ケガのため2009年中盤から欠場が続いていた小方誠(DREAM Honda RT Ogata)が、参戦クラスをIA1からIA2にスイッチし、今季から全日本に復帰。HRF SEKI Racing MotoRoman & KBF-RSの星野優位らとともにCRF250Rを駆ってのタイトル争いに期待が集まりました。

名阪スポーツランドで行われた第2戦のヒート1で星野が2位、小方が3位で表彰台に登ると、ヒート2で星野は再び2位でチェッカーを受けます。

第3戦北海道大会のヒート2で、小方は2戦連続の表彰台となる2位でチェッカーを受けて完全復活をアピールします。

第4戦藤沢スポーツランドから第8戦スポーツランドSUGOまで、星野は5戦連続7回の表彰台に上る安定した走りで、ランキング上位をキープします。

HondaのホームコースとなるHSR九州で開催された第9戦では、小方が第3戦以来今季3回目の表彰台となる2位でチェッカーを受けると、ヒート2ではホールショットを奪ってそのままトップでチェッカー。実に7年ぶりとなる全日本選手権での優勝を飾りました。

前戦に続きHondaのホームコースであり、星野の地元でもある最終戦のオフロードヴィレッジのヒート1、星野が独走でIAクラス初優勝を飾ると、ヒート2では、今度は小方が独走で2勝目。ランキングでは小方が2位、星野が4位となり、充実のシーズンを終えました。

レディースクラスでは、SEKI Racing MotoRoman & KBF-RSの益春菜が開幕戦からの4連勝を含む5勝を挙げ、全く危なげなく4連覇を達成。第7戦中国大会では山本泉(TEAM HAMMER)が全日本選手権初優勝を飾りました。