round 3

June 18 2011, QUALIFYING 2011 AUTOBACS SUPER GT Round 3 SUPER GT INTERNATIONAL SERIES MALAYSIA 第3戦 セパンサーキット
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SCHEDULE

  • レース情報
  • 予選
  • 決勝

#1 ウイダー HSV-010(小暮卓史/ロイック・デュバル組)がポールポジションを獲得
前戦ポールポジションの#17 KEIHIN HSV-010(金石年弘/塚越広大組)は3番手

2011年6月18日(土)・予選 会場:セパン・インターナショナルサーキット(5.542km) 天候:晴れ 
気温:32℃(17:20現在) 路面温度:43℃(17:20現在) コースコンディション:ドライ

6月18日(土)、マレーシアの首都クアラルンプールの郊外にあるセパン・インターナショナルサーキットにおいて2011 オートバックス SUPER GT第3戦「SUPER GT INTERNATIONAL SERIES MALAYSIA」が開幕し、公式予選が行われました。

  • ウイダー HSV-010ウイダー HSV-010
  • ロイック・デュバル選手と小暮卓史選手ロイック・デュバル選手と小暮卓史選手
  • KEIHIN HSV-010KEIHIN HSV-010
  • KEIHIN HSV-010KEIHIN HSV-010
  • RAYBRIG HSV-010RAYBRIG HSV-010
  • RAYBRIG HSV-010RAYBRIG HSV-010
  • ARTA HSV-010ARTA HSV-010
  • ARTA HSV-010ARTA HSV-010
  • EPSON HSV-01EPSON HSV-01
  • ウイダー HSV-010ウイダー HSV-010

昨年のチャンピオンマシンであるHonda HSV-010 GTは、今シーズンを前にラジエターをマシン前部から前輪直後に移設するなどの改良を重ねた結果、以前から定評のあったコーナリング性能にさらに磨きをかけており、チーム部門・ドライバー部門のダブルタイトル防衛を最大の目標として、2011年シーズンのSUPER GTに挑んでいます。

第2戦富士ラウンド、そして第1戦岡山ラウンドでは、随所で期待通りの速さを披露したものの、決勝では予想外の事態に見舞われるなどしたため、今季は第1戦岡山ラウンドで#100 RAYBRIG HSV-010(伊沢拓也/山本尚貴組)が挙げた2位がこれまでの最上位になっています。

幸い、HSV-010 GTは高速コーナーの多いセパン・インターナショナルサーキットを得意としており、今シーズン初優勝に期待がかかっています。

今大会では開幕戦の富士ラウンドに続き、予選1回目でトップ10に入ったマシンが予選2回目へと駒を進める「スーパーラップ方式」を公式予選に採用しています。この方式では、予選1回目を勝ち抜いた10台で1台ずつ順にタイムアタックを行い、ここで記録されたラップタイムをもとに決勝のグリッドを決定します。

毎年、猛暑に見舞われることで知られているマレーシア・ラウンドですが、本日の午前中は薄曇りとなり、比較的過ごしやすいコンディションとなりました。ところが、午後になると強い日差しが差し込み始め、気温、路面温度ともに例年に近いコンディションとなりました。

予選1回目では、#1 ウイダー HSV-010(小暮卓史/ロイック・デュバル組)が1分57秒211を記録して2番手に入ったほか、#17 KEIHIN HSV-010(金石年弘/塚越広大組)が4番手、#8 ARTA HSV-010(武藤英紀/小林崇志組)が6番手、#100 RAYBRIG HSV-010(伊沢拓也/山本尚貴組)が7番手となり、スーパーラップへの出場権を獲得しました。

ただし、#32 EPSON HSV-010(道上龍/中山友貴組)は残念ながら14番手のタイムとなったため、明日の決勝レースは14番グリッドから挑むことが確定しました。

現地時間の午後5時12分から始まったスーパーラップでは、9番目にアタックを行った#1 ウイダー HSV-010の小暮卓史選手が2番手に0.387秒差をつける1分55秒984をマークし、見事にポールポジションを獲得。7番目に出走した#17 KEIHIN HSV-010の塚越選手も予選3位に食い込み、Hondaはグリッドのトップ3に2台を送り込むことに成功しました。さらに、#100 RAYBRIG HSV-010の伊沢選手は6番手、#8 ARTA HSV-010の武藤選手も7番手と健闘し、明日の決勝レースでの上位入賞が期待できる展開となっています。

コメント

瀧敬之介|Honda GTプロジェクトリーダー「クルマの調子は良好で、小暮選手によればセッティングが“ドンピシャ”に決まっているようです。おかげで高速のS字コーナーでは、非常に速いコーナーリングスピードを保ちながら、安定したフォームで駆け抜けることができました。小暮選手もミスなくアタックしてくれたのでポールポジションを獲得できました。速さにはずっとこだわり続けてきたので、この結果は素直にうれしいです。しかも、前戦の岡山ラウンドでポールポジションを獲得した塚越選手もがんばって予選3番手につけてくれました。彼には2番グリッドからスタートするライバルを猛追する役割が期待されます。いずれにしても、HSV-010 GTがポールポジションと3番グリッドからスタートする明日の決勝では、いい結果を期待できると思います。暑さ対策の面では、エンジン冷却、タイヤ、ドライバーを冷やすクールスーツのどれをとっても心配ありません。もっとも、明日もあまり暑くならないようなので、余裕を持って決勝レースを戦えるはずです」

小暮卓史選手(ポールポジション、#1 ウイダー HSV-010)「ポールポジションを獲得できて本当にうれしいです。今シーズンはなかなか思うような結果を残せていなかったので、ポールポジションを取りたいという気持ちが強くなってしまい、プレッシャーを感じていました。ただ、マシンのパフォーマンスがとても高いことはよく分かっていましたので、今回のレースはその性能をしっかり発揮できた結果だと思います。前戦の岡山ラウンドでもマシンの戦闘能力を確認できていたので、今朝の練習走行から自分たちのメニューを確実にこなし、微調整を施す程度でスーパーラップに準備万端で臨むことができました。最高のマシンを用意してくれたチームに感謝したいです。明日の決勝ではポールポジションの上にウエイトハンデも8kgしかないので、優勝しかないと思っています。優勝が果たせるよう、ロイックとともにがんばります」

ロイック・デュバル選手(ポールポジション、#1 ウイダー HSV-010)「今シーズン前半の2戦は結果があまりよくなく、ポイントも思うように獲得できずにいたので、ポールポジション獲得はとてもうれしいです。ただ、今日の公式予選時ではウエイトハンデが無いので、ポールポジションを獲得することは当たり前だとも思っていました。また、今日は新品のタイヤを使わずに予選を走行しましたが、パフォーマンスがとてもよく、バランスもしっかりと取れていました。小暮選手がスーパーラップで使用したタイヤを明日の決勝でどのように使うか、という戦略的な問題もありますが、ライバルのマシンの事を考えず、自分たちが一生懸命いいスタートをして、いいペースを保てば結果はついてくると思います。明日の決勝レースは期待できると考えています」

予選

GT500

順位 No. マシン ドライバー タイム
11ウイダー HSV-010小暮卓史/ロイック・デュバル1:55.984
246S Road MOLA GT-R柳田真孝/R.クインタレッリ1:56.371
317KEIHIN HSV-010金石年弘/塚越広大1:56.710
412カルソニック IMPUL GT-R松田次生/J.P.デ・オリベイラ1:57.067
539DENSO SARD SC430石浦宏明/井口卓人1:57.239
6100RAYBRIG HSV-010伊沢拓也/山本尚貴1:57.491
     
7 8 ARTA HSV-010 武藤英紀/小林崇志 1:57.712
14 32 EPSON HSV-010 道上龍/中山友貴 1:58.809