round 12

October 1 2011, SUPERPOLE
FIM Superbike World Championship France
第12戦 フランス

レイ、今季初のポールポジション獲得。チャウスは負傷のため欠場する

前戦イタリア、イモラ大会から2週連続の開催となった第12戦フランス大会は、イモラで今季初優勝を飾ったジョナサン・レイ(Castrol Honda World Superbike Team)が今季初ポールポジションを獲得、絶好のグリッドから決勝に挑むことになりました。レイのPP獲得は昨年のオランダ大会以来、2度目。今年はケガのために4大会の決勝を欠場しましたが、復帰戦で4位、復帰2戦目で今季2勝目、そして3戦目の今大会、PPを獲得しました。

  • ジョナサン・レイジョナサン・レイ
  • ジョナサン・レイジョナサン・レイ
  • ジョナサン・レイジョナサン・レイ
  • サム・ロースサム・ロース
  • ジェームス・エリソンジェームス・エリソン
  • ファビアン・フォーレファビアン・フォーレ
  • フローリアン・マリーノフローリアン・マリーノ

初日1回目の予選では、トップから1秒差以内に16台という激戦の中で6番手、2日目の予選では8番手と、レースに向けてのセットアップに集中しました。そしてスーパーポールでは、1回目に7番手、2回目4番手と着実にタイムを上げてSP3に進出。ユージェーヌ・ラバティ(ヤマハ)、カルロス・チェカ(ドゥカティ)、レオン・キャミア(アプリリア)らとのし烈な戦いを制しました。前戦イタリア、イモラ大会から新しい電子制御を投入、CBR1000RRのポテンシャルを引き出すことに成功したレイですが、今大会は2戦連続の優勝へと期待がふくらみます。

チームメートのルーベン・チャウスは、初日のフリー走行で転倒。首を痛めて初日の予選、2日目の走行をキャンセル、今大会を欠場しています。

スーパースポーツは、ブロック・パークス(カワサキ)がPPを獲得。首位から1秒差以内に9台という接戦となり、CBR600RR勢は、サム・ロース(Parkalgar Honda)が4番手、ジェームス・エリソン(Bogdanka PTR Honda)が5番手、ファビアン・フォーレ(Hannspree Ten Kate Honda)が7番手と、3台のCBR600RR勢がトップ10入りしました。

今季9度目のフロントローを獲得したロースは、今季6度目の表彰台と初優勝を狙います。予選5番手と今季ベストグリッドとなるエリソンは、今季2度目の表彰台と初優勝に気合満点。現在、総合2位で逆転チャンピオンの期待が残るフォーレは、2列目から追い上げのレースに挑みます。

2日連続で好天に恵まれたマニクール。決勝日も熱い戦いが繰り広げられそうです。

コメント

ジョナサン・レイ(スーパーバイク ポールポジション) 「ポールポジションを獲得した周回は、力強い走りができました。今大会は2日間を通じて、いいラップを刻めました。しかし、日曜日の決勝に向けて、もう少しペースを上げたかったのですが、2日目午後のフリー走行でセットアップが決まったという感じです。マシンのバランスを少し変えたら、プッシュできるようになりました。だからPP争いができるんじゃないかと思っていました。しかしまさか、PPを取れるとは正直、思ってはいませんでした。スーパーポール1は、まずまずでした。そこでプレッシャーから解放されて、スーパーポール2と3に進めたんです。すべて完ぺきでした。フリープラクティスでセッティングが決まり、レースタイヤでいいラップを刻めたことが大きな自信になりました。チームは今日、すばらしい仕事をしてくれました。みんなに感謝しています」

ルーベン・チャウス(欠場) 「初日のフリー走行の1周目に、転倒してしまいました。高速の左コーナーでコースを外れて、けっこう速いスピードでエアフェンスに当たってしまいました。そのときに首を痛めてしまったんです。そのため、午後の予選は走らずに様子を見ることにしましたが、2日目も走れる状態ではなくて、欠場を決めました。とても残念です」

サム・ロース(スーパースポーツ 4番手) 「フロントローに並べて、とてもうれしいです。そしてなによりも、ロングランでの自分のペースに満足しています。今週は一生懸命がんばりました。トップグループで戦える力があると思っています。チームのおかげでここにいますし、チームのためにいい結果を出せるようにベストを尽くしたいです」

ジェームス・エリソン(スーパースポーツ 5番手) 「5番手という結果に満足しています。予選を前に、1分41秒台後半なら可能だと思っていました。それが1分41秒台の真ん中を出せましたし、それだけでなく、いいラップタイムを連続で出せました。マシンの状態はすごくいいです。旋回性もよくて、気持よく乗れています。だからとてもうれしいです。目標は表彰台に立つことです」

ファビアン・フォーレ(スーパースポーツ 7番手) 「午前から午後にかけて、あまり前進することができませんでした。でも、セットアップに終始苦しんだ初日よりは、かなりよくなりました。今、苦戦している部分で何か解決策を見つけなければ、優勝争いは難しいと感じています。一番の問題はトラクションが足りないことです。そして、切り返しがうまくできないことです。明日の決勝に向けてデータをチェックして、万全の状態で決勝に挑みたいです」

フローリアン・マリーノ(スーパースポーツ 11番手) 「最後までいい状態を見つけられませんでした。ギアリングを2度替えて、問題を解決しようとしましたが、十分ではありませんでしたし、もしかすると間違った方向に進んでいるのかもしれません。ウオームアップで最後のセッティングにトライして、決勝に挑みたいです。先週のファビアンのように、決勝に向けてマシンの状態をよくして、追い上げのレースをしたいですね」

予選リザルト

スーパーバイク

順位 ライダー マシン タイム
1ジョナサン・レイHonda1:37.490
2E.ラバティヤマハ1:37.600
3C.チェカドゥカティ1:37.932
4L.キャミアアプリリア1:38.006
5S.ギュントーリドゥカティ1:38.094
6T.サイクスカワサキ1:38.094

スーパースポーツ

順位 ライダー マシン タイム/差
1B.パークスカワサキ1:41.395
2L.スカッサヤマハ+0.002
3M.ロッコリカワサキ+0.095
4サム・ロースHonda+0.191
5ジェームス・エリソンHonda+0.193
6D.サロンカワサキ+0.219
    
7ファビアン・フォーレHonda+0.521
11フローリアン・マリーノHonda+1.249
12アレクサンダー・ルンドHonda+1.329
13ジノ・レイHonda+1.501
15ミゲル・プライアHonda+1.596
16バラージュ・ネメスHonda+1.672
19パウェル・スコペックHonda+1.959
20イムレ・トースHonda+2.301
21オンドレイ・ジュゼクHonda+2.361
22ロビン・ハームスHonda+2.372
24バスティン・シェゾーHonda+3.173
26パトリック・ボスタレクHonda+3.309
28 マーティン・ジェソップ Honda+5.259
29カタリーン・カツァークHonda+5.645
30 トーマス・カイアーニ Honda+6.927
NQミッチェル・ピロッタHonda+8.321