CIVIC - 1991.9


CIVIC

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指標(5)

これからは、乗る人自身も社会にやさしくあってほしい。
シビックにこめた数かずの「安全」は、
ホンダの未来に向けての提案でもあります。


SRSエアバッグシステム〔Type II〕
SRSエアバッグシステム〔Type II〕 エアバッグ膨張時の写真を合成したものです。

安全への配慮、それはクラスに関係なく追求されるべきものです。今回シビックにこめた安全の徹底は、ホンダのそうした独自の考えにもとづくものです。
シビックは、0次安全から緻密に、そして総合的に取り組みました。
0次安全とは、的確でスピーディな情報の提供や良好な視界などを通じて、つねに余裕のあるドライビングをもたらすこと。ホールド性のよいシートや快適なアッパーベンチレーションなど、ドライバーのストレスをおさえ、判断ミスやコントロールミスを未然に防ぐための環境づくりを徹底。さらに、危険からいち早く遠去かる、いわゆる事故回避能力が問われる1次安全も徹底し、「走る」「曲がる」「止まる」を高精度にコントロールするTCS(トラクション・コントロール・システム)や3チャンネル・デジタル制御ABS(アンチロックブレーキシステム)、独自のビスカスLSD(リミテッドスリップデフ)など、高度なシステムも採用しています。
またシビックは、万一の衝突時もダメージを最小限にとどめることのできるクルマをめざしました。
シートベルトとの併用で乗員の保護能力を高めるSRSエアバッグシステム。キャビンの変形量を極力おさえた高強度・高剛性ボディ。側面からの衝突に対するサイドシルの強化とドアビームの採用。さらには高強度ドアロックの採用や、内装材をすべて難燃材にするなど、まさに従来の常識を超えた安全思想を随所に貫ぬいています。





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