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全日本スーパーフォーミュラ選手権 第5戦 in 岡山国際サーキット
2016年09月10日(土)

Race1で#41バンドーン選手が初優勝を飾る


  • 天候:
    晴れ

  • コースコンディション:
    ドライ

  • 気温:
    32℃(15時30分時点)

  • 路面温度:
    42℃(15時30分時点)

9月10日(土)、岡山県美作市にある岡山国際サーキットで2016年 全日本スーパーフォーミュラ選手権第5戦 Race1の公式予選と決勝レースが開催されました。
今大会は、4月に発生した熊本地震により被災された大分県のオートポリスの代替戦となり、土曜日と日曜日にそれぞれ予選と決勝レースが行われる2レース制で実施されます。
2レースともにハーフポイント制が採用されているため、各レースで獲得できるポイントは通常の半分となります。

中国地方は朝から好天となり、強い日差しで暑さを感じるコンディションのもと、午前11時にRace1の公式予選が行われました。
予選では、1分14秒157を記録した#41 ストフェル・バンドーン選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が3番手、#40 野尻智紀選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が4番手、#10 塚越広大選手(REAL RACING)が5番手を獲得して決勝レースに臨みました。

午後3時30分開始のRace1決勝は、計30周でピットイン義務が無いスプリントレース方式となっていますが、決勝スタート直前にポールポジションの車両がグリッド位置を誤るトラブルが発生し、28周に周回数が減らされて決勝レースが行われました。

スタートを遅らせる原因を作ったポールポジションの車両がルールにより最後尾スタートとなったため、3番グリッドの#41 バンドーン選手は前に車両がいない状態でレースを開始。絶妙の飛び出しでホールショットを奪い、1コーナーで首位に立ちました。
その後も速いペースで周回を重ねて独走態勢を築くと、最終的に2位に4秒795の大差をつける走りを見せ、全日本スーパーフォーミュラ選手権での初優勝を飾りました。
Honda勢としてシーズン2勝目となったRace1は、先週、McLaren-Hondaの2017年レースドライバーとなることが発表されたばかりのバンドーン選手が速さを見せつける形での勝利となりました。

予選4番グリッドからスタートした#40 野尻選手は4位、#10 塚越選手は5位、9番グリッドから好スタートを切った#64 中嶋大祐選手(NAKAJIMA RACING)は6位でチェッカーフラッグを受けました。

日曜日のRace2は、午前中に予選が行われ、決勝は51周のタイヤ交換義務ありの形式で、午後3時にスタートが切られます。

Driver / Project Leader Comments

ストフェル・バンドーン選手

♯41 ドコモ・チーム・ダンディライアン・レーシング

スーパーフォーミュラで初優勝を飾ることができて本当に素晴らしい気分です。今週は来季McLaren-HondaよりF1に参戦することを発表できたので、その意味でも嬉しい週末となりました。
今日の決勝ではとてもいいスタートを切ることができ、レース中も速いペースで周回を重ねて後続を引き離して優勝できたので、本当に最高の展開でした。
明日は、まず予選で良いグリッドを獲得することを目指します。マシンにはまだポテンシャルが残されているので、1周のアタックで持てるパフォーマンスをすべて引き出せるよう努力します。

野尻智紀選手

♯40 ドコモ・チーム・ダンディライアン・レーシング

今日のレースではスタートが最も重要で、ほとんどすべてがそこで決まると誰もが考えていたと思います。 僕自身もその気持ちで決勝に臨みましたが、グリップ・レベルが低い内側のグリッドからのスタートで、期待したほどの好スタートを切れませんでした。 スタートが決まっていればバンドーン選手と1-2フィニッシュを果たせたと思うので、その意味では残念です。 今日は、ギアボックスに不調を抱えていたことが予選結果に影響しましたが、クルマには優勝できるポテンシャルがあると思います。
明日は予選からトップを狙う気持ちで頑張ります。

塚越広大選手

♯10 リアル・レーシング

予選でせっかく5番手になれたのに、スタートで違反を犯さないようにと気にするあまり、結果的にスタートでポジションを落とす形になりました。 チャンスがありながら、それを成績に結びつけられなかったことはとても悔しいです。決勝中のペースは速かったので、スタートさえ決められれば結果は全く違っていたと思います。
マシンのフィーリングは(今回と同じ岡山国際で開催され2位表彰台を獲得した)第2戦と同じくらい良好なので、明日は自信を持って攻められるクルマに仕上げ、上位入賞を目指して全力を尽くします。

中嶋大祐選手

♯64 ナカジマ・レーシング

スタートでは3台を抜きました。1コーナーまでの距離が短いこのコースで3台を抜けたことは良かったと思います。
その後、後方から越選手が迫ってきましたが、互いの間隔が少し開いたときに油断してしまい、あっという間に抜かされたことは反省点として残っています。
ただ、今年はここまで不運続きだったので、今回ポイントを獲得したことでこの悪い流れが断ち切れると期待しています。
明日は気持ちを切り替えて予選から貪欲に戦っていきます。

佐伯昌浩

Honda スーパーフォーミュラ プロジェクトリーダー

バンドーン選手が好スタートを決めて初優勝を果たしました。
彼は本当にスタートが得意で、これまで失敗したことはほとんどありません。その後も安定したペースで最後まで走りきり、文句のつけどころのないレース展開を見せてくれました。
今日の予選は1秒のタイム差に18台がひしめく激戦になったので、ライバル陣営との差はほとんどないと考えています。そうした中で好成績を残すには、マシン・セッティングに磨きをかけると同時に、ミスを防ぐことが重要になります。
明日も優勝できるよう、Honda陣営として全力を尽くします。

Result

順位No.ドライバーマシンタイム
137中嶋一貴VANTELIN KOWA TOM’S SF141:14.038
22国本雄資P.MU/CERUMO・INGING SF141:14.150
341ストフェル・バンドーンDOCOMO DANDELION M41S SF141:14.157
440野尻智紀DOCOMO DANDELION M40Y SF141:14.325
510塚越広大REAL SF141:14.349
67N.カーティケヤンSUNOCO TEAM LEMANS SF141:14.464
964中嶋大祐GREEN TEC/NAKAJIMA SF141:14.548
1034小暮卓史DRAGO CORSE SF141:14.672
1416山本尚貴TEAM 無限 SF141:14.728
1565ベルトラン・バゲットGREEN TEC/NAKAJIMA SF141:14.771
1811伊沢拓也REAL SF141:15.033

Starting Grid

No.選手/マシングリッド番号
41ストフェル・バンドーン / DOCOMO DANDELION M41S SF143番グリッド
40野尻智紀 / DOCOMO DANDELION M40Y SF144番グリッド
10塚越広大 / REAL SF145番グリッド
64中嶋大祐 / GREEN TEC/NAKAJIMA SF149番グリッド
34小暮卓史 / DRAGO CORSE SF1410番グリッド
16山本尚貴 / TEAM 無限 SF1414番グリッド
65ベルトラン・バゲット / GREEN TEC/NAKAJIMA SF1415番グリッド
11伊沢拓也 / REAL SF1418番グリッド

Result

順位No.ドライバーマシン周回数タイム/差
141ストフェル・バンドーンDOCOMO DANDELION M41S SF142836'28.567
22国本雄資P.MU/CERUMO・INGING SF14284.795
37N.カーティケヤンSUNOCO TEAM LEMANS SF14289.855
440野尻智紀DOCOMO DANDELION M40Y SF142814.781
510塚越広大REAL SF142817.531
664中嶋大祐GREEN TEC/NAKAJIMA SF142818.502
1016山本尚貴TEAM 無限 SF142825.032
1134小暮卓史DRAGO CORSE SF142826.301
1465ベルトラン・バゲットGREEN TEC/NAKAJIMA SF142833.489
1611伊沢拓也REAL SF142841.192
  • 絶好のスタートを決めたバンドーン選手
  • ラップタイムをチェックするバンドーン選手
  • マシンのセットアップが決まったバンドーン選手
  • 喜びを分かち合う村岡監督とバンドーン選手
  • ポディウムで喜びの表情の選手たち
  • スタートに向けてマシンに乗りこむ野尻選手
  • リボルバーコーナーを駆け下りる野尻選手
  • スタッフにエンジン始動の合図を送る塚越選手
  • 5位入賞の塚越選手
  • ライバルの追い上げを振り切る中嶋選手
  • 予選を終えてマシンから降りた中嶋選手
  • 山本選手を先頭に激しく争う各マシン
  • ヘアピンを立ち上がる小暮選手
  • アウト側の縁石を攻めるバゲット選手
  • ヘアピンを立ち上がる伊沢選手

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