FIT e:HEV Modulo X コンセプト | 爽快な走りとデザインを究めた“上質なスポーティーモデル” FIT e:HEV Modulo X FIT e:HEV Modulo X コンセプト | 爽快な走りとデザインを究めた“上質なスポーティーモデル” FIT e:HEV Modulo X

コンパクトカーの理想型。FITの心地良さはそのままに“意のままの操縦性”をプラス。 コンパクトカーの理想型。FITの心地良さはそのままに“意のままの操縦性”をプラス。

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“Modulo「X」を描き“実効空力”を体現した躍動感溢れるエクステリア。 “Modulo「X」を描き“実効空力”を体現した躍動感溢れるエクステリア。

「X」をモチーフとしたフロントマスクをアイキャッチとする、Modulo Xならではのダイナミックでスポーティーなエクステリア。従来は「X」のシルエットでブラックアウトしていたが、FIT e:HEV Modulo Xでは空力を意識した立体造形で、「X」のイメージを表現している。

この新たなデザイン手法は、2020年5月にマイナーチェンジを受けたFREED Modulo Xにも採り入れられているが、FIT e:HEV Modulo Xではベース車のシンプルな造形を活かしながら、Modulo Xならではのダイナミズムと、操縦安定性に寄与する“実効空力”の体現にも成功しているのだ。

具体的には、フロントバンパーの中心から放射状に広がっていく形状を与えることで、空力性能を高めながら「X」の形状に造形。さらに、この実効空力造形をリアバンパーにも用いたほか、専用テールゲートスポイラー、ドアミラー、ドアロアーガーニッシュ、リアライセンスガーニッシュをブラック塗装し、Modulo Xエンブレムをダーククロームメッキとすることで、Modulo Xならではのトータルバランスに優れた空力性能とスポーティーな走りを、視覚的にも表現している。

設定されるボディーカラーは、プラチナホワイト・パール、ミッドナイトブルービーム・メタリック、クリスタルブラック・パール、そしてプラチナホワイト・パール&ブラックの2トーン、計4種類。中でもプラチナホワイト・パール&ブラックの2トーンは、Aピラー~ルーフサイドメンバー~Dピラーをボディー同色とした、Modulo X独自の配色となっていることも見逃せない。

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上質なのは見た目だけではない。滑りにくく身体により“FIT”する機能本位なインテリア。 上質なのは見た目だけではない。滑りにくく身体により“FIT”する機能本位なインテリア。

FIT e:HEV Modulo Xは、フロントシートのメイン表皮に滑りにくいラックス スェード®、サイドサポートには肌にしっとり吸い付くような本革を使用。ベース車の「e:HEV LUXE」とはひと味違う上質さとスポーティーさを備えながら、滑らかな触り心地が与えられている。しかもそのカラーは、定番のブラックに加え、S660 Modulo Xを彷彿とさせるブラック×ボルドーレッドの2種類から選ぶことが可能だ。

また、本革巻きのステアリングホイールやセレクトレバー、フロアカーペットマットに加え、インテリアパネルやパワースイッチもFIT e:HEV Modulo X専用品。細部までModulo Xならではの高い質感と機能性にこだわった形状・素材・色味とすることで、ドライバーのみならず乗員全員により“FIT”するインテリアに仕上げている。

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前後左右・上面下面ボディー全ての風の流れを整える“実効空力”デバイス。

ModuloがFD2型「スポーツモデューロ シビックタイプR」より継承している設計理念“実効空力”。それは、走行中のリフト量(揚力)を前後でバランスよく整えるための形状を、徹底した実走行テストを通じて導き出し、四輪への垂直荷重を増大。操舵レスポンスと入力に対する収まりの良さを高めつつロールやピッチングを抑え、限界域での荷重の抜けを起こりにくくすることで、直進性と挙動のリニアリティーを同時に高めることを狙いとしている。

そのためにFIT e:HEV Modulo Xではまず、フロント下部の空気の流れが徹底的に整えられている。

フロントバンパー下側中央のスロープ形状が、車体下部中央に速い空気の流れを生んで直進性を向上。また、フロントバンパー下側左右には小さなフィンが設けられたことで、ホイールハウス内の空気の流れが整い、内圧の低減に成功している。

フロントバンパー側面も、空気がスムーズに流れるようバンパーコーナー形状が最適化され、直進性がアップ。さらにバンパーサイドへフィンが与えられ、ホイールハウスから発生する乱流が抑えられたことで、旋回性能が向上した。

加えてFIT e:HEV Modulo Xでは、ボディー上面およびリアまわりの“実効空力”も徹底的に追求されている。

まず、フロントマスクに当たる空気が、ベース車よりも鋭い形状とされたフード先端によって上下に整流。上側に流れてルーフを通過した空気は、テールゲートスポイラーによって、ダウンフォースを発生させながらボディー後方へスムーズに受け流される。なお、このテールゲートスポイラー、標準装備品はもちろんディーラーオプション品とも異なる長さ・角度が与えられた、Modulo X専用のアイテムだ。

そしてリアバンパーには、サイド部から端部にかけて突起が設けられたことで、ボディー後方への空気の巻き込みが減少。下側のディフューザー形状もModulo X専用とされ、車体下面を流れる空気の流速が高められている。

これらの結果、ボディー前後のリフトバランスがほぼ同等に改善され、旋回性能や直進安定性が大幅にアップ。ホンダアクセスが車両全体をチューニングするコンプリートカー・Modulo Xならではの、トータルバランスに優れた“実効空力”がここに実現した。

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その軽さ、ベース車比で約-30%。剛性バランスにもこだわり抜いた“しなやか”な専用アルミホイール。 その軽さ、ベース車比で約-30%。剛性バランスにもこだわり抜いた“しなやか”な専用アルミホイール。

S660以降のModulo X各車では、ディスクとリム、ハブ面の重量および強度・剛性のバランスに着目した、専用アルミホイールを設計。路面からの入力をしなやかにいなしつつ操舵レスポンスを高めるアイテムとして、大きな効果を発揮している。

FIT e:HEV Modulo X専用16インチアルミホイールでは、その設計思想を継承しつつ、絶対的な軽さも追求した。

SUPER GT参戦マシンに装着されているホイールの立体的かつスポーティーなデザインを踏襲しながら、無駄な厚みを限界まで削ることで、ベース車「e:HEV LUXE」標準装備のホイールに対し約30%軽量化。さらにインナーリムの厚さをミリ単位で調整して、Modulo Xらしい上質な走りを足元から支えている。

それはまさに、Hondaのレーシングスピリットを体現した、レース生まれのホイールと言っても過言ではないだろう。

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四輪で路面を捉えるためにオイルバルブの形状を一新したModulo X専用ダンパー。

路面からタイヤに伝えられた入力を減衰するダンパー。その特性ひとつで、クルマの挙動は大きく変わる。

FIT e:HEV Modulo Xでは上質かつ爽快なハンドリングと乗り心地を目指し、ダンパー内部でオイルの通り道となるピストン穴径やバルブの厚み・枚数を変更。伸びと縮みの抵抗を1:1に近付けることで、タイヤの接地状況を把握しやすいステアリングフィールと、ドライバーの視線がぶれないフラットな乗り味を実現した。

なお、この専用ダンパーは、単純にそれだけをベース車のものから交換すれば良いというものではない。“実効空力”デバイスおよび専用アルミホイールとも組み合わせることで相乗効果を生み出し、車両全体のトータルバランスをより一層高めることで、ベストなパフォーマンスを発揮するよう、専用の設計・セッティングとされているのだ。

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デザイナーの想い

小島 孝 小島 孝

統括デザイナー:小島 孝

「Modulo Xでは、基本骨格をデザインする際から空力性能をどう高めていくかを考えています。また、デザイナーもテストコースに出向き、走りながらデザインを作り込んでいきますので、細部にまで機能を追求できます。サイドのエアロフィンをはじめ、小さなパーツにも空力効果があることを感じてもらえたら嬉しいですね。そしてFIT e:HEV Modulo Xは、街中でも郊外でも気持ち良く走れます。思い通りに運転できる感覚を、ぜひ体感してください」

南波 大舗 南波 大舗

ホイールデザイナー:南波 大舗

「今回のホイールは、機能性を最優先に考えてデザインされています。徹底的な軽量化とFIT e:HEV  Modulo Xに最適な剛性バランスを達成するために、完成までに通常の3倍以上のシミユレーションを行いました。SUPER GTのホイール開発経験を活かし、軽量で優れた剛性バランスと、今までにない立体的でアグレッシブなデザインのホイールに仕上げることができました。ベース車にお乗りの方にも乗り比べていただきたいですね。」

竹腰 環樹 竹腰 環樹

クレイモデラー:竹腰 環樹

「クレイモデラーとして走行テストにも参加し、自ら運転することで風の流れを感じながらデザインしました。走行テスト中に風の流れが悪い箇所には虫が張り付きます。それらも利用し空気をうまく流せるよう、細かな調整を繰り返し熟成させたFIT e:HEV Modulo Xは、運転が上手くなったように感じられるクルマです。普段運転をしない人、運転が怖い・苦手な人にも、安心して楽しんで乗っていただきたいです。」

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