Round09カタルニアカタルニアGP

Moto2

2020年9月26日(土)

バルセロナ・カタルニア・サーキット
天候:晴れ
気温:22℃
コースコンディション:ドライ

第9戦 カタルニアGP

ルカ・マリーニがポールポジションを獲得

Moto2クラスは今大会も大接戦となりました。フリー走行ではトップから1秒差に19台がひしめき合う厳しい戦いとなり、予選では総合首位のルカ・マリーニ(SKY Racing Team VR46)が2戦連続でポールポジションを獲得しました。金曜日、土曜日と気温も路面温度も思ったように上がらない厳しい条件となりましたが、マリーニはサーキットベストタイムを塗り替える1分43秒355をマーク。決勝では今季3勝目を目指します。

ホームGPを迎えたホルヘ・ナバロ(HDR Heidrun Speed Up)が、今季ベストタイとなる2番グリッドを獲得しました。今年は第2戦スペインGPでフロントロー2番手から決勝に挑みましたが転倒リタイア。今大会は完走を目標に今季初表彰台に挑みます。

今季安定した速さを発揮するサム・ロース(EG 0,0 Marc VDS)が3番手タイムをマークしました。前戦エミリア=ロマーニャGPでは今季2回目の表彰台を獲得。今大会は今季初優勝を目指します。

ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(HDR Heidrun Speed Up)が今季ベストグリッドとなる4番手。前戦エミリア=ロマーニャGPでベストリザルトの6位でフィニッシュの ジェイク・ディクソン(Petronas Sprinta Racing)がベストグリッドとなる5番手、総合3位で過去3戦連続で表彰台に立っているマルコ・ベツェッキ(SKY Racing Team VR46)が6番手と続きました。

以下、ジョー・ロバーツ(Tennor American Racing)が7番手、チームメートのマルコス・ラミレス(Tennor American Racing)がベストグリッドとなる8番手、ホームGPで今季初表彰台獲得に挑むチャビ・ビエルゲ(Petronas Sprinta Racing)が9番手でした。

IDEMITSU Honda Team Asiaのソムキアット・チャントラは26番手、チームメートのアンディ・ファリド・イズディハール(IDEMITSU Honda Team Asia)は29番手からともに追い上げのレースに挑みます。

 

コメント

ホルヘ・マルティン (Moto2 ポールポジション)
「ポールポジションを獲得できてとてもうれしいです。ミサノはカタルニアとは全く違う特徴を持つサーキットで、ここと違ってグリップもかなりありました。そのためこのサーキットでは速く走れるとは思っていませんでした。昨日は力強いレースウイークのスタートを切れたし、リアタイヤもうまくコントロールできました。マシンのフィーリングはとてもいいです。明日はとても長く、難しいレースになります。カギはリアタイヤの消耗をいかにコントロールするかにかかっています。強いライダーがたくさんいます。サム(ロース)はとても接近しています。このようなコンディションではSpeed Upのマシンがいつも強いです」

ホルヘ・ナバロ(Moto2 2番手)
「パルクフェルメに戻ってくることができてとてもうれしいです。とてもいい気分です。今週末はかなり苦戦しました。いいフィーリングをつかむことができませんでした。そしてFP3の2コーナーで転倒してしまいました。少し方向性を失ってしまったので、マシンを大きく変えることにしました。そのおかげで一歩前進することができました。Q1ですでにいいフィーリングがあり、Q2でさらに前進できました。レースペースは悪くありません。もう少しマシンを調整したら、いいレースができると思います」

サム・ロース(Moto2 3番手)
「予選の目標は常にフロントロー獲得なので、今回はとてもうれしいです。Q2のフィーリングは完ぺきではありませんでしたが、トップ3でフィニッシュできました。いいポールポジション争いができました。小さな問題があっても、速さがあることが分かりました。レースペースはポジティブです。すべてのセッションでかなり速さがあり、自信を持って表彰台争いができます。今シーズン初の優勝も可能だと思います」

ソムキアット・チャントラ(Moto2 26番手)ソムキアット・チャントラ
「今朝は路面温度が低く、デリケートなコンディションでした。昨日からの課題だったタイヤのスピニングも依然として解消せず、厳しい走りを強いられました。Q1の後半は、路面温度も上がり、プッシュできるようになり、Q2に進んだライダーたちのタイムに近づくことができました。しかし、Q2に進むには、もっとコンスタントに走れるようにならなければなりません。明日はグリッド後方からのスタートとなりますが、安定した走りでグループにとどまり、レースを戦いたいです」

アンディ・ファリド・イズディハール(MotoGP 29番手)アンディ・ファリド・イズディハール
「FP3は難しい路面コンディションでしたが、1分45秒前半で走ることができました。ベストタイムは1分49秒台後半で楽観的な気持ちでいました。しかし、路面状況がよくなった予選セッションは、どういうわけかFP3のタイムに近づくことができませんでした。明日はどんな走りができるのかはわかりませんが、スタートが通常より1時間遅いので、もし気温が上がれば、いいレースができるだろうと思っています」

Moto2 リザルト

順位 No. ライダー マシン タイム
110ルカ・マリーニKALEX1'43.355
29ホルヘ・ナバロSPEED UP1'43.536
322サム・ロースKALEX1'43.637
421ファビオ・ディ・ジャンアントニオSPEED UP1'43.652
596ジェイク・ディクソンKALEX1'43.704
672マルコ・ベツェッキKALEX1'43.714
716ジョー・ロバーツKALEX1'43.741
842マルコス・ラミレスKALEX1'43.863
997チャビ・ビエルゲKALEX1'43.871
1087レミー・ガードナーKALEX1'43.874
1133エネア・バスティアニーニKALEX1'43.908
1212トーマス・ルティKALEX1'43.916
1337アウグスト・フェルナンデスKALEX1'43.956
1488ホルヘ・マルティンKALEX1'44.046
1523マルセル・シュローターKALEX1'44.243
1611ニッコロ・ブレガKALEX1'44.349
1757エドガー・ポンスKALEX1'44.410
1845長島哲太KALEX1'44.434
1944アーロン・カネットSPEED UP1'44.113
2062ステファノ・マンシィMVアグスタ1'44.207
2124シモーネ・コルシMVアグスタ1'44.364
2240ヘクター・ガルゾKALEX1'44.426
2319ロレンソ・ダラ・ポルタKALEX1'44.455
247ロレンソ・バルダッサーリKALEX1'44.494
2555ハフィス・シャーリン SPEED UP1'44.643
2635ソムキアット・チャントラKALEX1'44.659
2799カスマ・ダニエル・カスマユディンKALEX1'45.038
2864ボウ・ベンドスナイダーNTS1'45.114
2927アンディ・ファリド・イズディハールKALEX1'45.323
3074ピオトル・ビエシキルスキーNTS1'45.679

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