初めてでも、よく分かるトライアル日本GP

もてぎ、おすすめの観戦ポイントは?

スタートの緊張感あふれる第1セクション

「まずは、『中央エントランスゾーン』に行っていただいて、緊張感の中で選手が出てくる第1セクション。それぞれの選手の調子も見られますし、肩ならし程度に走る選手もいれば、最初から緊張している選手もいますので、もしかしたら、ここで早くも番狂わせが起きるかもしれません。そのあたりを楽しみに見ていただいたらよいのではと思います。ここがもてぎでも一番見やすいスタジアム形式に作られています。また、昨年の第15セクションが、今年の第1セクションになっていますので、昨年も観戦した方は間違えないようにしてください」

藤波貴久選手
小川友幸選手
トニー・ボウ選手

ツインリンクもてぎの中央部に設けられた人工セクションは、もっとも気軽に観戦できるポイント。どんなライダーがどんなマシンで走るのかを、チェックする事も容易。また、ショー的要素も考えたセクション設定なので、派手な走りも楽しめそうだ

今年から新設された第2、第3セクション

「第1セクションの次に行ったらよいのは、第1セクションのすぐ裏手、道を挟んだ反対側の森の中にある第2、第3セクションです。ここは、今年から新設されたセクションですが、難易度としてはかなりキツイと思います。新たに作ったセクションなので、まだ土がしまってないところに岩が設定されているので、トップ選手でもタイヤのグリップ感をなかなかつかみにくいと思います。いきなりここから勝負どころになるのではないか、というのがコーディネイター側の予想です」

トニー・ボウ選手

日本の里山をアレンジした新セクションは、きっとこの写真のような感じのロケーションになるのではないだろうか。写真は09年のハローウッズ内のセクションを走るトニー・ボウ選手