VAMOS - 1999.06

VAMOS
VAMOS
 
安全性能

軽自動車にも
世界最高水準の安全性能。


前面フルラップ衝突55km/h、
前面オフセット衝突64km/hを達成しています。

ホンダ独自のGコントロール技術により、
世界最高水準の衝突安全性能を実現した、
新・衝突安全設計ボディ。
クラッシャブルゾ−ンをあまりとれないワンボックスタイプのスモールカーにとって、どう衝突の衝撃を吸収し、乗員への傷害を軽減させるかが、開発における大きなテーマでした。
バモスは、各部分の断面反力をコンピューターシミュレーションすることによって、車体減速をコントロール。短時間で理想的な車体減速を発揮するボディを実現しました。
加えて、SRSエアバッグシステムとフロント3点式ロードリミッター付プリテンショナーELRシートベルトの組み合わせや、バンパービームの採用などにより、前面フルラップ衝突55km/h、前面オフセット衝突64km/hを達成。
さらに、側面衝突50km/h、後面衝突50km/hにも対応しています。
前面オフセット衝突(テスト車両による撮影)
前面オフセット衝突
(テスト車両による撮影)

歩行者への安全対策、歩行者傷害軽減ボディ。
バモスは、万一の際に歩行者への衝撃を緩和させる、歩行者傷害軽減ボディを採用。
乗る人の安全だけでなく、歩行者への安全にも配慮しています。

1  衝撃吸収ダッシュボードアッパー
剛性を確保しながら、衝突時にはつぶれやすい構造とし衝撃を吸収。
2  衝撃吸収ワイパーピボット
ワイパー取付部は、衝突時にピボット軸が軸方向にスライドして、衝撃を緩和。
3  衝撃吸収ボンネット
ボンネットを衝撃吸収構造にし、エンジンなどとボンネットの間に空間を確保。
4  衝撃吸収フロントフェンダー
フェンダーを取り付けるボディフレームを、衝撃に対して変形しやすくした上に、衝突時にはフェンダーそのものもつぶれやすい構造とした。
5  衝撃吸収ボンネットヒンジ
ボンネットの取り付けヒンジに座屈構造を採用。
衝撃吸収ボンネットとあわせて、衝突時にはその変形により衝撃を吸収。
衝突安全設計ボディ

キャビン前席には、
頭部衝撃保護インテリアを採用。
二次衝突の際、頭部への衝撃を軽減するために、固いフレームと室内のライニングとの間に、衝撃を緩和する構造を設けました。
フロントピラー、フロントルーフレール、およびサイドルーフレール前席部に頭部衝撃保護構造を採用しました。

頭部衝撃保護インテリア


EBD付ABS+ブレーキアシストを、
全タイプにメーカーオプション設定。
ブレーキング時における前/後輪の制動力配分をコンピューターがきめ細かく制御し、ブレーキ効率を向上させるEBD(電子制御制動力配分システム)を採用。
さらに強くブレーキを利かせる必要がある場合に、ペダル踏力を補助するブレーキアシストを採用。ABSの効果を充分に引き出します。
EBD=Electronic Brake force Distribution
ABS

両席SRSエアバッグシステムを、
全タイプに標準装備。

両席SRSエアバッグシステム
エアバッグ膨張時の写真を合成したものです。
SRS

フロント3点式
ロードリミッター付プリテンショナー
ELRシートベルトを全タイプに標準装備。
前方向からの衝突に対して、センサーが設定値以上の衝撃を感知すると、シートベルトを瞬時に巻き取り、乗員をしっかり拘束。
その後、一定以上の荷重がかかると、シートベルトを少し送り出して、胸部などへの負担を軽減させます。
フロント3点式ロードリミッター付プリテンショナーELRシートベルト
ELR

ACTIVE SAFETY
配光性に優れた、マルチリフレクター・ハロゲンヘッドライト
被視認性の高い、大型リアコンビネーションランプ
EBD付ABS+ブレーキアシスト
運転しやすいドライビングポジション
大型化で操作しやすい、レバー&スイッチ
大きな文字で見やすい、メーター&表示
大きなウインドウの広い視界
高剛性ボディ&サスペンションによる高い走行安定性
クラッチペダルを踏んだ時だけエンジンを始動できる、クラッチ・スタートシステム(MT車)
PASSIVE SAFETY
新・衝突安全設計ボディ
歩行者傷害軽減ボディ
頭部衝撃保護インテリア
両席SRSエアバッグシステム
フロント3点式ロードリミッター付プリテンショナーELRシートベルト
リア3点式ELR/ALR(チャイルドシート固定機構)シートベルト
G-CON
ホンダの安全技術 

時代に即した高い安全性を確保するために、人への傷害軽減をめざし、衝突時に発生するさまざまな衝撃(G)をコントロールする技術を開発し、ホンダではGコントロールと名付けました。
Gコントロールは、「乗員の生存空間確保」を第一とした、衝突後のキャビン変形を基準とする「クルマ中心の基準」だけでなく、「人間尊重」の考え方を原点として「乗員の傷害軽減」「歩行者の傷害軽減」といった「人中心の基準」にに重点を置いて衝突安全性能を追求していくホンダの最先端の安全技術です。



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