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ROUND 01

日本真壁トライアルランド 茨城県 2017.03.12(日)・IAS 決勝

開幕戦 真壁トライアルランド

最後のSSで逆転2位に
表彰台を守った小川友幸の開幕戦

2017年3月12日(日)  会場:真壁トライアルランド
天候:晴れ  気温:13℃  観客:2600人  セクション:岩・泥

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2016年までで4連覇を果たしている全日本チャンピオンの小川友幸(Honda)にとって、2017年は、5連覇を目標に戦うシーズンとなります。これまで全日本選手権を5連覇したのは山本昌也(Honda)と黒山健一(ベータ・ヤマハ)の2人だけ。小川友幸が5連覇を果たせば、史上3人目の5連覇ライダーとして、歴史にその名を刻むことになります。さらに小川友幸の場合は、最年長チャンピオン記録の更新もかかっています。

小川友幸

小川友幸

ここ数年、常に最大のライバルとして戦い続けているのが黒山(ヤマハ)で、昨年のシーズン終盤から、マシンの仕様を変更して参戦しています。黒山は第1セクションから調子がよく、1ラップ目は5点なし、12セクションを8点で回っていきました。これに対して小川友幸は、第1セクションで2点、第3セクションで5点、第5セクションで5点と、調子を上げられないまま、試合が進んでいきます。特に第9セクションでは、マシンを空中に投げ出して自身とマシンともに地面に叩きつけられてしまいました。本人も「あんなクラッシュは久しぶり」と振り返っていました。

このクラッシュで、小川友幸は両脚に痛みを抱えながら、残る試合を戦うことになってしまいました。これを言い訳にする小川友幸ではありませんが、苦戦は間違いありません。

このあと、第10セクションでも5点となった小川友幸は、1ラップ目を24点で終えました。これは黒山の3倍の減点であり、ポジションは小川毅士(ベータ)に次ぐ3番手です。2ラップ目の追い上げに期待することになりました。

2ラップ目、失敗は減りましたが、第3、第9セクションは5点でした。第3セクションは1ラップ目の黒山以外は全員が5点、第9セクションは、黒山がクリーンと1点で抜けた以外は全員が5点となった場所です。2番手争いでは、この2セクションの減点はノーカウントと言っていいですが、トップの黒山は、この2セクションだけで2番手以下に11点の差をつける好調ぶりでした。

12セクション2ラップの戦いを終えて、トップの黒山は17点。2番手は小川毅士で35点。小川友幸は37点で3番手。このあと、2つのスペシャルセクション(SS)が控えていたため、2番手争いはSSでも続きました。なお優勝争いは、黒山が大差をつけてしまっており、事実上この時点で決着と言えました。

小川友幸

小川友幸

SSは、どちらも構成としてはヒルクライム。第1セクションは坂の手前に大岩などが配され、第2セクションは切り開かれたばかりの坂が難関となりました。今シーズンから、SSを走れるのは上位の10人のみ。すなわち、2ラップを終了した時点で、11位以下のライダーの順位が決定します。

SSのトライ順は2ラップ終了時点での順位の逆。小川友幸は最後から3番目のトライとなります。SS第1では、最初にトライした岡村将敏(スコルパ)が2点、次の久岡孝二(ヴェルティゴ)が3点と、比較的走破が可能なセクションと思われましたが、登りきれずに5点となったライダーももちろんいます。5位となる柴田暁(ヴェルティゴ)が5点、野崎も2点を失いました。そうして、上位3名のトライのときを迎えました。

小川友幸、小川毅士、黒山の順でトライします。SS第1では、3人ともがクリーンを叩き出し、ここでは勝負がつかず。2番手争いの決着は、最後のSS第2の結果次第となりました。

SS第2では、野崎が初めて3点で抜けて、走破の可能性を示したあとの小川のトライ。ここで小川は、すばらしい集中力とテクニックを発揮。ふかふかの急斜面でもマシンを確実に進め、見事足つきなしでセクションアウトを果たしました。

その結果、小川毅士が2点の減点であれば、小川友幸と小川毅士は同点。3点以上の減点で、小川友幸の2位が決まります。

小川が見事なコントロールで走破する直前、小川毅士は崩れて滑る路面にたまらず、思わず1回の足つき。その後、もう一度足をつき、緊張の糸が切れたようにさらに一回。これで、最後の最後で逆転劇が成立し、小川友幸の2位表彰台が決まりました。

5連覇を狙う小川友幸にとっては、2位は大きな敗北と言えるかもしれません。しかしシリーズを戦う上では、2位はベストではなくても悪くない結果です。敗北の原因を洗い出し、小川友幸の視線は次の近畿大会に向けて定まっています。

コメント

小川友幸(2位) 「1ラップ目にミスが多かったですが、セクションが厳しめだったので、ばん回できると考えていました。しかしばん回どころか、トップとの差を広げてしまう減点があり、今回は残念な結果となりました。しかし、最後に逆転で2位になれたことで、最低限の結果は得られたと考えています。第9セクションでの負傷がありましたし、マシンについても今回は満足いかない部分が出てしまっていたので、それらを克服して、次の近畿大会では優勝争いをし続けたいです」

リザルト

順位 No. ライダー マシン タイム減点 総減点 クリーン数
1 2 黒山健一 ヤマハ 0 18 16
2 1 小川友幸 Honda 0 37 14
3 4小川毅士ベータ 0 38 15
4 3 野崎史高 シェルコ 0 51 10
5 5 柴田暁ヴェルティゴ 0 69 5
6 8 斎藤晶夫Honda 0 86 2
14 14砂田真彦Honda 0 111 0

ポイントランキング

順位 No. ライダー マシン 総合ポイント
12黒山健一ヤマハ20
21小川友幸Honda17
34小川毅士ベータ15
43野崎史高シェルコ 13
55柴田暁 ヴェルティゴ 11
6 8斎藤晶夫Honda 10
14 14砂田真彦Honda 2

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小川友幸

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小川友幸

小川友幸(左)

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