FORZA - 2000.07

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フォルツァS専用装備1
液圧式前・後輪連動アンチロックブレーキシステム


H.-C.ABS

右レバーの操作では、前輪ブレーキが作動。左レバーの操作では、前輪ブレーキが後輪ブレーキと連動して作動します。制御ユニットは、左・右マスターシリンダー、第1・第2ソレノイド・バルブ、リザーバー室、ポンプ、ECU、ブレーキキャリパーにより構成。車輪のロックを前・後輪の車輪速センサーが感知すると、コンピュータ制御により、減圧モード、保持モード、昇圧モードを高速で切り替え、効果的かつスムーズな制動力を実現します。

CBS+ABS

 


通常時説明図

正常のブレーキ状態で、操作入力がブレーキキャリパーへ直接伝達される。車輪ロックの発生によって以下のABS作動モードに切り換わる。

通常時説明図

減圧モード説明図

ブレーキのかけ過ぎによる車輪のロックを回避するため、マスターシリンダーからの入力液圧を第1ソレノイド・バルブが閉じることで遮断。次に第2ソレノイド・バルブが開き、ブレーキキャリパーの高液圧をリザーバー室に流入させて、ブレーキ力を低下させる。

減圧モード説明図

保持モード説明図

減圧、昇圧の各モードにおいて、第1・第2ソレノイド・バルブをともに閉じ、ブレーキキャリパーへの液路を遮断することで、ブレーキキャリパーの液圧を一定に維持する。

保持モード説明図

昇圧モード説明図

減圧モードによって低下した制動力を再び確保するため、第1ソレノイド・バルブが開き、第2ソレノイド・バルブは閉じた状態でポンプが作動。リザーバー室に流入していたブレーキ液がブレーキキャリパーへ圧送され、ブレーキ力が高まる。

昇圧モード説明図



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