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ラムゼイはHonda移籍初年度での初優勝
2人のチャンピオンを従えて中央に立つラムゼイ
転倒でバイザーを壊した、2位カーマイケル
4ストを完全にモノにしたラムゼイ
AMAスーパークロス
Pontiac
[2002.04.13]
AMA-SXニュース
AMA-SXレースレポート
第13戦 ポンティアック(ミシガン州)
2002年 4月13日開催
天候:晴れ  気温:昼13℃/夜4℃ コースコンディション:ドライ
観客:58,920人
ラムゼイ&CRF450R初優勝!
カーマイケルは転倒後2位まで挽回!
今季からHondaの4ストロークマシン、CRF450Rで参戦を始めたラムゼイが、混戦を制し優勝を飾った。スタート6番手につけたラムゼイは、序盤3番手走行中に転倒し、一時5番手まで下がったが、上位陣の相次ぐクラッシュもあって、終盤トップに浮上。やはり序盤のクラッシュから這い上がってきた、僚友カーマイケルの追撃を振り切って、ラムゼイが優勝を掌中に収めた。この戦果はラムゼイ自身にとっても、CRFにとっても初の快挙である。

何年に一度あるかないかというほど、エキサイティングなレースだった。次々と入れ替わるリーダー。相次ぐ転倒シーン。展開は混乱に満ちたサバイバルレースとなった。

スタートから飛び出したのはフォンセカ。この後に続くのが、カーマイケル、ルイス、トーテリ、ラスク、ラムゼイ……。トップ6にHonda勢が5台という出足の良さだったが、3周目にカーマイケルが転倒し17番手まで後退、6周目にはトーテリとラムゼイも転倒するなど、波乱含みの序盤となった。

フォンセカは10周目にフェリーにかわされるまでトップを守ったが、後半に差しかかるとペースダウンし、トップグループから脱落して行く。このハーフウェイポイントでのトップ3は、フェリー、ラスク、フォンセカ。序盤の転倒から再スタートしたラムゼイは、4番手まで挽回しており、11周目にはフォンセカをかわして3番手まで復帰する。

後半になると、荒れたコースにクラッシュがさらに続発。12周目には2番手のラスクが、16周目にはリーダーのフェリーが相次いで転倒し、ラムゼイがトップに躍り出ることになった。終盤、ラムゼイの背後には、後方から猛追してきたカーマイケルが接近したが、ラムゼイは2秒弱のリードを守り切り、見事初優勝のチェッカーを受けた。

N.ラムゼイ(優勝)
何て言えばいいんだろう。どんなにこの瞬間を待ち望んできたことか。この夢が実現するなんて信じられない。序盤は転倒もあったけれど、すぐに再スタートできたし、後半は完璧な走りができた。ファンの声援も聞こえていたけれど、正直に言うともう少し静かにしてくれって思ってたくらいだよ。観衆が騒ぐってことは、誰かがオレの後ろに迫って来ているってことだからね。最終ラップのフープスに差しかかる前には、思わず深呼吸しちゃったよ。今夜は転倒者が多かったし、最後の最後でまた自分が仲間入りするのも嫌だったから、慎重になったところだ。でも、フープスはスピードを緩めて通過できるセクションじゃないし、慎重になりすぎて戻したら、リッキーに抜かれていたかもしれない。最後のフープスは本当にドキドキしたよ。人のクラッシュに助けられた面は確かにある。でもオレだって序盤に転倒して順位を落としたから、お互いさまだと思う。でも、リッキーの転倒を目の前で見たときは驚いたなぁ。「オレは確かにリッキーをかわしてる!」って思った。でも走ってるリッキーじゃなくて、マシンに駆け寄るリッキーをね。自分はみんなよりもモトクロスを始めたのが遅かったけれど、そのぶん情熱を持ち続けることができて、練習に練習を重ねた成果だと思う。レースの直後、みんなに祝福されたけれど、この優勝は競り合ったライダー全員と、4ストロークの初優勝を心待ちにしていたHondaのスタッフに捧げたいと思う。

R.カーマイケル(2位)
ネイサン(ラムゼイ)の優勝を心から祝福したい。今夜はもう彼の活躍に尽きるよ。序盤にいきなりクラッシュしたけれど、すぐにポイントのことを心配して「あぁ、これでチャンピオン決定は最終戦まで持ち越しかな」って考えちゃったよ。転倒は自分のミス。あのとき目の前にはアーニー(エルネスト・フォンセカ)だけしかいなくて、彼をパスしたら今夜はもう頂きだって思ったんだ。焦りだね。もっと冷静でいなければならないのに、ついつい熱くなってしまった結果だよ。そんなことわかっているはずなのに、なんであんなミスをしてしまったんだろう。今夜はコースレイアウトが難しくて、クラッシュするライダーが多かったけれど、転倒後はなんとかノーミステイクで追い上げた。ヘルメットのバイザーが割れてパタパタしていたから、なんとかもぎ取ろうとしながら走ったけれど、前にもそんなことがあったよね。

レース結果などの詳しい情報は、こちらでご覧いただけます。
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