ODYSSEY - 1999.12

ODYSSEY
ODYSSEY
動的性能

 
静粛性
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あらゆる状況下で安らぎのある静粛性を目指した設計。
NEWオデッセイで目指したのは、停車中から高速走行中まで心やすらげる静けさに満ちた室内です。
騒音や振動の発生を抑えるとともに、それらの室内への進入を徹底して遮断。すぐれた静粛性を獲得しています。
すぐれた制振・遮音設計
フロアのほぼ全域とドアまわり、ダッシュボードなどに隙間なく遮音材・吸音材を敷きつめ、ロードノイズやエンジン透過音の進入を防ぐ設計としています。
特に、フロントフロアにはボディに密着する遮音材を適用しており、音の進入を防ぎます。
足まわりからの振動についてはいったんサブフレームで受けとめることで室内への直接進入を低減。高い静粛性を実現しています。
 
遮音材・吸音材
 
停車中の静粛性向上
エンジンの振動を車体に極力伝えないために、エンジンマウントに電子制御の液封マウントや剛性を大幅に高めたマウントブラケットなどを採用。
ボディ剛性だけでなくシートまわりの剛性も高めることで振動の伝達を抑えています。 また、大径の高剛性ピラー・トゥ・ピラー・パイプの採用によりハンドルの振動も低減しており、停車中の高い静粛性を実現しています。
 
エンジンマウント
 
加速中の静粛性向上
大容量の吸気共鳴箱を設置しエンジン吸気音を低減するとともに、排気消音系の大容量化により排気音についても低減。
また、風切り音についてもボディデザイン全体から検証し、ドアミラーやワイパーの形状など細部まで吟味を加え静かな室内を実現しています。


 
4WD
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ホンダ初のV6リアルタイム4WD設定。(VG、VZタイプ)
ホンダでは初めて、V6エンジンにリアルタイム4WD車を設定。
NEWオデッセイの走りのフィールドをさらに大きく広げました。
独創の軽量・コンパクトなデュアルポンプシステムを採用しており、
頼もしい走破性と軽快な走りを両立しながら、低燃費をも実現しています。
デュアルポンプシステム
デュアルポンプシステム図 デュアルポンプシステム
(1)通常走行時は2つのポンプ間に油圧は生まれず、ほぼFF状態で走行。(2)発進・加速時など、前輪回転数が後輪回転数を上まわった場合は、フロントポンプとリアポンプの間に油圧が発生し、多板クラッチを押しつけ、トルクを後輪にも伝達。(3)また、発生した油圧が設定値を超えた場合は、リリーフバルブが開き、油圧を制限します。
徹底追求したV6エンジンとのマッチング
専用のリアデファレンシャルを新開発。後輪への最適なトルク配分を実現し、
雪道登坂時などの発進性能を高めています。
静粛性にも配慮
トランスファードリブンギアを両持ち支持とすることで
ギアの噛み合わせを均一化し、また、トランスファーハイポイドギアの
歯形の精度を高めることで高い静粛性も獲得しています。
トランスファードリブンギア



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