Round11アラゴンアラゴンGP

Moto2

2020年10月16日(金)

モーターランド・アラゴン
天候:晴れ
気温:16℃
コースコンディション:ドライ

ファビオ・ディ・ジャンアントニオがトップ
マルコ・ベツェッキ、サム・ロースが続く

Moto2クラスは、ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(MB Conveyors Speed Up)が今季初の総合首位に浮上し、第9戦カタルニアGP(3位)以来の表彰台獲得に向けて絶好のスタートを切りました。FP1は3番手。FP2で今季4回目のセッショントップタイムをマーク。昨年のチェコGP以来のトップで初日を終えました。

2番手には、前戦フランスGPで今季5回目の表彰台に立ち総合3位につけるマルコ・ベツェッキ(SKY Racing Team VR46)。3番手には、前戦フランスGPで今季初優勝のサム・ロース(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)が僅差で続き、両選手ともに今大会も好調をアピールしました。

4番手にはエドガー・ポンス(Federal Oil Gresini Moto2)で、ホームGPで今季ベストポジションを獲得し、今季ベストグリッド、ベストリザルトに向けて好調なスタートを切りました。5番手には総合首位につけるルカ・マリーニ(SKY Racing Team VR46)。6番手には総合2位のエネア・バスティアニーニ(Italtrans Racing Team)が続きました。

7番手はマルコス・ラミレス(Tennor American Racing)で、ホームGPで好調なスタートを切りました。前戦フランスGPで今季2回目の表彰台獲得となる2位フィニッシュのレミー・ガードナー(Onexox TKKR SAG Team)が8番手、ホルヘ・マルティン(Red Bull KTM Ajo)が9番手、ジョー・ロバーツ(Tennor American Racing)が10番手と続きました。

前戦フランスGPで9位でフィニッシュ。復調を感じさせたソムキアット・チャントラ(IDEMITSU Honda Team Asia)がトップから1.183秒差の19番手と、引き続き好調をキープ。チームメートのアンディ・ファリド・イズディハール(IDEMITSU Honda Team Asia)は、28番手でした。

初日はトップタイムから1秒差に14台。厳しいコンディションとなった初日は転倒者も多く、Moto2クラスとしてはそれほどタイムは接近しませんでしたが、2日目のフリー走行、予選では、厳しい戦いが予想されます。

コメント

マルコ・ベツェッキ(Moto2 2番手)
「難しい一日となりました。FP1は特に気温が低く、リズムをつかむのに少し苦戦しました。でも午後のFP2では前進することができました。ユーズドタイヤでいいフィーリングがありました。ロングランに取り組みましたが、右コーナーとブレーキングを少し改善しなければなりません。予選の目標は最初の2列を獲得することです」

サム・ロース(Moto2 3番手)
「今日はレースペースに取り組みました。気温が少し低いので、レースペースがとても重要になってきます。フィーリングはいいです。フルレースディスタンスで1分52秒台を出せたので満足しています。このタイムは昨年は出せていなので、すでに前進していると思います。明日はコーナリングのセットアップを少し改善したいです。チームはすばらしい仕事をしてくれました。ベースのセットアップが全く違う特徴のサーキットですぐにうまく機能しました。今日のコンディションは寒くて風も強く、かなりトリッキーでFP2では7コーナーで転倒してしまいました。ミスはよくありませんが、理由ははっきりしているので、明日も一生懸命プッシュします。目標はフロントローを獲得して、日曜日の戦いに向けて準備を整えることです」

エドガー・ポンス(Moto2 4番手)
「今日はとてもうれしいです。コースを完ぺきに知っていることが、こうして役に立つことがよく分かりました。マシンはとてもよく機能していました。限界でプッシュするべきパートも分かっていました。レースではもっと快適に走行できるように微調整をしたいです。チームととてもいい仕事ができました。明日はもっと強くなれるようにがんばります。そして自分とチームにとって重要な結果を残せるようにがんばります」

ルカ・マリーニ(Moto2 5番手)
「FP1はとても難しいコンディションでしたが、それでもスケジュールを完全にこなすことができました。フィーリングはいいです。強いライダーがたくさんいて、レベルはとても高いですが、準備はできています」

ソムキアット・チャントラ(Moto2 19番手)
ソムキアット・チャントラ「FP1はとても路面が冷えていて滑りやすいコンディションでした。特に2コーナーと11コーナーは、フロントの接地感に不安がありました。FP2は、午前と比べると路面の温度が少し上がり、午前中よりはプッシュして走ることができました。今日は異なるコンパウンドのタイヤを試し、旋回性を向上させるセットアップを見つけました。明日は、リアタイヤのグリップ向上を目指して作業に取り組みます」

アンディ・ファリド・イズディハール(Moto2 28番手)
アンディ・ファリド・イズディハール「アラゴンは2017年のMoto3以来となります。今朝のFP1では、バイクのいいフィーリングを見つけるために可能な限りたくさんの周回をしました。FP2ではとてもいいフィーリングがあり、タイヤの温度をキープすることに取り組みました。しかし、ターン2でフロントのグリップを失ってしまい、転倒してしまいました。明日は1日を通じてマシンのフィーリング向上に努めます」

Moto2 リザルト

順位 No. ライダー マシン タイム/差
1 21 ファビオ・ディ・ジャンアントニオ SPEED UP 1'52.748
2 72 マルコ・ベツェッキ KALEX +0.045
3 22 サム・ロース KALEX +0.106
4 57 エドガー・ポンス KALEX +0.269
5 10 ルカ・マリーニ KALEX +0.300
6 33 エネア・バスティアニーニ KALEX +0.392
7 42 マルコス・ラミレス KALEX +0.505
8 87 レミー・ガードナー KALEX +0.506
9 88 ホルヘ・マルティン KALEX +0.577
10 16 ジョー・ロバーツ KALEX +0.586
11 9 ホルヘ・ナバロ SPEED UP +0.596
12 23 マルセル・シュローター KALEX +0.695
13 40 ヘクター・ガルゾ KALEX +0.769
14 96 ジェイク・ディクソン KALEX +0.790
15 45 長島哲太 KALEX +1.027
16 64 ボウ・ベンドスナイダー NTS +1.053
17 62 ステファノ・マンシィ MVアグスタ +1.056
18 12 トーマス・ルティ KALEX +1.157
19 35 ソムキアット・チャントラ KALEX +1.183
20 37 アウグスト・フェルナンデス KALEX +1.193
21 97 チャビ・ビエルゲ KALEX +1.251
22 11 ニッコロ・ブレガ KALEX +1.419
23 7 ロレンソ・バルダッサーリ KALEX +1.438
24 24 シモーネ・コルシ MVアグスタ +1.564
25 55 ハフィス・シャーリン SPEED UP +1.730
26 19 ロレンソ・ダラ・ポルタ KALEX +1.771
27 18 シャビ・カルデルス SPEED UP +2.704
28 27 アンディ・ファリド・イズディハール KALEX +2.794
29 74 ピオトル・ビエシキルスキー NTS +3.274
30 99 カスマ・ダニエル・カスマユディン KALEX +3.496

フォトギャラリー

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