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釣り方

岸からのロングキャストで
大ものをねらう

大ものもねらえるルアーフィッシングの1つとして、近年人気を高めているのがサーフからのヒラメ釣り。サーフとは海岸沿いに広がる砂浜の釣り場のことだ。ポイントを見定め、思い切りキャストしたルアーにガツンという強い手ごたえが乗った時は非常にエキサイティング。足場がよいため多くの人に挑戦しやすく、ヒラメのほかに、マゴチシーバス、青物などもねらえる。

伊賀 拓実さん
伊賀 拓実さん
福島県出身、宮城県在住。サーフからのルアーフィッシングが好きで、年間に釣りあげるヒラメの数は約80尾という熱心なアングラー。シーズン中は毎日のようにフィールドに足を運び、釣りをする日もしない日も海の状況をチェックしている。

対象魚の習性

ヒラメは日本各地の沿岸部に生息している。大きさは30〜80cmで、1mを超えることもある。釣り人の間では、1kg以下の小さな個体はソゲと通称され、70〜80cmの大型のものは「座布団サイズ」と呼ばれる。普段は海底の砂地や岩礁の上に身を潜めているが、捕食のためにエサに襲いかかる時は大胆に動き遊泳力も高い。岸から釣りやすいのは春から秋で、なかでも4〜6月、10〜12月がハイシーズン。産卵期の春は大ものが出やすく、秋はヒットを得やすい。年間をとおして海水温が高い南方のエリアでは、エサとなる小魚がいれば通年ヒットのチャンスがある。

サーフの人気ナンバーワン対象魚のヒラメ。上側に付いた両眼で頭上を通過する小魚などのエサを探している。見ためのイメージと違って遊泳力は高く、大きく移動する時は体をくねらせるようにして泳ぐ。扁平な体形からマゴチと合わせてフラットフィッシュとも呼ばれる
ヒラメと並びサーフで人気が高いマゴチ。大きさは30〜60cmでヒラメと似た習性を持つ。釣れる時期も似るが、マゴチの産卵期は初夏から夏で、この時期に浅場に来るタイミングが最もよく釣れる。ハリに掛かると大きく首を振って抵抗する
サーフの周辺にはイナダ(ブリの若魚)やショゴ(カンパチの若魚)などの青物も回遊しており、群れに当たると対象魚になる。汽水域を好むスズキ(シーバス)は河口周辺のサーフでよく釣れる
※このコンテンツは、2022年11月の情報をもとに作成しております。最新の情報とは異なる場合がございますのでご了承ください。