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2010 ニュース

2010年10月30日(土)

青山博一選手、「スポーツ功労者」として顕彰される

2009年ロードレース世界選手権(WGP)の250ccクラスに参戦し、見事、シリーズチャンピオンに輝いた日本人ライダー青山博一選手(千葉県 29歳)は、文部科学省より「スポーツ功労者」として顕彰されることが決まった。

「スポーツ功労者」とは、世界規模のスポーツ競技において優れた成績を収めるなど、日本におけるスポーツ振興に関して特に功績顕著な者を顕彰する制度である。青山選手は、2009年シーズンに4度の優勝を遂げただけでなく、ライディングスキルの高さと粘り強い走りで激しいバトルを展開し、ライバルを圧倒してチャンピオンを獲得したことが認められた。

青山選手は、2004年にHondaのライダー育成制度「Honda Racingスカラーシップ」の第1期生に選出されてWGPにステップアップした際、アルベルト・プーチ氏(現:レプソル・ホンダ・チーム ペドロサチーム監督)率いるTeam Telefonica Movistar Honda 250から250ccクラスに参戦。プーチ氏の指導のもと、レースに取り組む姿勢や体力・精神面での強化を図った。今回は、青山選手のコーチを務めたプーチ氏も同時に顕彰された。

二輪モータースポーツのライダーが顕彰されるのは、加藤大治郎氏(2001年度 ロードレース)、藤波貴久選手(2004年度 トライアル)に続き3人目となる。

青山博一選手
「チャンピオンを獲得してから、もう1年近く経っていますが、今回このようなスポーツ功労者として顕彰いただきとても光栄です。二輪界からは、過去に加藤大治郎選手と藤波貴久選手しかもらっていない賞で、Hondaをはじめとる多くの方々の協力があってのことなので、改めてお世話になってきたみなさまに感謝したいと思います。これからも世界最高峰クラスのレースの世界で活躍できるようがんばっていきたいと思います」