トライアル世界選手権に参戦する唯一の日本人ライダー「フジガス」こと藤波貴久選手(レプソル・モンテッサ・ホンダ)が、5月29日(土)に、東京・青山のHondaウエルカムプラザ青山に登場した。藤波選手は、来る6月5日(土)、6日(日)に栃木県・ツインリンクもてぎで開催される「2010 SPEA FIMトライアル世界選手権シリーズ第3戦日本グランプリ」への参戦のため、5月23日に帰国。この日は、母国グランプリ開催を控え、ファンの方々との交流を図った。

この日のイベント『フジガス トライアル オン ステージ』は13時30分からのスタートを予定していたが、当日は朝9時よりファンの方が整理券を求めて行列を作るなど、久々のファン交流イベントに期待の高まりを見せた。司会の呼びかけでトライアル車RTL260Fに乗って藤波選手が登場。「トークステージ」では、所属するチームの話や今シーズンの戦い、そして来る日本グランプリへの想いなどを語った。

「デモンストレーションステージ」では、Honda青山ビル前にトライアル特設会場を設置。途中、霧雨が降ったもののトライアングルやスロープなどのセクションを、世界のトップライダーとして迫力あるライディングテクニックでクリア。会場を取り巻く観衆から感嘆の声が上がった。

最後に行われた「ファンステージ」では、藤波選手との写真撮影をはじめ、サイン・握手会などファンとのコミュニケーションを図る充実したイベントが催された。また藤波選手は、ファンの方からの熱い声援をもらい、来る日本グランプリでの善戦を誓った。

この『フジガス トライアル オン ステージ』には熱心なファンが詰め掛け、約180名が会場に訪れた。