CRF150R - 2006.09

 

パワーユニット


 パワーユニットはコンペティションマシンである「CRF150R」にふさわしい動力性能を与える専用エンジンを、新たに開発しました。密閉式クランクケース構造を採用した、軽量かつコンパクトな水冷・149.7cm3・4ストローク・4バルブ単気筒エンジンは、低・中回転域からも伸びのある高い出力性能を発揮し、幅広く扱いやすいパワーバンドと、力強いパフォーマンスを備えた高性能エンジンとしています。
 ユニカムバルブトレイン機構の採用により、リニアなスロットルレスポンスを可能とし、それぞれのライダーポテンシャルに合った高い動力性能を最大限に引き出します。そして、4ストロークエンジン特有の幅広い回転域における扱いやすさを実現することで、優れた加速性能に加えてコーナリング中の繊細なスピードコントロールを可能としました。
 エンジンの高回転化に伴い、2本の排気バルブを駆動するロッカーアームは独立式を採用。また、4つの独立したカムフロアーを持つカムシャフトなど、耐久性に配慮した材質や構造も数多く採用しています。
 さらに、エンジン振動を抑えるために一次バランサーを採用するなど、細部に至るまで高性能を追求しています。







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