Team Asia Report

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アティラプワパがフランスGPで13位フィニッシュ
鳥羽は転倒リタイア

2017年5月21日(日) Rd.05 フランスGP ル・マン・サーキット
コンディション:ドライ 気温:18℃ 路面:34℃

第5戦フランスGPにおけるMoto3クラスの決勝レースで、Honda Team Asiaのナカリン・アティラプワパは13位でフィニッシュ。チームメートの鳥羽海渡は、ラスト2周で転倒リタイアとなりました。

現地時間午前11時(日本時間午後6時)にスタートしたレースは、開始直後の2周目の6コーナーで、転倒車のオイル漏れにより、鳥羽を含む大勢の選手を巻き込むマルチクラッシュが発生。レースは赤旗中断となり、11時35分から16周で再スタートすることになりました。

10列目30番グリッドからスタートのアティラプワパは、グループ内で激しいバトルを続け、最後は集団の先頭でチェッカー。世界選手権デビューからわずか5戦目で、3ポイントを獲得しました。

9列目26番グリッドからスタートした鳥羽は、アティラプワパと同じグループでポジション争いを繰り広げていた15周目の10コーナーで、ハイサイドを喫してしまいました。

第6戦イタリアGPのMoto3クラスは、6月2日(金)の午前9時(日本時間同日午後4時)に、フリー走行1回目がスタートします。

  • ナカリン・アティラプワパ
  • 鳥羽海渡

ナカリン・アティラプワパ (13位 / 27'53.836 / +16.006)
「再スタート後のレースでは、ラップタイムやポジションを気にせず、ただ全力で走りました。終盤にサインボードで“P15(15番手)”という表示を見たときには、集団から抜け出そうとしたのですが、激しいバトルになりました。最終ラップではグループの前に出て、イン側から抜かれないようライン取りにも気をつけました。13位でフィニッシュし、世界選手権で初めてポイントを獲得できたので、とてもうれしいです。次のレースにも自信を持って臨みます」

鳥羽海渡 (DNF)
「再開後のレースではタイヤのグリップを得るのが難しく、序盤は苦労しました。ラスト5ラップくらいになると、集団内で余裕を持って順位を上げていけたので、転倒してしまったのが残念です。今回のレースウイークではフロントのフィーリングがすごくよくなったので、次のムジェロでは気持ちを切り替えてがんばります」

岡田忠之 チーム監督
「ナカリンは、今日が今シーズンで一番いいレースになりました。金曜からの各セッションでチームとともにしっかり取り組んできたことが、この結果につながりました。今後のレースでも、さらに自信を深めて戦ってくれるでしょう。鳥羽は最終的に転倒してしまいましたが、レース内容は決して悪くなかったと思います。今後も、前向きな気持ちで戦ってほしいと思います」