アルミボディ技術の洗練、3.2Lへの排気量アップ、6速マニュアルトランスミッションの搭載、DBWを活かしたFマチックの進化、ブレーキディスクローターの16インチ化などによりNSXのパフォーマンスを向上。さらにワインディングロードなどにおけるドライビングのよろこびを追求したtype Sを新たに設定。ベーシックコンセプトの3軸図を、またひと回り大きく進化させました。 |
ビークル・ダイナミクス(運動性能)、ヒューマン・フィッティング、ロードコンディション・アダプタビリティ(環境適合性)の3軸を高次元でバランスさせるのがNSXのベーシックコンセプト。'97年、NSXをさらに高みに到達させるために、ベーシックコンセプトの3軸図を拡大すべく、数々の性能進化に着手しました。
まず、NSXを誕生させたメインテクノロジーといえる独自のアルミボディ技術を進化。新たな材料技術の投入により、外板の強度を高めた上、さらなる軽量化を実現しました。また、全モデルのブレーキディスクローターを16インチ化し、フロントに精悍なロアスカートを採用するとともに、太陽熱と紫外線をカットする高熱線吸収UVカットガラスを採用。
|
|
その上でATモデルは、電子スロットルDBW(ドライブ・バイ・ワイヤ)の特性を活かし、エンジン回転を最適制御することでFマチックの減速シフトダウンをさらにスムーズかつクイックな設定としました。また、MTモデルは、DOHC VTECエンジンを3.2Lへ排気量アップ、マニュアルトランスミッションを6速化するなどの大幅な性能アップを行っています。
さらに、'97 NSXクーペをスープアップし、ワインディングロードでの操る気持ちよさを際立たせたtype Sを新たにモデル設定。
NSXのフィールドをさらに広げていくことをめざしました。
|