Team Asia Report

マレーシアGP予選で中上は9番グリッド獲得
パウィは8列目から決勝へ

2017年10月28日(土) Rd.17 マレーシアGP セパン・インターナショナル・サーキット
コンディション:ドライ 気温:35℃ 路面:49℃

灼熱のセパン・インターナショナル・サーキットで行われた土曜日午後のMoto2クラス予選で、IDEMITSU Honda Team Asiaの中上貴晶は9番手タイムを記録。明日のマレーシアGP決勝レースは3列目9番グリッドから挑みます。一方、チームメートの地元出身ライダー、カイルール・イダム・パウィは、8列目23番グリッドを獲得しました。この予選で中上が記録したベストタイムは2分07秒029。パウィのタイムは2分07秒768でした。

午前のFP3で中上は、セッションの残り2分に最終コーナーでフロントから軽い転倒を喫してしまいましたが、着実にセットアップを進めました。パウィは昨日から0.9秒のタイムアップを果たし、トップとの差をさらに詰めました。

午後の予選で、中上は決勝レースを想定した細部の煮詰めに集中し、ベストタイムはポールポジションから0.623秒の僅差でした。明日午前のウォームアップでは、フロント周りをさらに煮詰めて決勝レースに備えます。パウィもコース攻略を進めて着実に前進を果たしました。明日の決勝レースでは、走り慣れたホームコースでトップ15フィニッシュを目指します。

明日は、現地時間午前9時10分(日本時間午後10時10分)から20分のウォームアップ走行を行い、19周の決勝レースは午後1時20分(日本時間午後2時20分)にスタートします。

  • 中上貴晶
  • カイルール・イダム・パウィ

中上貴晶 (9番手 / 2’07.029 / +0.623)
「今日の午後のように路面温度が高くなったときに、一次旋回から二次旋回に入っていくあたりで十分なフロントの信頼感を得られていません。明日はもっと温度が高くなることを想定したバイク作りを進めて、バランスを調整したいです。明日は体力勝負、タイヤ勝負になると思うので、長い19周をしっかりマネージして最後まで高いパフォーマンスを発揮できるようにがんばります」

カイルール・イダム・パウィ(23番手 / 2’07.768 / +1.362)
「昨日のFP1から今日の予選まで、大きく前進できました。リアのグリップを得ることに多少苦労をしていますが、予選はいい内容の走りをできました。明日は暑いコンディションでの戦いになると思うので、タイヤをうまくマネージして集中力を最後まで維持することが大切です。決勝レースではうまくペースをつかめればトップ15も可能だと思うので、スタートから全力で走ります」

岡田忠之 チーム監督
「中上は、明日午前のウォームアップでもう少し彼の乗りやすい方向にセットアップを最終調整して、午後のレースに備えます。3列目スタートは好位置ではありませんが、上位を争う最低限の基準はクリアできたので、明日はがんばってくれるでしょう。パウィは、ホームコースの利を活かしてがんばってくれました。ラップタイムでも上位と僅差に迫っているので、明日の決勝では地元のファンに喜んでもらえる活躍を期待しています」