ST600の予選はスタート直後に雷を伴う雨のために赤旗中断をはさみ、再開されたときには路面が乾きましたが、終盤にかけて再び雨が落ちるという不安定な天候となりました。國峰啄磨(T.Pro Innovation)ば5番手。亀井雄大(Honda鈴鹿レーシングチーム)が6番手で2列目からのスタート。ポイントライキングトップの星野知也(TEAM PLUSONE)は8番手。名越哲平(Mistresa RT HARC-PRO.)はペナルティーを科せられ28番手最後尾からのスタートとなりました。

決勝レースでホールショットを奪ったのは、長尾健吾(ヤマハ)でした。長尾がレースリードすると、それを前田恵助(ヤマハ)が追い、V字で首位を奪います。前田はファステストラップを記録して逃げます。2番手争いは9台。長尾、岡本裕生(ヤマハ)、國峰、星野、和田留佳(カワサキ)らが追いかける展開となりました。

3ラップ目に入ると、トップ前田を追う2番手争いの集団で岡本、長尾、國峰の3台がバトルを繰り広げます。その後方、星野、和田、奥田教介(カワサキ)、田所隼(TEAM PLUSONE)、清水尚樹(カワサキ)の5台が追いかけます。その後、5番手争いがセカンド集団に追いつき、2番手争いが8台と膨れ上がります。

5ラップ目には前田を追う岡本、國峰がベストタイムを記録しバトルを繰り広げます。6ラップ目には星野が4番手浮上し、2番手争いを追いかけます。亀井は12番手争い、名越は13番手争いを繰り広げながら周回を重ねます。9ラップ目、首位の前田、2番手岡本、3番手國峰は単独走行、4番手争いが続き、和田が4番手まで追い上げ、星野は5番手とポジションダウン。9番手争いは4台となり、亀井がポジションを上げようと狙います。名越は13番手から追い上げて9番手争いに追いつきます。

岡本は前田に追いつきトップ争いを繰り広げ、3番手争いは清水、國峰、和田、奥田で繰り広げられます。星野は7番手となります。名越は9番手争いを制して9位にポジションアップ。前田は逃げ、岡本が続き、清水、國峰、和田、奥田の3番手争いは最終ラップまで続きましたが、清水が制し、國峰が僅差の4位。名越は8番手に浮上しチェッカー、亀井も10番手争いを制しました。