STEP WGN - 2001.04

STEP WGN FACT BOOK
STEP WGN 2001.4.5
走りの性能
安定性に優れ、一体感に満ちた心地よい走り。

ロール剛性を高め、高速安定性やリニアなハンドリングを確保した、フロント・ストラットサスペンション。
フロントにはコンパクトでショートノーズに対応したストラットサスペンションを採用しました。スタビライザーをリンク化してロール剛性を向上。また、タイロッドを長くすることでトーコントロール性を高め、タイヤストローク時のトー変化を抑制。高速安定性やリニアなハンドリングが得られるなど、優れた操縦安定性を確保しています。

低床化に対応した、リア・ダブルウイッシュボーンサスペンション。
リアにはスペース効率を考慮した、インホイールタイプのダブルウイッシュボーン式を採用。さらに、アッパーアーム形状を見直し、ダンパーも20mm短縮。低床化に対応しています。

フロント・ストラットサスペンション
◯フロント・ストラットサスペンション
  リア・ダブルウイッシュボーンサスペンション
◯リア・ダブルウイッシュボーンサスペンション

熟成されたパワーステアリング。
油圧式パワーステアリングに、オデッセイ同様のV4ステアリングシステムを採用しました。可変フォースコントロールバルブがラック摺動速度による可変油圧ダンパーとして働くため、キックバックなどの外乱を低減するとともにセンターのしっかり感も向上。可変容量ポンプによって燃費の向上も図っています。また、高効率スペースコラムによって広いチルト角度とともに高いスペース効率を獲得。VGR(可変ステアリングギアレシオ)が高速での安心感の高いステアフィールと低速での優れた取り回し性も実現しています。
*V4=Variable Force Control Valve/Variable Displacement Pump/Valuable Space Column/Variable Gear Ratio

一体感のある走りを実現した高剛性ボディ。
ボディ剛性に対しては、コンピュータ解析による徹底した検証を行い、構造の最適化を図っています。シミュレーションによって、フレーム全体の剛性アップ、フロント部の部分補強、開口部の部材追加、といった高荷重部位への部材最適配置や断面の大型化、結合部の強化などを実施。その結果、曲げ剛性で22%、ねじり剛性で23%、テールゲート開口部剛性で28%向上し、しっかりとした一体感のある走りを実現しています。(数値は前モデル比)

○主なボディ剛性向上対策
主なボディ剛性向上対策

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