第8戦オランダGPは、目まぐるしく天候が変わる“ダッチウェザー”となり、完走が13台という大荒れのレースになりました。その厳しい戦いの中で、タイヤの選択とマシンのセットアップに成功したジャック・ミラー(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)が、すばらしい走りを披露して初優勝を達成しました。
ジャック・ミラー
ジャック・ミラー
今大会は、Moto3クラスはドライコンディションで決勝レースが行われましたが、Moto2クラスはレース終盤に雨が降って赤旗中断となり、レースが成立しました。その後、本格的な雨になり、MotoGPクラスはウエットコンディションで行われましたが、レース中盤に激しい雨になり、赤旗中断。そして、残り12周で再開されたレース2で、ミラーがオープニングラップでの4番手から周回を重ねるごとにポジションを上げ、4周目にトップを走るマルク・マルケス(Repsol Honda Team)をかわすと、ジリジリとリードを広げ、MotoGPクラスへの参戦2年目にして初優勝を果たしました。
ジャック・ミラー
マルク・マルケス(左)、ジャック・ミラー(中央)
予選4番手から決勝に挑んだマルケスは、再開されたレース2では、5番グリッドから好スタートを切ると、バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)、アンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)に続く3番手につけました。2周目には前を走るドヴィツィオーゾが転倒、3周目にはロッシが転倒する大荒れの展開に。これでマルケスはトップに浮上しますが、8番グリッドから追ってきたミラーに抜かれて2番手へ。そのままミラーをマークしますが、総合首位のマルケスは、チャンピオンシップを優先。トップに立つミラーと3番手を走る後方のライバルとの距離を確認しながら、しっかり2位でフィニッシュしました。
マルク・マルケス
マルク・マルケス
これで、今大会10位に終わった総合2位のホルヘ・ロレンソ(ヤマハ)に24点差、総合3位でノーポイントに終わったロッシに42点差をつけました。
以下、ティト・ラバト(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)が転倒するも再スタートを切って11位でフィニッシュ。赤旗中断になった第1レースで6番手まで追い上げたダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)は、6番グリッドから好スタートを切りますが、オープニングラップに転倒を喫し、再スタートを切って12位という結果でした。
第1レースで7番手につけていたカル・クラッチロー(LCR Honda)はオープニングラップに転倒し、リタイアとなりました。
ティト・ラバト
ダニ・ペドロサ
Moto2クラスは、予選6番手からトップグループに加わり、10周目でトップに浮上した中上貴晶(IDEMITSU Honda Team Asia)が、後続をジリジリ引き離す好走で、キャリア初優勝を果たしました。第6戦イタリアGPで今季初のフロントロー獲得となる2番手。第7戦カタルニアGPでは今季初表彰台となる3位に入り、上り調子で今大会を迎えていました。そんな中上は、FP1でトップタイムをマーク。セッション中に雨が降る不安定なコンディションとなった予選では6番手でしたが、レースではフリー走行のすばらしい走りを再現。終盤に雨が降ったことで、24周のレースは21周で赤旗中断となりましたが、ライバルを圧倒するすばらしい走りを披露しました。
中上貴晶
中上貴晶
中上貴晶
2位はディフェンディングチャンピオンのヨハン・ザルコ(Ajo Motorsport)で、序盤は7番手までポジションを落としますが、後半にすばらしい追い上げを披露し、2位でフィニッシュしました。3位は予選4番手から中盤にトップに立ったフランコ・モルビデリ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)で、今季初めて表彰台を獲得しました。
以下、サム・ロース(Federal Oil Gresini Moto2)、ロレンソ・バルダッサーリ(Foward Team)、アレックス・リンス(Paginas Amarillas HP 40)、シモーネ・コルシ(Speed Up Racing)、アレックス・マルケス(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)、ドミニク・エガーター(CarXpert Interwetten)、ジョナス・フォルガー(Dynavolt Intact GP)と続きました。
今大会を終えて、今大会2位のザルコが、今大会6位のリンスと同ポイントで並び、総合首位に浮上。5点差でロースが総合3位という結果でした。初優勝を達成した中上は、総合7位から5位へとランクを上げました。
ヨハン・ザルコ
フランコ・モルビデリ
ドライコンディションで行われたMoto3クラスは、中盤以降、トップ集団が13台という激しい優勝争いが展開し、ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(Gresini Racing Moto3)が2位でフィニッシュしました。優勝したフランセスコ・バグナイア(マヒンドラ)と0.039秒差。トップから11位までが1.153秒差という激戦でした。
ファビオ・ディ・ジャンアントニオ
ファビオ・ディ・ジャンアントニオ
その中で、ニッコロ・アントネッリ(Ongetta-Rivacold)が5位、ジュール・ダニーロ(Ongetta-Rivacold)が6位、ケガのために今大会を欠場した、総合2位のホルヘ・ナバロ(Estrella Galicia 0,0)に代わって出場したロレンツォ・ダッラ・ポルタが10位でチェッカーを受けました。
ニッコロ・アントネッリ(#23)
今季最も激しい戦いとなった今大会。トップグループに加わったアーロン・カネット(Estrella Galicia 0,0)、ポールポジションスタートのエネア・バスティアニーニ(Gresini Racing Moto3)、カイルール・イダム・パウィ(Honda Team Asia)が、転倒リタイアに終わりました。
8戦を終えて、今回欠場のナバロが総合2位を、5位入賞のアントネッリは総合6位をキープ。ノーポイントに終わったバスティアニーニは総合7位から8位へとランクを一つ下げました。
中上貴晶(Moto2 優勝)
「今週は、フリー走行、予選と、とても気持ちよく走れていました。不安定な天候とコンディションになった予選は6番手でしたが、ドライになればいいレースができると思っていました。その通りの走りができたし、序盤の混戦の中でも、落ち着いて走れました。レース中盤に(フランコ)モルビデリを抜いてトップに立ってからは、自分のリズムで走れたし、雨が降り始めた終盤も、後ろとの間隔を確認しながら落ち着いて走れました。今年は第6戦イタリアGPから調子がよく、前戦カタルニアGPでは3位表彰台を獲得しました。アッセンは特別得意なサーキットではないのですが、初日から調子がよく、優勝できると思っていました。サポートしてくれているすべての人に感謝したいです」
ヨハン・ザルコ(Moto2 2位)
「2位になれたし、チャンピオンシップでも同ポイントで首位に立つことができ、とてもいい週末になりました。今日は集団での戦いになり、とても難しいレースでした。トップに立てるペースだったのですが、何度もミスをしてポジションを落としました。貴晶がレースをリードしていましたが、2番手に上がってからは、彼を捕まえることができると思いました。しかし、雨が降り始めて、路面がとても滑りやすい状況だったので、赤旗中断はとてもいい判断だったと思います。今日の貴晶はとても速く、ウイナーとなるのにふさわしかったです。今週はマシンの状態がよく、チームには本当に感謝しています」
フランコ・モルビデリ(Moto2 3位)
「このチームで初めて表彰台を獲得できたし、とてもいい一日でした。シーズンの初めから表彰台に立てるポテンシャルがありました。それをやっと実現できたので、サポートしてくれたすべての人にささげたいです。レース終盤で雨が降り始めたとき、表彰台を意識して少しペースを落としました。そのため後続との差が縮まりました。レース序盤でトップに立てたこともあり、とても楽しく走れました。次のドイツGPがとても楽しみです。ザクセンリンクは好きなサーキットですし、いつもいい走りができているので」
ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(Moto3 2位)
「スタートして2周か3周目にトップグループに加わることができました。その後、ほかのライダーと接触して遅れてしまい、それを取り戻すのに全力を尽くしました。そのときに、自分のペースがいいことを知り、今日は表彰台に立てるんじゃないかと思いました。最終ラップは激しい戦いとなり、いいポジションを取るのが大変でした。今日は難しいレースでした。表彰台を獲得できてうれしいです」
ニッコロ・アントネッリ(Moto3 5位)
「今日は13番グリッドから5位でフィニッシュできました。アッセンでは表彰台に立ちたいと思っていたので、とても残念です。最終ラップのコース終盤まで2番手を走っていました。しかし、前をブロックされてしまい、表彰台を逃しました。今週は、とてもいい走りができ、次戦に向けて大きな自信になりました。次のザクセンリンクでは、今大会の雪辱に挑みます」
ロレンツォ・ダッラ・ポルタ(Moto3 10位)
「チームのすばらしい仕事のおかげで、グランプリで2度目のトップ10フィニッシュを果たせました。今日はフロントのフィーリングがよくなく、序盤に苦労しましたが、次第にいい感じで走れるようになりました。金曜日、土曜日とがんばってきたおかげです。最終ラップは、激しい抜き合いになりました。それで最後にいくつかポジションを落としてしまいました。しかし、トップ10フィニッシュができてとてもうれしいです」
順位 | No. | ライダー | マシン | タイム/差 |
---|---|---|---|---|
1 | 43 | ジャック・ミラー | 22'17.447 | |
2 | 93 | マルク・マルケス | +1.991 | |
3 | 45 | S.レディング | ドゥカティ | +5.906 |
4 | 44 | P.エスパルガロ | ヤマハ | +9.812 |
5 | 29 | A.イアンノーネ | ドゥカティ | +17.835 |
6 | 8 | H.バルベラ | ドゥカティ | +18.692 |
7 | 50 | E.ラバティ | ドゥカティ | +22.605 |
8 | 6 | S.ブラドル | アプリリア | +23.603 |
9 | 25 | M.ビニャーレス | スズキ | +26.148 |
10 | 99 | J.ロレンソ | ヤマハ | +27.604 |
11 | 53 | ティト・ラバト | +1'21.830 | |
12 | 26 | ダニ・ペドロサ | +1'54.369 | |
13 | 38 | B.スミス | ヤマハ | +3Laps |
RT | 19 | A.バウティスタ | アプリリア | +1Lap |
RT | 51 | M.ピロ | ドゥカティ | +7Laps |
RT | 46 | V.ロッシ | ヤマハ | +10Laps |
RT | 41 | A.エスパルガロ | スズキ | +10Laps |
RT | 4 | A.ドヴィツィオーゾ | ドゥカティ | +11Laps |
RT | 9 | D.ペトルッチ | ドゥカティ | +11Laps |
RT | 35 | カル・クラッチロー | - | |
RT | 68 | Y.ヘルナンデス | ドゥカティ | - |
順位 | No. | ライダー | マシン | タイム/差 |
---|---|---|---|---|
1 | 30 | 中上貴晶 | KALEX | 34'33.948 |
2 | 5 | ヨハン・ザルコ | KALEX | +2.435 |
3 | 21 | フランコ・モルビデリ | KALEX | +5.670 |
4 | 22 | サム・ロース | KALEX | +7.069 |
5 | 7 | ロレンソ・バルダッサーリ | KALEX | +7.883 |
6 | 40 | アレックス・リンス | KALEX | +9.215 |
7 | 24 | シモーネ・コルシ | SPEED UP | +9.482 |
8 | 73 | アレックス・マルケス | KALEX | +15.004 |
9 | 77 | ドミニク・エガーター | KALEX | +15.227 |
10 | 94 | ジョナス・フォルガー | KALEX | +15.404 |
11 | 19 | ザビエル・シメオン | SPEED UP | +16.374 |
12 | 11 | サンドロ・コルテセ | KALEX | +16.567 |
13 | 23 | マルセル・シュローター | KALEX | +24.770 |
14 | 52 | ダニー・ケント | KALEX | +25.017 |
15 | 44 | ミゲル・オリベイラ | KALEX | +25.542 |
16 | 60 | フリアン・シモン | SPEED UP | +25.729 |
17 | 97 | チャビ・ビエルゲ | TECH 3 | +34.115 |
18 | 2 | イェスコ・ラフィン | KALEX | +34.180 |
19 | 54 | マティア・パシーニ | KALEX | +34.764 |
20 | 87 | レミー・ガードナー | KALEX | +41.438 |
21 | 32 | アイザック・ビニャーレス | TECH 3 | +42.058 |
22 | 70 | ロビン・マルホウザー | KALEX | +48.683 |
23 | 57 | エドガー・ポンス | KALEX | +56.096 |
RT | 12 | トーマス・ルティ | KALEX | +3Laps |
RT | 10 | ルカ・マリーニ | KALEX | +4Laps |
RT | 55 | ハフィズ・シャーリン | KALEX | +7Laps |
RT | 49 | アクセル・ポンス | KALEX | +17Laps |
順位 | No. | ライダー | マシン | タイム/差 |
---|---|---|---|---|
1 | 21 | F.バグナイア | マヒンドラ | 38'11.535 |
2 | 4 | ファビオ・ディ・ジャンアントニオ | +0.039 | |
3 | 16 | A.ミニョ | KTM | +0.018 |
4 | 5 | R.フェナティ | KTM | +0.084 |
5 | 23 | ニッコロ・アントネッリ | +0.136 | |
6 | 95 | ジュール・ダニーロ | +0.161 | |
7 | 8 | N.ブレガ | KTM | +0.826 |
8 | 36 | J.ミル | KTM | +0.839 |
9 | 64 | B.ベンドスナイダー | KTM | +1.023 |
10 | 48 | ロレンツォ・ダラ・ポルタ | +1.038 | |
11 | 65 | P.エッテル | KTM | +1.153 |
12 | 41 | B.ビンダー | KTM | +12.169 |
13 | 84 | ヤコブ・コーンフェール | +15.641 | |
14 | 6 | M.エレーラ | KTM | +18.518 |
15 | 11 | リビオ・ロイ | +18.549 | |
16 | 17 | J.マクフィー | プジョー | +18.602 |
17 | 40 | D.ビンダー | マヒンドラ | +36.919 |
18 | 43 | S.バルトリーニ | マヒンドラ | +41.562 |
19 | 7 | アダム・ノロディン | +41.647 | |
20 | 77 | L.ペトラルカ | マヒンドラ | +54.639 |
21 | 3 | F.スピラネッリ | マヒンドラ | +55.295 |
22 | 22 | D.ウェッブ | マヒンドラ | +1'04.271 |
RT | 33 | エネア・バスティアニーニ | +4Laps | |
RT | 55 | A.ロカテリ | KTM | +4Laps |
RT | 10 | A.マスボー | プジョー | +10Laps |
RT | 24 | 鈴木竜生 | マヒンドラ | +10Laps |
RT | 58 | J.ゲバラ | KTM | +15Laps |
RT | 44 | アーロン・カネット | +16Laps | |
RT | 19 | G.ロドリゴ | KTM | +21Laps |
RT | 20 | F.クアルタラロ | KTM | +21Laps |
RT | 89 | カイルール・イダム・パウィ | +21Laps | |
RT | 12 | A.アレナス | マヒンドラ | - |
ライダー
順位 | No. | ライダー | マシン | 総合ポイント | |
---|---|---|---|---|---|
- | 1 | 93 | マルク・マルケス | 145 | |
- | 2 | 99 | J.ロレンソ | ヤマハ | 121 |
- | 3 | 46 | V.ロッシ | ヤマハ | 103 |
- | 4 | 26 | ダニ・ペドロサ | 86 | |
- | 5 | 25 | M.ビニャーレス | スズキ | 79 |
- | 6 | 44 | P.エスパルガロ | ヤマハ | 72 |
▲ | 7 | 8 | H.バルベラ | ドゥカティ | 58 |
▲ | 8 | 29 | A.イアンノーネ | ドゥカティ | 52 |
▼ | 9 | 41 | A.エスパルガロ | スズキ | 49 |
▲ | 10 | 50 | E.ラバティ | ドゥカティ | 48 |
▼ | 11 | 4 | A.ドヴィツィオーゾ | ドゥカティ | 43 |
▲ | 12 | 6 | S.ブラドル | アプリリア | 37 |
▲ | 13 | 43 | ジャック・ミラー | 33 | |
▲ | 14 | 45 | S.レディング | ドゥカティ | 32 |
▼ | 15 | 38 | B.スミス | ヤマハ | 32 |
▼ | 16 | 19 | A.バウティスタ | アプリリア | 29 |
▼ | 17 | 9 | D.ペトルッチ | ドゥカティ | 24 |
▼ | 18 | 35 | カル・クラッチロー | 20 | |
▼ | 19 | 51 | M.ピロ | ドゥカティ | 19 |
▼ | 20 | 53 | ティト・ラバト | 18 | |
- | 21 | 76 | L.バズ | ドゥカティ | 8 |
- | 22 | 68 | Y.ヘルナンデス | ドゥカティ | 3 |
コンストラクター
順位 | コンストラクター | 総合ポイント | |
---|---|---|---|
- | 1 | ヤマハ | 178 |
- | 2 | 160 | |
- | 3 | ドゥカティ | 108 |
- | 4 | スズキ | 85 |
- | 5 | アプリリア | 45 |
チーム
順位 | チーム | 総合ポイント | |
---|---|---|---|
▲ | 1 | Repsol Honda Team | 231 |
▼ | 2 | Movistar Yamaha MotoGP | 224 |
- | 3 | Team SUZUKI ECSTAR | 128 |
- | 4 | Monster Yamaha Tech 3 | 104 |
- | 5 | Ducati Team | 95 |
▲ | 6 | OCTO Pramac Yakhnich | 68 |
▼ | 7 | Avintia Racing | 67 |
▼ | 8 | Aprilia Racing Team Gresini | 66 |
▲ | 9 | Estrella Galicia 0,0 Marc VDS | 51 |
▼ | 10 | Aspar Team MotoGP | 51 |
▼ | 11 | LCR Honda | 20 |
ライダー
順位 | No. | ライダー | マシン | 総合ポイント | |
---|---|---|---|---|---|
▲ | 1 | 5 | ヨハン・ザルコ | KALEX | 126 |
▼ | 2 | 40 | アレックス・リンス | KALEX | 126 |
▼ | 3 | 22 | サム・ロース | KALEX | 121 |
- | 4 | 12 | トーマス・ルティ | KALEX | 93 |
▲ | 5 | 30 | 中上貴晶 | KALEX | 78 |
▲ | 6 | 21 | フランコ・モルビデリ | KALEX | 66 |
▼ | 7 | 94 | ジョナス・フォルガー | KALEX | 63 |
▼ | 8 | 55 | ハフィズ・シャーリン | KALEX | 60 |
- | 9 | 24 | シモーネ・コルシ | SPEED UP | 59 |
▼ | 10 | 77 | ドミニク・エガーター | KALEX | 59 |
- | 11 | 39 | ルイス・サロム | KALEX | 37 |
▲ | 12 | 7 | ロレンソ・バルダッサーリ | KALEX | 36 |
▼ | 13 | 49 | アクセル・ポンス | KALEX | 34 |
▲ | 14 | 19 | ザビエル・シメオン | SPEED UP | 28 |
▼ | 15 | 44 | ミゲル・オリベイラ | KALEX | 24 |
- | 16 | 23 | マルセル・シュローター | KALEX | 22 |
▲ | 17 | 52 | ダニー・ケント | KALEX | 14 |
▼ | 18 | 54 | マティア・パシーニ | KALEX | 14 |
▲ | 19 | 11 | サンドロ・コルテセ | KALEX | 14 |
▲ | 20 | 73 | アレックス・マルケス | KALEX | 13 |
▼ | 21 | 60 | フリアン・シモン | SPEED UP | 10 |
▼ | 22 | 10 | ルカ・マリーニ | KALEX | 10 |
- | 23 | 32 | アイザック・ビニャーレス | TECH 3 | 3 |
- | 24 | 14 | ラタパーク・ウィライロー | KALEX | 3 |
- | 25 | 97 | チャビ・ビエルゲ | TECH 3 | 3 |
- | 26 | 2 | イェスコ・ラフィン | KALEX | 2 |
- | 27 | 70 | ロビン・マルホウザー | KALEX | 1 |
- | 28 | 87 | レミー・ガードナー | KALEX | 1 |
- | 29 | 57 | エドガー・ポンス | KALEX | 0 |
- | 30 | 42 | フェデリコ・フリーニ | KALEX | 0 |
- | 31 | 33 | アレッサンドロ・トヌッチ | KALEX | 0 |
- | 32 | 93 | ラムダン・ロスリ | KALEX | 0 |
- | 33 | 88 | リカルド・カルダス | SUTER | 0 |
- | 34 | 8 | エフレン・バスケス | SUTER | 0 |
- | 35 | 69 | ダニー・エスリック | SUTER | 0 |
コンストラクター
順位 | コンストラクター | 総合ポイント | |
---|---|---|---|
- | 1 | KALEX | 200 |
- | 2 | SPEED UP | 72 |
- | 3 | TECH 3 | 6 |
ライダー
順位 | No. | ライダー | マシン | 総合ポイント | |
---|---|---|---|---|---|
- | 1 | 41 | B.ビンダー | KTM | 151 |
- | 2 | 9 | ホルヘ・ナバロ | 103 | |
- | 3 | 5 | R.フェナティ | KTM | 93 |
▲ | 4 | 21 | F.バグナイア | マヒンドラ | 79 |
▼ | 5 | 8 | N.ブレガ | KTM | 75 |
- | 6 | 23 | ニッコロ・アントネッリ | 63 | |
▲ | 7 | 36 | J.ミル | KTM | 50 |
▼ | 8 | 33 | エネア・バスティアニーニ | 49 | |
▲ | 9 | 4 | ファビオ・ディ・ジャンアントニオ | 47 | |
▼ | 10 | 84 | ヤコブ・コーンフェール | 45 | |
▼ | 11 | 20 | F.クアルタラロ | KTM | 39 |
▲ | 12 | 16 | A.ミニョ | KTM | 37 |
▲ | 13 | 95 | ジュール・ダニーロ | 34 | |
▼ | 14 | 44 | アーロン・カネット | 33 | |
- | 15 | 65 | P.エッテル | KTM | 32 |
▼ | 16 | 55 | A.ロカテリ | KTM | 30 |
▼ | 17 | 89 | カイルール・イダム・パウィ | 29 | |
▼ | 18 | 58 | J.ゲバラ | KTM | 25 |
- | 19 | 11 | リビオ・ロイ | 22 | |
- | 20 | 76 | 尾野弘樹 | 20 | |
▲ | 21 | 64 | B.ベンドスナイダー | KTM | 14 |
▼ | 22 | 17 | J.マクフィー | プジョー | 10 |
▼ | 23 | 88 | J.マルティン | マヒンドラ | 10 |
▲ | 24 | 48 | ロレンツォ・ダラ・ポルタ | 7 | |
▼ | 25 | 19 | G.ロドリゴ | KTM | 6 |
▼ | 26 | 7 | アダム・ノロディン | 5 | |
▼ | 27 | 40 | D.ビンダー | マヒンドラ | 4 |
- | 28 | 6 | M.エレーラ | KTM | 4 |
▼ | 29 | 24 | 鈴木竜生 | マヒンドラ | 4 |
- | 30 | 10 | A.マスボー | プジョー | 0 |
▲ | 31 | 43 | S.バルトリーニ | マヒンドラ | 0 |
▼ | 32 | 12 | A.アレナス | マヒンドラ | 0 |
▲ | 33 | 77 | L.ペトラルカ | マヒンドラ | 0 |
▼ | 34 | 98 | K.ハニカ | マヒンドラ | 0 |
▼ | 35 | 37 | D.ピッツォリ | KTM | 0 |
▼ | 36 | 3 | F.スピラネッリ | マヒンドラ | 0 |
▲ | 37 | 22 | D.ウェッブ | マヒンドラ | 0 |
▼ | 38 | 99 | E.ボーラム | KTM | 0 |
コンストラクター
順位 | コンストラクター | 総合ポイント | |
---|---|---|---|
- | 1 | KTM | 172 |
- | 2 | Honda | 164 |
- | 3 | マヒンドラ | 91 |
- | 4 | プジョー | 10 |
ジャック・ミラー(MotoGP 優勝)
「なにをどう言っていいのか分かりません。MotoGPで初めて優勝することができました。それを言葉で説明するのは難しいです。とにかく、信じられない気持ちで一杯です。最初のレースは、とても速く走れました。しかし、雨がひどくなり危険な状態になりました。赤旗の判断は正しかったと思います。再開したレース2も、ところどころとても滑りやすい状況でしたが、とても快適に走れました。そして、何人かのライダーがミスをしているを見て、自分のペースをキープすることに集中しました。とにかく、愚かなミスだけはしないようにがんばりました。そして、マルク・マルケス選手をパスしてからは、優勝のことは考えないようにし、集中して走り続けました。最終ラップを迎え、チェッカーフラッグを目にしたときは、本当にすばらしい気持ちでした。Estrella Galicia 0,0 Marc VDSの自分への信頼と献身的なサポートに対して、どう感謝すればいいのか分かりません。こうしたチャンスを与えてくれたHondaにも感謝しています。今はまだ信じられない気持ちですが、今日は楽しみたいです」
マルク・マルケス(MotoGP 2位)
「今日のようなレースは、多くのポイントを獲得するか、失うかというレースになりますが、今日は大きなアドバンテージを得るためにリスクを冒さず、ミスを最小限に抑えてとにかく完走しようと思いました。チームには、そのことを朝から40回ほど繰り返し言われ、それを正確に実行しました。今日は、バレンティーノ(ロッシ)から大きくポイントを離されないように、トップ5でフィニッシュするのが目標でした。レース序盤は、あまり快適ではありませんでした。しかし、徐々に自信を取り戻せました。再び雨が激しくなって赤旗中断になりましたが、とても危険だったし、いい判断だったと思います。2回目のレースでは、もう少しプッシュしようと考えました。しかし、思った以上に周囲のペースが速く、前を走るバレンティーノと(アンドレア)ドヴィツィオーゾについていくのをやめました。その後、2人とも転倒しました。そして、ジャックが自分の前に出てペースを上げていきました。彼は優勝するつもりなんだということが分かりました。バレンティーノは転倒しているし、(ホルヘ)ロレンソも遅れていたので、ジャックと後ろにいる3番手とのタイムを確認しながら走ることにしました。今日は2位ですが、優勝を手にしたのと同じような気持ちです。最終的にチャンピオンシップで大きなリードを築けました」
ティト・ラバト(MotoGP 11位)
「トリッキーなコンディションで、とても難しいレースでした。そんな中、ポイントを獲得できたのでうれしいです。再開したレースでは、トップ10を走れていたし、ウエットコンディションの中でとても快適でした。そして、後半のセクションでは自分の方が速かったので、前を走る(アルバロ)バウティスタ選手(アプリリア)を抜こうとしました。しかし、11コーナーでマシンを寝かせすぎて転倒してしまいました。自分のミスです。それでも、再スタートを切って完走できました。今日は、いろんな経験を積めてとても満足です。そして、優勝したジャックにおめでとうと言いたいです」
ダニ・ペドロサ(MotoGP 12位)
「とても厳しいレースでした。まるで宝くじのようです。最初のレースは、ソフトタイヤを選択したのですが、その作戦がうまくいって順調でした。路面が乾き始めているときはタイヤをセーブするためにペースを抑え、雨が降り始めてからペースを上げるようにしたのですが、赤旗中断となってしまいました。再スタートでは、新品のリアタイヤで走り出しましたが、思うようにグリップしなくて1周目に転倒してしまいました。それからは難しいレースになりましたが、次戦に向けていい状態を見つけるためにも、最後まで走りました」
カル・クラッチロー(MotoGP リタイア)
「今日のレースは最悪でした。すべてが、たらればになってしまいますが、中断になるまではとてもいい感じでした。スタートして序盤はグリップせずに苦労しましたが、路面が乾くにつれて、だれよりも速いペースで走れるようになっていきました。今日は勝てるだろうと思いました。しかし、再び雨が降り始めて、最悪の状況になりました。再スタートではリアにソフトを選択しました。グリップはとてもよかったのですが、フロントが冷えていたせいで転倒してしまいました。昨日の予選もウエットでしたが、コンディションはまるで違っていました。もし完走していれば、表彰台に立てたと思います」