LEGEND - 1990.10

LEGEND
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ANTI LOCK BRAKE SYSTEM

3チャンネル・デジタル制御A.L.B.(4輪アンチロックブレーキシステム)

3チャンネル・デジタル制御A.L.B.(4輪アンチロックブレーキシステム)
エンジンパフォーマンスが高くなるほど、そのパワーを余裕をもって受け止めることのできる確かなブレーキシステムが求められます。新レジェンドは4輪すべてにディスクブレーキを配した上で4輪アンチロックブレーキまでも標準装備としました。A.L.B.は、濡れた路面や雪道など滑りやすい路面での急制動時に、コンピュータ指示によってポンピングブレーキを素早く精密に行い、ブレーキロックを制御。路面状況に応じた最適なブレーキ・コントロールを行うとともに、ハンドリングによる回避能力を確保する高度なシステムです。前輪を左右独立制御した3チャンネル方式により、路面状況が左右で異なる場合でも安定感の高い制動力を発揮します。また、A.L.B.と主ブレーキは、それぞれの油圧系を独立。万一A.L.B.系統に異常が発生しても主ブレーキは通常の制動力を発揮する信頼のシステムとしています。

ハイマウントストップランプ
人間中心の視点から配慮した良好な運転環境。
事故を未然に防ぐための性能には、知能化技術の他にもさまざまな視点からのアプローチが考えられます。例えば、「良好な視界を確保し、また被視認性も高めること」、「長距離走行でも疲れにくいこと」、「すべての操作が自然に行え、つねに余裕あるドライビングをもたらすこと」など、運転する人のストレスを抑え、コントロールミスを未然に防ぐための環境づくりが重要です。新レジェンドでは、これら基本的な性能の向上をめざして、人間工学的にも研究を重ねました。例えば、以下のような数々の配慮が挙げられます。
●広い視界を確保するワイド・グラスエリア
細いピラーや低ボンネット、大型フロントウインドウがつくり出すワイドなグラスエリア。安心できる確かな視界を生み出します。
●視認性・操作性に優れたインストルメントパネル
ホンダ車の特長である開放感をそこなうことなく、インストルメントパネルの高さやボリューム感を上げることで安心感を高めています。そして、運転する人の目を、できる限り疲れさせない大径メーター類。視線移動が少なくて済む機能的なレイアウトとし、またステアリングに妨げられない確かな視認性を確保しました。オーディオやエアコンのスイッチ類も、従来よりも大幅にドライバー側に寄せた配置とし、スイッチ形状も扱いやすさを第一に考えました。
●オートラインコントロール
車外の明るさの変化をセンサーが感知して、自動的にライトON/OFF。山道でトンネルが続く時など、スイッチ操作のわずらわしさがなく、運転に余裕を生みます。
●ハイマウントストップランプ
リアトレイ後部に設置。後続車からの視認性をより高めました。
●長距離走行でも疲れにくいシート
身体を快適に保持する形状により、長距離走行でも疲れにくいシートが実現しました。また、シートバック中央部の腰椎支持部の強弱を調整できるパワーランバーサポート(ドライバーズシート)も装備しました。
●最適なドライビングポジションを実現
無段階調節により最適なポジションが得られるパワーシートを採用。さらに電動テレスコピック&チルトステアリング(タイプα)も採用しました。
●夏冬切り換え機構付ワイパー
大きな払拭面積で良好な前方視界を確保。積雪にも対応しワイパー下端位置を調整できます。
●外気温度表示
メーターパネル内に外気温度を表示。特に路面凍結のおそれがある寒冷地などで便利です。
●ホンダ・ナビゲーションシステム(タイプαに装着車を設定)
自車の位置や方向を容易に確認できる先進のシステムです。初めての道や夜間の走行でも安心。見やすい地図画面や操作性に優れたスイッチ類などとあいまって、ドライビングに大きな余裕をもたらします。
その他、燃料もれ防止対策構造や、難燃材の採用など、火災防止の面でも配慮しています。



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