CITY TURBO II - 1983.10


CITY

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TURBOII ENGINE-2



エレクトロニック コントロール ターボシステム
ELECTRONIC CONTROLLED TURBO SYSTEM
 
小排気量でありながら、つねに最大限のパワーを。そのためにターボIIエンジンは、ホンダ独自のエレクトロニクスを駆使した、エレクトロニック コントロール ターボシステムを開発しました。
まず、過給圧の上昇に応じて排気ガスの一部をバイパスさせて過給圧を制御する、ウェストゲートコントロール機構にも、PGM-FIを使用。あらかじめコンピューターに記憶させてある目標過給圧と、圧力センサーを使って検出した過給圧とを、たえず比較しながら、フリークエンシーソレノイドバルブを0.04秒という周期で、きめ細かく駆動させ、過給圧を高精度にフィードバックコントロールしています。これにより、過給圧をギリギリまで高めることに成功したのです。
また同様に、高過給圧下でのノッキングの発生を抑えるため、吸入空気温度、冷却水温、エンジン回転数に応じて目標過給圧を設定した、新しいプログラムマップをセット。さまざまな運転状況のもとでも、つねに過給圧を最適に調整して、その能力を十分に発揮させています。
さらに、過給圧をエレクトロニクスで制御しているためムダがなく、急加速や高速域からの追い越しの際でも、過給圧が素早く立ち上がります。同時に、エンジン回転が4,000rpm以下で、スロットルを全開にした場合、過給圧を10秒間、(クルージング以外で、各ギヤをシフトアップする平均的な時間。80km/hなら約220mの距離。)約10%もアップする、スクランブル・ブーストを実現。アクセルをふみ込んだ瞬間の圧倒的な加速レスポンスを可能にしています。 
 

ELECTRONIC CONTROLLED TURBO SYSTEM
 ELECTRONIC CONTROLLED TURBO SYSTEM


プログラムマップ




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