• 釣り方 :

シーズンと種類
(季節や地域による釣り方)

季節や地域により
複数のスタイルがある

現在のワカサギ釣りにはいくつかのスタイルがある。ワカサギ釣りのシーズンが始まるのは秋から。まず開幕するのがボートからのワカサギ釣りだ。観光や釣り用の貸しボートがある湖では、夏の暑さが一段落する秋の初め頃から、ボートワカサギ釣りの案内が始まる。手漕ぎボートに乗ってオープンエアのワカサギ釣りを楽しめるのはこの時期ならでは。終了時期は地域により異なるが、結氷しない湖やダム湖では翌年の春まで楽しめる。

ボートからのワカサギ釣りはオープンエアの開放感が大きな魅力

また、秋が深まってくると、本州の湖ではワカサギ釣りのドーム船がスタートする。ドーム船(屋形船ともいう)は、複数のお客さんが並んで釣りができる大型の船で、内部が座敷や部屋のようになっており、室内感覚で釣れるようになっている。現在のワカサギ釣り人気を支える中心的な存在で、翌年の春まで営業する。また、地域よっては桟橋の一部をビニールハウスで覆い、ドーム船と同じように中で快適に釣りができるようにしたドーム桟橋も営業を開始する。

室内でワカサギが釣れるドーム船。内部は暖かく上着を脱いで過ごせる
桟橋の一部をビニールハウスにしたドーム桟橋も最近は増えている

そして、本格的な冬を迎えると、北海道、東北、北関東、長野などで始まるのが氷上のワカサギ釣り。結氷した湖に穴を開けてワカサギをねらうもので、ベテラン好みのものから観光気分で楽しめるものまで地域によりさまざまなスタイルがある。本格的なファンになると、湖上に設置するテントも含む装備一式をソリに乗せて思い思いのポイントに向かい釣りをする。一方、北海道の阿寒湖や福島県の桧原湖のように、あらかじめ設置されているテント、小屋、ドームなどの中で、観光気分で手軽に氷上のワカサギ釣りを体験できる場所もある。

このほかに陸からのワカサギ釣りも一部の地域では行なわれているが、主流はボート、ドーム船、ドーム桟橋、そして各種の氷上釣りといったこれらのスタイルだ。

真冬が盛期になる氷上釣りもワカサギ釣りの代名詞
※このコンテンツは、2022年10月の情報をもとに作成しております。最新の情報とは異なる場合がございますのでご了承ください。