STEP WGN - 2001.04

STEP WGN FACT BOOK
STEP WGN 2001.4.5
開発の考え方

“ファン・ファン ボックス”

Hondaはこれまで、お客様のクルマに対する考え方や要求の変化の本質を捉え、
ニーズを的確に把握したうえで独自の技術を活かし、オデッセイやストリームのような乗用タイプや
ステップ ワゴンのようなユーティリティタイプなどのミニバンを開発し、
新しい生活の創造を提案してきました。

Newステップ ワゴンでは「子供と一緒に過ごす」という家族の思いを大切にしたいと考え、
Hondaのクルマとして走行メカニズムや安全・環境など
動的な分野への最新技術の投入はもちろんのこと、これらを基本としたうえで、
駐車しているときなどの使われ方にも重点を置きました。

開発のキーワードとなった、「子供を中心とした家族のバンザイ」。
これは、子供を持つ親の気持ちのように、クルマづくりにおいて子供の喜びを最優先し、
家族全員の喜びに拡大していくという、これまでにない発想と取り組みです。
そのためには、まずは子供の視点で改めてクルマを見つめることが
最も正しいアプローチであると考えました。

子供の等身大のボードをつくり、実際の目の高さからクルマを見直すことで
乗り降りのしやすさなどを検証。また、暮らしの延長として楽しめるように
生活シーンを空間に取り入れるなど、まずは子供のバンザイの具現化として、
“「遊・食・寝・積」が一台で全部できる”機能や空間を求めました。

一方、親のバンザイとしては、日常の使い勝手を考慮し、“便利で使いやすい”ことや
“経済的でお得”であること、さらには走る楽しさや独自のスタイルなど、
所有することで“誇りが持てる”こと、
そしてクルマの基本として“安全”や“環境”への配慮を追求。

家族一人一人の喜びを融合した、楽しさ(FUN)がたくさんつまった機能的(FUNCTIONAL)な箱、
FUN2ctional BOX(ファン・ファン ボックス)の具現化をめざし、
家族の無限に広がる夢の創造に着手しました。

家族の喜びをかなえたい
子供を中心とした“家族のバンザイ”
ファン・ファンボックス

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