LEGEND
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αTOURING

ドライバーズカーとしてのレジェンドのラインアップに、新たに追加した「αTOURING」には、従来の3.2L V型6気筒エンジンをさらにパワーアップしたTYPE IIエンジンを搭載。吸・排気系を主体とした改良と高回転化によって、20PSも向上した235PSの最高出力を達成するとともに、低回転域から高回転域までスムーズに吹き上がるホンダならではのフィーリングを獲得。 より一層強化したサスペンションとブレーキとあいまって、より一層スポーティな走りを実現しました。

■TYPE IIエンジン
TYPE IIエンジンは、従来の3.2L V型6気筒エンジンをベースとして、
(1) インテークマニホールドのポート径と長さの最適チューニング
(2) インテークバルブ径の拡大
(3) カムのプロフィール見直しによる、吸・排気バルブタイミングの変更とバルブの高リフト化
(4) エキゾーストマニホールドのポート径の拡大と形状の変更
(5) エキゾーストパイプ径の拡大
(6) キャタリスト径の拡大
(7) サイレンサーチューニングによる排気抵抗の低減
など、徹底的な吸・排気効率の向上を図りました。
また、特殊なメッキ手法により表面をピラミッド状に結晶させることで、オイル保持性能と焼付タフネスを向上させたF-1エンジンにも使われているコンロッドメタル材をホンダ独自の技術ではじめて量産化し、高回転化と最高出力の大幅向上(215PS/5,500rpm→235PS/6,300rpm)を実現。
さらに、新開発の大容量低騒音サイレンサーの採用によって、スポーティな走りと心地よい排気音の両立も図っています。

コンロッドメタル表面
コンロッドメタル表面

さらに、このエンジンの特性をより引き出し易くするために、アクセルペダルのストローク量とスロットル開度の特性をより良いレスポンスが得られるようにチューニングし、ギヤレシオをローレシオ化したことなどと相まって、全域にわたり力強い加速感を実現しています。

TYPE IIエンジン出力特性図
TYPE IIエンジン出力特性図

■サスペンション・ブレーキ
α TOURINGには、最高出力235PSの高出力エンジンを搭載しただけではなく、そのハイパワーにふさわしい足廻りとボディを求めました。
そのために、縦置きFFミッドシップと4輪ダブルウィッシュボーンサスペンションの採用により達成された爽快なハンドリング性能をさらに高めるべく、
  (1) 215/55R16 91Vタイヤと新設計16インチアルミホイールを採用
  (2) 一層リニアな特性を持たせた新設計のコンプライアンスブッシュを採用
  (3) フロント/リアともにダンパーの減衰力特性の見直しによるリニアリティを向上
  (4) フロントブレーキは、2ポットキャリパーと大容量ディスクの組み合わせによって制動力を強化
するなど足まわりを固め、さらに、
  (5) ねじり剛性を強化するため、クロスメンバーの板厚をアップ
  (6) サイドフレームバーを追加
するなど、ボディ剛性の強化も併せて行うことにより、しなやかでスポーティな走りを実現しています。



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