Round06スティリアスティリアGP

Moto2

2020年8月21日(金)

レッドブル・リンク
天候:晴れ
気温:31℃
コースコンディション:ドライ

トップはサム・ロース
レミー・ガードナー、ホルヘ・マルティンが続く

Moto2クラスは、ヨーロッパラウンドに入って好調なサム・ロース(EG 0,0 Marc VDS)が、1分28秒733でトップタイム。以下、1秒差に24台という厳しい戦いとなりました。ロースは、第2戦スペインGP、第3戦アンダルシアGP、第4戦チェコGPとフロントローを獲得。先週のオーストリアGPは6番手でしたが、今大会は再びフロントローと今季初のポールポジション獲得を目指します。

2番手にはレミー・ガードナー(Onexox TKKR SAG Team)、3番手には、前戦オーストリアGPで初優勝達成のホルヘ・マルティン(Red Bull KTM Ajo)で、ロースからマルティンまでの3人のタイム差は、わずか、0.060秒でした。

4番手にニッコロ・ブレガ(Federal Oil Gresini Moto2)で今季ベストポジション。5番手には総合首位のルカ・マリーニ(SKY Racing Team VR46)。マリーニは、5戦を終えて優勝1回を含む3回の表彰台に立つ安定した走りを見せています。

ワンミスが大きくポジションを入れ替える戦いとなっていますが、6番手にアウグスト・フェルナンデス(EG 0,0 Marc VDS)、7番手にマルコ・ベツェッキ(SKY Racing Team VR46)、8番手にはアーロン・カネット(Openbank Aspar Team)、9番手には総合2位のエネア・バスティアニーニ(Italtrans Racing Team)で転倒リタイアに終わったオーストリアGPの雪辱に闘志を燃やします。10番手にマルセル・シュローター(Liqui Moly Intact GP)と続きました。

先週のオーストリアGPで今季初ポイント獲得の13位になったソムキアット・チャントラ(IDEMITSU Honda Team Asia)にとっては、復調をアピールする1日となりました。FP1は15番手でしたが、気温31℃、路面温度が52℃まで上昇したFP2では4番手タイムをマーク。総合では15番手タイムでしたが、FP3ではダイレクトでのQ2進出を目指します。

そのチャントラに続き、チームメートのアンディ・ファリド・イズディハール(IDEMITSU Honda Team Asia)が16番手と今季ベストポジションを獲得しました。FP1で14番手と好走を見せたイズディハールは、厳しいコンディションとなったFP2でも20番手。チャントラとともに土曜日のFP3では、ダイレクトでのQ2進出が期待されます。

前戦オーストリアGPで転倒リタイアに終わり、総合5位にポジションを落とした長島哲太(Red Bull KTM Ajo)はロングランに集中し20番手でした。

コメント

サム・ロース(Moto2 1番手)
「今日は全体的にいい日でした。FP1のラップタイムは先週末から更新することができました。これは自分にとっては追い風になりました。FP2は明日に向けていくつかトライしましたが、いい方向性を与えてくれました。チームはとてもいい仕事をしてくれました。いくつか新しいパーツを試しましたが、今後に向けて興味深いものでした。ウインターテストは肩のケガで出られなかったので、これらのパーツをトライできてよかったです。今夜データを検証し、明日の予定を決めたいと思いますが、目標は、日曜日に力強い戦いをするためにフロントローを獲得することです」

ホルヘ・マルティン(Moto2 3番手)
「今日はとても実りが多い日でした。このサーキットだけではなく、ほかのサーキットでも使えるセットアップをいくつかテストし、前進することができました。ポジティブなスタートになりました。ユーズドタイヤでも快適でした。明日に向けて準備はできています。いいグリッドポジションを獲得したいです。明日が楽しみです」

ニッコロ・ブレガ(Moto2 4番手)
「いいスタートを切ることができました。特に午前中のFP1はうまくいきました。とても快適でした。Q2進出は決まったようなものですが、明日はレースペースを改善できるように取り組みます。そして予選に向けて準備を整えます。どのような天気になるか様子を見たいと思います。天候次第では驚くような展開になるかもしれません」

ソムキアット・チャントラ(Moto2 15番手)
ソムキアット・チャントラ「FP1では、いくつかのポイントでコース攻略がうまくいかず、加えて自分のミス、そしてセットアップの問題が重なり、簡単ではありませんでした。しかし、FP2では、路面温度が高くなったにもかかわらず、セットアップの変更がうまく機能し、ラップタイムを更新することができました。Q2進出まであと一歩です。明日はきっとうまく行くと確信しています」

アンディ・ファリド・イズディハール(Moto2 16番手)
アンディ・ファリド・イズディハール「とてもうれしいです。初めてチャンピオンシップの一員であると感じる1日になりました。FP1では大きく前進できました。FP2ではさらに前進したかったのですが、路面温度が高く思うような結果にはなりませんでした。しかし、今日は僕にとってとてもポジティブな1日でした。すべてがいい方向に向かっています。僕たちが行ったセットアップの変更は、すべてうまく機能しました。今日は総合16番手でした。FP3ではQ2に直接進出できるように挑戦します」

Moto2 リザルト

順位 No. ライダー マシン タイム/差
122サム・ロースKALEX1'28.733
287レミー・ガードナーKALEX+0.016
388ホルヘ・マルティンKALEX+0.060
411ニッコロ・ブレガKALEX+0.081
510ルカ・マリーニKALEX+0.117
637アウグスト・フェルナンデスKALEX+0.118
772マルコ・ベツェッキKALEX+0.137
844アーロン・カネットSPEED UP+0.187
933エネア・バスティアニーニKALEX+0.318
1023マルセル・シュローターKALEX+0.476
1142マルコス・ラミレスKALEX+0.561
129ホルヘ・ナバロSPEED UP+0.569
1312トーマス・ルティKALEX+0.577
1440ヘクター・ガルゾKALEX+0.605
1535ソムキアット・チャントラKALEX+0.617
1627アンディ・ファリド・イズディハールKALEX+0.619
1716ジョー・ロバーツKALEX+0.641
1877ドミニク・エガーターNTS+0.795
1957エドガー・ポンスKALEX+0.825
2045長島哲太KALEX+0.831
2162ステファノ・マンシィMVアグスタ+0.894
227ロレンソ・バルダッサーリKALEX+0.898
2319ロレンソ・ダラ・ポルタKALEX+0.940
2497チャビ・ビエルゲKALEX+0.986
2521ファビオ・ディ・ジャンアントニオSPEED UP+1.014
2696ジェイク・ディクソンKALEX+1.088
2764ボウ・ベンドスナイダーNTS+1.223
2899カスマ・ダニエル・カスマユディンKALEX+1.341
2924シモーネ・コルシMVアグスタ+1.908
305アレハンドロ・メディナSPEED UP+2.021

フォトギャラリー

モータースポーツ >  ロードレース世界選手権 >  2020 第6戦 スティリアGP Moto2 フリー走行

ニュース