Team Asia Report

Moto3Moto3
Moto2

サンマリノGPで雨の試練
アティラプワパと鳥羽は転倒リタイア

2017年9月10日(日) Rd.13 サンマリノGP ミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリ
コンディション:ウエット 気温:18℃ 路面:18℃

サンマリノGPのMoto3クラスの決勝は、気象予報通りのウエットレースで、合計23度の転倒が発生する難しいコンディションになりました。Honda Team Asiaの鳥羽海渡とナカリン・アティラプワパもこのコンディションの犠牲になり、ともに転倒を喫してリタイアとなりました。

鳥羽は、前日の予選終盤でのスロー走行に対して12グリッド降格のペナルティーを科せられ、9列目25番グリッドからのスタートになりました。レースでは、堅実な走りで少しずつポジションを上げていきましたが、15番手を走行していた19周目の15コーナーで転倒してしまいました。

ペナルティーを受けたライダーたちのグリッド変更により、8列目23番グリッドからレースに臨むことになったアティラプワパは、レース序盤に大きく順位を上げて14番手まで浮上しましたが、4周目に11コーナーでリアを滑らせて転倒しました。

第14戦アラゴンGPは、9月22日(金)の午前9時(日本時間同日午後4時)にMoto3クラスのフリー走行1回目がスタートします。

  • 鳥羽海渡
  • ナカリン・アティラプワパ

鳥羽海渡(DNF / 37'41.463 / +5Laps)
「決勝レースは、氷の上を走っているようなすごく難しいコンディションでした。最後まで生き残ることができればポイント圏内でフィニッシュできると予想していたので、少しずつペースを上げていったのですが、最後の最後で転んでしまいました。土曜まではいいセッションの積み上げをできていたので、次のアラゴンGPもこの調子でがんばります」

ナカリン・アティラプワパ(DNF / 6'18.204 / +20Laps)
「ウォームアップでは3番手タイムで調子がよかったので、レース序盤に攻めすぎてしまいました。攻めすぎなければ、ポイントを獲得できていたと思います。転倒後は再スタートしようとしたのですが、不可能でした。この失敗を今後の教訓にしたいです」

岡田忠之 チーム監督
「海渡は我慢のレースで終盤まで健闘していたのですが、結果的に転倒をしてしまいました。また、ナカリンも序盤に速いペースで追い上げたものの、リザルトを残すことはできませんでした。今日のような難しいコンディションで走ったことは、今後のためにもいい経験でした。次のアラゴンGPでは、両選手ともさらに力強い走りができるでしょう」