プレスインフォメーション

S2000 - 1999.04

軽快感あふれる操るよろこびに満ちたハンドリング性能

ダイレクト感のポイントは、サスペンション剛性の高さと、
ロール剛性強化によるコーナリングパワーの素早い立ち上がり。さらに、アンチスクォート・ジオメトリーなどによりアクセル操作によるレスポンスを高め、コントロールの自由度を向上。
トー角コントロール特性などにより外乱に対する安定性も高めました。

開発レビュー

クローズドボディ同等以上の剛性と、50：50の理想的な前後重量配分を実現したパッケージングのメリットを活かし、究極の軽快感と一体感を達成し、操るよろこびに満ちたハンドリング性能の実現をめざしました。
サスペンションは、ホンダが長年開発し続けている、セッティング自由度の高いダブルウイッシュボーンを採用。重心高の低減と、低いフェンダー高によるシャープなエクステリアのためのコンパクト化に寄与するインホイールタイプとしました。

ダイレクト感の実現に当たり、通常の走行領域から限界領域まで全域高レスポンスを指標に開発を実施。シミュレーションによる応答性の向上のみならず、欧州の一般道を中心とした走り込みにより、日常の走りのなかでもレスポンスに優れたハンドリングを楽しめる性能を実現。多くの方々が操るよろこびを満喫できる、ホンダの新しいFR車ならではの特性とすることをめざしました。

また、新世代のリアルオープンスポーツとして、高速走行時やウェット路走行時の安定性も向上させています。

図1.	操舵に対する車両挙動のレスポンス

ヨーレート位相遅れと横G位相遅れを少なくし、フロントのレスポンスとリアの追従性を高めました。

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