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コーリン・エドワーズがトップタイム/フィリップアイランドMotoGPテスト1日目

Honda MotoGPフィリップアイランドテスト(オーストラリア)

マレーシアのセパンサーキットからオーストラリアのフィリップアイランドへ舞台を移し、ロードレース世界選手権MotoGPクラス合同テストが再開した。時折海岸からの強風が吹きつけるものの、天候は晴れのいいコンディションでテスト1日目を迎えたHondaチームとライダーは、セパンから引き続きの好調ぶりを見せた。

テスト1日目のトップタイムは、ここフィリップアイランドのコースを得意とするコーリン・エドワーズ(Team Telefonica Movistar Honda MotoGP)。セテ・ジベルノー(Team Telefonica Movistar Honda MotoGP)が僅差で2番手につけ、そのあとにマックス・ビアッジ(Camel Honda)、ニッキー・ヘイデン、アレックス・バロス(ともにRepsol Honda Team)、玉田誠(Camel Honda)が順に続き、1日目のラップタイム上位7台中6台をHondaが独占した。

	●コーリン・エドワーズ　1分31秒06/70ラップ

	「バイクはすばらしいね。日々乗るごとにバイクを知って、そして速く走れるようになっている。乗りこなせているよ。昨年一年間の自分の経験と、ファブリッツォ(チーフクルー)のアドバイス、それから去年のロッシやジベルノーの走りから情報を得て、マシンはすばらしくセットアップされた。タイヤはもっと改善の余地がある感じだけど、このままデータを集めていけばだいじょうぶだよ」

	●セテ・ジベルノー　1分31秒37/80ラップ

	「フィリップアイランドは得意のサーキットじゃないが、今日は80周を走って、ほとんどをフロントとリアのタイヤテストに費やした。バイクとタイヤはとてもいい感じで、サーキットにも慣れてきたよ。テストはあと2日あるが、この調子で、いい形でテストを終わることができると思うよ」

	●マックス・ビアッジ　1分31秒40/75ラップ

	「今日はバイクのセットアップに集中したが、まだいくつか改善の余地があるね。マシンのバランスに焦点を置いて、コーナリングがもう少し速くいくようにしているんだ。まだ完璧ではないので、明日も引き続きテストを行うよ。違うセッティング、16.5インチフロントタイヤ、そしてサスペンションでもいくつか新しいテストを行う予定だ」

●ニッキー・ヘイデン　1分31秒50/100ラップ

「今日はものすごい数のタイヤをテストしたよ。明日はぜひバイクのセットアップに移りたいね、今のセッティングには満足していないんだ。セパンでのテストが2回続いたから、フィリップアイランドに場所が変わって心機一転。新たな気持ちでがんばるよ」

●アレックス・バロス　1分31秒78/80ラップ

「悪くないね。タイムはトップの選手たちに近づいてきたし、バイクにも長く乗っている。まだ好きなセッティングになっていないから、引き続きバイクのセットアップに取り組んでいるよ。主な課題はコーナリング。明日は違うフロントフォークとホイールサイズを試そうと思っている。乗るたびにバイクに慣れて、調子が上がっているよ」

●玉田　誠　1分31秒85/56ラップ

「セパンとまったく違う路面で、今日はまずまずの出来でした。ここは独特のリズムで走る高速サーキット。今日は、午後から理想的な天候にも恵まれ、コンパウンドの種類を絞ってタイヤの開発に集中しました。あと2日間では、バイクのセッティングに取り組みます」

	●G.ベルナルデッレ(玉田のテクニカルディレクター)

	「パーフェクトセッティング、つまり、それぞれのGPが行われるサーキットに適切なマシンセッティングとタイヤで臨む、という目標の達成に向け、充実したテストができています。今回のテストはエンジン、電気系、シャシー、サスペンションに集中しています。04型マシンはレース戦略の幅が広がって、テストがとても楽しいですよ」