round 5

August 18 2012, QUALIFYING 2012 AUTOBACS SUPER GT Round 5 41st International SUZUKA GT SUMMER SPECIAL 第5戦 鈴鹿サーキット
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SCHEDULE

  • レース情報
  • 予選
  • 決勝

#17 KEIHIN HSV-010(金石年弘/塚越広大組)が6番グリッドから真夏の1000kmレースに挑む
GT300クラスの#16 MUGEN CR-Z GT(武藤英紀/中嶋大祐組)はデビュー2戦目で初のポールポジションを獲得

2012年8月18日(土)・予選  会場:三重県・鈴鹿サーキット(5.807km)  天候:晴れ  気温:32℃(14:00時点)
路面温度:46℃(14:00時点)  コースコンディション:ドライ  観客:2万5000人

8月18日(土)、三重県鈴鹿市の鈴鹿サーキットにおいて、2012 オートバックス SUPER GT第5戦「第41回インターナショナル ポッカ1000km」が開幕し、公式予選が行われました。

  • KEIHIN HSV-010KEIHIN HSV-010
  • 塚越広大選手塚越広大選手
  • ウイダー HSV-010ウイダー HSV-010
  • ARTA HSV-010ARTA HSV-010
  • EPSON HSV-010EPSON HSV-010
  • RAYBRIG HSV-010RAYBRIG HSV-010
  • MUGEN CR-Z GTMUGEN CR-Z GT
  • 中嶋大祐選手(左)、武藤英紀選手(右)中嶋大祐選手(左)、武藤英紀選手(右)

2008年まで「鈴鹿1000kmレース」の名称で親しまれていた本大会は、09年と10年は700kmレース、11年は500kmレースとして開催されましたが、今年は1000kmレースとして実施。伝統のレースが復活したことで、予選日にもかかわらず、数多くのファンがグランドスタンドに詰めかけました。

今日の空模様は晴れ、もしくは薄曇りで、日差しがあまり強くないこともあって、比較的過ごしやすい一日となりました。

ドライバー部門のタイトル争いでは、合計38ポイント獲得の伊沢拓也/山本尚貴組(#100 RAYBRIG HSV-010)がトップと6点差の3位につけているほか、小暮卓史/カルロ・ヴァン・ダム組(#18 ウイダー HSV-010)は合計30ポイントを獲得して5位につけています。シリーズ後半のタイトル争いを有利に進める上でも、ここで上位フィニッシュすることが、2台にとってはとりわけ重要といえます。

午前9時20分に始まった公式練習では、1分53秒206を記録した#18 ウイダー HSV-010の4番手がHonda勢のトップ。#17 KEIHIN HSV-010(金石年弘/塚越広大組)は10番手、#32 EPSON HSV-010(道上龍/中山友貴組)は13番手、#100 RAYBRIG HSV-010は14番手、#8 ARTA HSV-010(ラルフ・ファーマン/小林崇志組)は15番手で2時間にわたるセッションを終えました。

今回の予選はノックアウト方式で行われました。予選1回目では上位11台が予選2回目に進出し、予選2回目では上位7台が予選3回目に進出します。この予選3回目で記録した予選タイムに従って、決勝レースのスターティンググリッドを決めます。また、惜しくも次のセッションに進出できなかったチームは、その段階での順位が、決勝レースでのスターティンググリッドとなります。

予選1回目は午後2時15分に始まりましたが、開始11分を過ぎたところでライバルチームの1台がコースアウト。このため、赤旗が提示されてセッションが中断となりました。このとき、タイムアタックを開始していた#8 ARTA HSV-010、#32 EPSON HSV-010、#100 RAYBRIG HSV-010の3台は、およそ15分後に再開されたセッション後半で本来の実力を出しきることができず、それぞれ12番手、13番手、14番手となりました。一方、塚越選手がアタッカーを務めた#17 KEIHIN HSV-010は9番手となって予選1回目を突破。小暮選手が乗る#18 ウイダー HSV-010も11番手で予選2回目への進出を決めました。

予選2回目は午後2時55分の開始。ここで金石選手がステアリングを握った#17 KEIHIN HSV-010は6番手となって予選3回目への進出を決めました。しかし、ヴァン・ダム選手が乗る#18 ウイダー HSV-010は10番手となり、この段階で明日のスターティンググリッドが確定しました。

午後3時30分に始まった予選3回目では、#17 KEIHIN HSV-010に乗る塚越選手が1分52秒381をマーク。予選6番手につけました。

この結果、#17 KEIHIN HSV-010は6番グリッド、#18 ウイダー HSV-010は10番グリッド、#8 ARTA HSV-010は12番グリッド、#32 EPSON HSV-010は13番グリッド、#100 RAYBRIG HSV-010は14番グリッドから明日の1000kmレースに挑むことが決まりました。

一方、GT300クラスでは、Hondaの技術支援を受けて開発したレーシングハイブリッドを搭載する#16 MUGEN CR-Z GT(武藤英紀/中嶋大祐組)が今大会でデビュー2戦目に臨み、予選1回目を2番手、予選2回目を4番手で通過。そして予選3回目を担当した武藤選手は従来のコースレコードを打ち破る2分02秒130を記録し、デビュー2戦目で予選2番手を獲得しました。しかし、トップタイムをマークしたライバルチームが予選後の再車検で失格に処されたため、#16 MUGEN CR-Z GTは、明日の決勝レースでポールポジションからスタートすることが決まりました。

決勝レースは、19日(日)の午後0時30分にスタートが切られ、173周で競われます。

コメント

松本雅彦|Honda GTプロジェクトリーダー「率直に言って、期待通りの結果とはいえませんでした。特に、予選1回目では赤旗が提示されたことでリズムが乱れてしまいました。あのとき、あともう1周走れていれば、もう少し違った結果になっていたと思います。ただし、決勝は1000kmとレース距離が長いので、まだ落胆はしていません。明日の決勝ではレース戦略が勝負のカギを握ることでしょう。私たちは、レース序盤の流れを見ながら柔軟に戦略を組み立てるつもりです。明日も今日と同じような曇り空で、あまり暑くならないと期待されていますので、どうか鈴鹿サーキットに足を運び、5台のHSV-010 GTに熱いご声援をお送りくださいますようお願いします」

金石年弘(6番手 #17 KEIHIN HSV-010)「走り出しからマシンの調子は悪くなかったですし、予選3回目までしっかり残れる走りができました。 明日の決勝に向けて、もう少しマシンを煮詰めていく必要がありますが、明日は1000kmの長丁場ですので、焦らずじっくりと攻め、いけるところまでいきたいと思います」

塚越広大(6番手 #17 KEIHIN HSV-010)「自分たちの中ではできる限りがんばれた予選だったと思います。明日の決勝を見据えると、今日は決して悪いペースではないですし、長いレースには自分たちは強いので、ミスやアクシデントがないように最後まで集中し、巻き返しを図りたいと思います」

予選

GT500

順位 No. マシン ドライバー タイム
1 1 S Road REITO MOLA GT-R 柳田真孝/R.クインタレッリ 1:51.554
2 39 DENSO KOBELCO SC430 脇阪寿一/石浦宏明 1:51.875
3 6ENEOS SUSTINA SC430 伊藤大輔/大嶋和也 1:51.951
4 23 MOTUL AUTECH GT-R 本山哲/M.クルム 1:51.975
5 12 カルソニックIMPUL GT-R 松田次生/J.P.デ・オリベイラ 1:52.337
6 17 KEIHIN HSV-010 金石年弘/塚越広大 1:52.381
 
10 18 ウイダー HSV-010 小暮卓史/カルロ・ヴァン・ダム 1:54.243
12 8 ARTA HSV-010 ラルフ・ファーマン/小林崇志 1:54.648
13 32 EPSON HSV-010 道上龍/中山友貴 1:54.711
14 100 RAYBRIG HSV-010 伊沢拓也/山本尚貴 1:54.764

GT300

順位 No. マシン ドライバー タイム
1 16 MUGEN CR-Z GT 武藤英紀/中嶋大祐 2:02.130
2 3 S Road NDDP GT-R 関口雄飛/千代勝正/佐々木大樹 2:02.885
3 0 GSR 初音ミク BMW 谷口信輝/片岡龍也 2:02.987
4 61SUBARU BRZ R&D SPORT 山野哲也/佐々木孝太 2:03.175
5 88マネパ ランボルギーニ GT3 織戸学/青木孝行 /澤圭太 2:03.287
6 87 JLOC ランボルギーニ GT3 山西康司/山内英輝 2:03.549