Hornet - 1996.02

HORNET
Hornet
 
開発の狙い

 HORNETの開発にあたっては、ネイキッドやカスタムカテゴリー全盛の現代にあって、圧倒的な迫力を持つ存在感と、新たなバイクの楽しさを感じていただけるライディングフィールの実現こそが、より多くの方々に興味深く付き合っていただけるポイントのひとつと考えました。

 具体的には、軽二輪車のメリットを最大限に引き出しながら、ホンダのネイキッドロードスポーツの基本的な考え方である「PROJCET BIG-1」を踏襲しつつ、さらに幅広い人々にこの魅力を感じていただけるよう、“クラスを越えたインパクティブ・ネイキッドロードスポーツ”をコンセプトに、インパクト感のあるフォルムと、新しいライディングフィールの実現を目指しました。
 そして、従来の250ccクラスの常識を破る迫力あるワイドラジアルタイヤを装着することによって足廻りの力強さを強調させるとともに、新設計のモノバックボーンフレームの採用などによって、抑揚ある迫力の外観デザインを実現することで、軽二輪/自動二輪車の枠を越えた圧倒的な存在感をもってHORNETを具現化しました。

HORNETの具体的な開発目標は下記の4点に集約されます。
  1. クラスレスのインパクトが得られる足廻りコンシャスなニューバランスデザイン
  2. ビッグバイクの手応えと安定感を持ちながら、軽快な取り回し性を兼ね備えたライディングフィール
  3. ワイドタイヤを操るライディングに必要なトルキーレスポンス
  4. アイドリングから感じられる心地良い低周波サウンドと、高回転域での官能的な直列4気筒サウンド
これが、HORNETの目指した「ニューライディングフィール」です。

 そして、’95年『第31回東京モーターショー』において、これらを具現化したHORNETを参考出品した結果、従来の軽二輪車の持ち得なかった強力なインパクトと、新しい価値観を有するネイキッドモデルとして数多くの方々よりご好評をいただきました。

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