Pro)は4列目10番手スタートでした。

レース1、1周目をトップで通過したのは、ポールポジションスタートのカルダス。コランタン・ペロラーリ(PROMOTO SPORT)、ヘクター・ガルゾ(Team Wimu CNS)、エリック・グラナド(Promoracing)、プラタマ、ジョー・ロバーツ(AGR TEAM)、スティーブン・オデンダル(NTS Sportscode T.Pro)というオーダーでした。一方で尾野は、2ラップ目にトラブルに見舞われ、マシンをコース脇に止めてそのままリタイアとなりました。

やがてカルダスがトップ争いから抜け出し、2番手となったグラナドも単独走行。ガルゾとオデンダルは3番手争いを繰り広げ、そこにプラタマが追いつくと、各コーナーでポジションを入れ替える激しいバトルへと発展します。さらに後続が追いつき5台による争いとなりますが、積極的に攻めるプラタマが、終盤にかけてスパートをかけて3番手に浮上。優勝はカルダス、2位にグラナド、3位にプラタマが入りました。

レース2、ガルゾがホールショットとなり、その後は混戦の中からプラタマが飛び出してトップを奪いますが、ガルゾが奪い返すと、ガルゾ、カルダス、オデンダル、プラタマが続きました。

レース中盤にはカルダスを先頭に、トップ争いは3台に絞られ、セカンドグループのオデンダル、ロバーツ、プラタマらが激しく争いながらそれを追いました。カルダスはトップを独走し、ロバーツが2番手に浮上して単独走行。3番手の座をかけて、ガルゾとオデンダルがバトル。その後方では、5番手の座をプラタマ、グラナド、フェデリコ・フリーニ(FORWARD JUNIOR TEAM)が争いました。

最終的に、優勝はカルダスでダブルウイン。ロバーツが2位、ガルゾが3位、オデンダルが4位、プラタマが5位となりました。尾野は12位でチェッカーを受けました。