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ドライバーズカーのための進化技術

■GPS付きホンダ・ナビゲーション・システム
(β-IIを除く全タイプに
メーカーオプション)
ホンダは、独自のガスレートセンサーによって自車の現在位置を検出して地図上に表示する完全自立航法の「ホンダ・ナビゲーション・システム」を世界に先駆けて開発。1990年10月に2代目レジェンドに搭載し、お客様から非常に高い評価を得てきました。
この「ホンダ・ナビゲーション・システム」は、自車の軌跡と地図上の道路の形状とを常に比較・補正する「マップマッチング機能」のほかに、
(1) 自車の移動に伴う地図の高速自動スクロール表示
(2) 自車の走行軌跡の画面表示
(3) 目的地の設定と2カ所までの経由予定地点の設定
(4) 目的地までの直線距離と目的地の方向の表示
(5) 自宅位置の登録・表示機能
(6) 8段階の縮尺切り換え(主要大都市は9段階)と自由なスクロールによる日本全国の地図検索機能
(7) 主要なホテルやレジャー施設などの位置と電話番号の検索機能やハンズフリー・カーテレホンとの組み合せによるワンタッチダイヤル機能
など、極めて高い実用性を兼ね備えています。
今回、一層進化を遂げた新システムでは、今までのガスレートセンサーによる自立航法に加え、米国の人工衛星からの電波で自車の現在位置を測定するGPS(グローバル・ポジショニング・システム)を追加。GPSレシーバーをリアシェルフ上に設置し、システムの一部に組み込むことで、フェリーなどでの移動後や、マップ上にない道路を長距離にわたって走行した後にも、自動的に自車位置を補正する機能が加わりました。

また、新規道路の開通や国土地理院発行の地形図の修正にともない、
(1) 高速道路やバイパスなど256カ所(総延長約1,000km)にわたる道路情報の追加
(2) 国土地理院の地形図の更新にともなう約12,000カ所の地図情報の追加、更新
など、CD-ROMに記録された地図データベースを大幅にアップデイト。加えて、新設されたゴルフ場や文化施設、ホテルなど、360カ所あまりの情報も追加しています。

GPSによる現在位置の補正の仕組み
GPSによる測位には、少なくとも4つの人工衛星からの電波信号による3次元測位(自車位置の標高までも計測できるより高精度な測位)と、3つの人工衛星からの電波信号による2次元測位(地球の表面上の平面的な測位)の2つのレベルがあります。これに、人工衛星が電波を出していない時など測位が不可能な場合を含め、画面上には常に下記のいずれかの表示がなされています。
GPS付きホンダ・ナビゲーション・システム GPS付きホンダ・ナビゲーション・システム 3次元測位
(衛星を緑で表示)
GPS付きホンダ・ナビゲーション・システム 2次元測位
(衛星を黄で表示)
GPS付きホンダ・ナビゲーション・システム 電波を受けていない時
(衛星は非表示)
そして、GPSによる測位位置が、システムで保持している位置データと一定値以上離れている場合に自動的に位置補正が行われます。

【GPSによる位置補正例】
下図のように、A地点からB地点までフェリーで移動した後にエンジンをスタートし、GPSの電波を受信すると、自動的にB地点に現在位置が補正されます。そして、さらに数百メートル走行すると、方位もほぼ補正。その後は、自立航法によって得られた走行軌跡とマップ上の道路とを照合するマップマッチング機能によって、正しい位置・方位に補正します。
GPSによる位置補正例
GPSによる位置補正例



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