ELYSION FACT BOOK
ELYSION 2004.05.13
クォリティ・スペース[インテリア]
すべての乗員をもてなすしつらえを施した、ハイセンス・ハイクォリティ空間。
ゆとりに満ちた空間にすべての席でくつろげる演出を施した、
クルーザーラウンジ・インテリア。
ゆとりの空間を最大限に活かしたうえで、「スーパーリラックス」をデザインテーマにクルーザーのラウンジをモチーフとし、3列すべてで心地よくくつろげるインテリアを追求しました。大きくラウンドしたフロントのパノラマワイドビュー・ウインドウから流れるように後方まで続く、大きく明るいグラスエリアが開放感を演出。さらに、やさしく包み込むように仕立てた大型シートや質感にこだわった木目調パネルを全列に配したほか、照明装備を効果的に配置するなど、豊かさを実感できるしつらえを施しています。また、明るく落ち着きのあるインテリアカラーを採用。ソフトなコントラストでくつろげる内装としています。
VX(FF) メーカーオプションおよびディーラーオプション装着車
Photo : VX(FF) メーカーオプションおよびディーラーオプション装着車 カットボディによる撮影
新たな手法で質感を深めた木目調パネルやメタル調パーツ。

インストルメントパネルやドアライニングなど随所に施した木目調パネルは、削りだした無垢材のような立体的な造形としました。しかも、装飾としてのみならずインストルメントパネルやドアライニングを支える機能を持たせることによって、これまでにない重厚感や暖かみのある自然な風合いを生み出しています。また、メタル調パーツにおいても立体的な造形とし、細部に硬質なイメージを表現。これらを組み合わせることで上質さを演出しています。
X(FF) メーカーオプションおよびディーラーオプション装着車
Photo : X(FF) メーカーオプションおよびディーラーオプション装着車 カットボディによる撮影
夜間の室内をより上質に演出するブルーイルミネーション。(X、VX、VZに標準装備)

センターコンソールおよび2列目、3列目の夜間演出として、スモールランプと連動して作動するブルーイルミネーションを設置。室内を上品に照らします。
室内の各所に効果的に配した照明。

全列にルームランプを配置し、センターパネル上のスイッチでもON/OFF操作を可能にしました。さらに、2列目のドアポケットや3列目のカップホルダーにも照明を配置しています。
前席左右の伸びやかな一体感と、開放感のある視界を生み出す、
インストルメントパネル。
インストルメントパネルには、左右を太く直線的に貫く木目調パネルを象徴的に配した水平基調デザインを採用。運転席と助手席の隔りをなくし空間を共有できるよう、スペースに一体感を持たせました。しかも、メーターパネルとナビゲーションディスプレイ部を統合し、視界を遮るメーターバイザーの起伏をなくすことにより、インストルメントパネル全体をフラット化し、両席ともに見晴らしの良い前方視界を生み出しています。
※ ナビゲーションシステムを装備しない場合はオーディオ表示部
VX(FF) メーカーオプションおよびディーラーオプション装着車
Photo : VX(FF) メーカーオプションおよびディーラーオプション装着車 カットボディによる撮影影
見やすく美しいスーパー立体自発光メーター。

メーターなどの表示系は視認性とともに新しいデザインを追求しました。まず、スピードメーターを中心に3つのメーターと液晶ディスプレイを立体的にレイアウト。そのうえでそれぞれのメーターパネル上部にLEDを配し、反射レンズに映し出すことでホログラムのような美しく奥行き感のあるグラデーション表示を実現。文字盤が浮き上がって見えるため、より立体感のある表示を行います。また、大径のスピードメーターは、走行視界との焦点差を小さく感じる遠焦点レイアウトとすることで良好な視認性を獲得しました。そのほか、メーターパネルとナビゲーションディスプレイ部の統合により、走行情報系のスムーズな視線移動を実現。メーター照明には、ドアの開閉やイグニション操作に連動して段階的に点灯・消灯させるライトアクションによる演出も施しています。
X(FF)
Photo : X(FF)
多彩な情報を表示するマルチインフォメーション・ディスプレイ。(VZに標準装備)

メーターの中央部にオドメーター、トリップメーター、瞬間燃費などを表示するセンターディスプレイを全タイプに標準装備。さらにVZには、IHCCやCMSの状態、各種ワーニングなど、多彩な情報を表示するマルチインフォメーション・ディスプレイを設置しています。 多彩な情報を表示するマルチインフォメーション・ディスプレイ
腕の動きを考慮して操作性を追求した、インパネシフトやスイッチ類のレイアウト。

ステアリングホイールからスムーズに持ちかえられるポジションにインパネシフトを配置し、手の移動距離を短くしたうえで操作性のよいストレートタイプを採用。またセレクトレバーは、手になじむコンパクト形状に木目調と本革を組み合わせて(X、VX、VZ)質感を高めたほか、夜間でのシフトポジションの視認性を高めるLED照明も備えています。そのほか、インストルメントパネルのスイッチ類は、使用頻度、形状、大きさを考慮しながら、腕を伸ばしやすい位置にレイアウトするなど、操作性に優れた運転環境を実現しています。
X(FF)
Photo : X(FF)
やさしく包み込むソファ感覚の大型シートを全列に採用。
8人全員が上級車にふさわしい快適性を得られるために、座り心地を重視し、ロングドライブでも疲れにくいシートを全列に採用。クッション部、シートバック部ともに、長さ、幅、厚みすべてにゆとりを持たせたサイズとしています。特に2列目、3列目シートは、3名乗車でのゆとりはもちろん、左右席では1列目と同様の快適性を獲得。また、ソフトなシート素材やスウェード調のシート素材を採用し、シート形状とともにやさしく包み込むようなフィット感を与えることで、上質なソファのようなゆったりとくつろげる仕立てのよいシートを完成しました。
X(FF) メーカーオプションおよびディーラーオプション装着車
Photo : X(FF) メーカーオプションおよびディーラーオプション装着車 カットボディによる撮影
疲労軽減を追求し、フィット感に優れた1列目シート。

1列目シートには、快適性とともに運転操作にも配慮した設計を施しました。シートクッションは、シート奥に自然に引き込まれるようにスプリングを後ろ下がりに設定するとともに、適度な沈み込みと高めのサイド部により腰全体を包み込むようにホールド。シートバックは、腰の上部を支えるスプリング配置とすることで後ろへの沈み込みを抑えています。また、クッション前部の硬度をやわらげ、ペダル操作時の腿裏への圧迫感を軽減しています。



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