SS600は、第6戦マレーシアでピラポン・ブーンラート(ヤマハ)がタイトルを獲得しています。ランキング2位もカスマ・ダニエル・カスマユディン(ヤマハ)が決めており、ランキング3位争いに注目が集まりました。3位にはアダム・ノロディン(ヤマハ)で125点、それを追うのが4位のアズロイ・アヌア(MuSASHi Boon Siew Honda Racing)で106点。5位にアンディ・イズディハール(Astra Honda Racing Team)で94点、6位にヘルミ・アズマン(MuSASHi Boon Siew Honda Racing)が92点で付けます。12ラップで2レースが行われました。

レース1
ポールポジションはカスマユディン、2番手にブーンラート、3番手ノロディンがフロントロー。2列目5番手にアヌア、6番手にイズディハールが付けました。レース1、主導権を握ったのはブーンラートで、それをカスマユディン、ノロディンが追い、トップ集団を形成します。カスマユディンは積極的に前に出ますが、すかさずブーンラートが首位を奪うという攻防戦をみせます。

レース終盤になるとノロディンがスパートをかけ優勝。2位にブーンラート、3位にカスマユディンが入り表彰台に登りました。Honda勢トップはパサーウィト・ティチバーク(A.P. Honda Racing Thailand)が3台のし烈な争いを制して入りました。僅差の6位にイズディハール、7位にアヌアでチェッカーを受けました。

レース2
レース2決勝、ホールショットはカスマユディンが奪います、ノロディンが首位に立ち、それを追うブーンラート、カスマユディンがトップ集団を作ります。第2集団を引っ張るのはティチバーク。そこにアヌア、イズディハールが続きます。3ラップ目にはブーンラートが首位に立ち、ノロディン、カスマユディンが追います。5番手にはイズディハールが上がり、トップ集団を追います。

9ラップ目、カスマユディンがブーンラートから首位を奪いますが、ブーンラートが10ラップ目には再びトップに浮上。カスマユディン、ノロディンが続き、サイドバイサイドの激しいトップ争いとなります。主導権を握ったのはカスマユディンで11ラップ目に首位に立つと、最終ラップの攻防にも競り勝ち優勝。2位にノロディン、3位ブーンラートとなり表彰台に登りました。激しい5位争いを制したのはイズディハール、僅差でアヌアが6位、ティチバークが7位でチェッカーを受けました。アズマンは9位。クリッチャポーン・ケウォサンティ(A.P. Honda Racing Thailand)は10位、レーザー・ダニカ・アーレンズ(Astra Honda Racing Team)は11位でレースを終えました。
ランキングでは4位にアヌア、5位イズディハール、6位ティチバーク、7位アズマンとなり、Honda勢は4人がトップ10に入りました。